フィリピンのイロイロにある田舎町、サンタバーバラにてオンライン日本語講師をしながら、Mushin Japanese cafeの経営をしているTakaです。
今回は支店をつくることにした、という話です。
大学の中に店をもつことにしました
ある日フェイスブックを巡回していると、ウエストビサヤ大学内に店をもっている人が、店を売り払い、手放したい、という内容を投稿していました。
ウエストビサヤ大学は私にとってつながりがある大学です。
これまで大学の先生として日本語を教えたり、遺伝とでたこやきを販売したりと、何かとご縁がある大学です。
こんな感じで2019年からかかわりがあります。
最近では学生数が20000人を超えたようです。
大学の敷地内に20000人の学生と講師。
これは絶対にチャンスです。
条件としては、店にあるものをすべて買い取る、という条件で店の権利を渡す、というものでした。
その金額は220,000ペソ、60万円です。
月々に支払う家賃は8200ペソ、22000円です。
とりあえず、結構な人数の問い合わせがあったから他の人たちをけん制する意味合いも込めて、「現金で220,000ペソを渡すことができるから、直接見に行きたい」という話をして、お店を見に行くことに決めました。
店を見に行きました
こんな感じのお店でした。
店は小さいですが、間違いなく使っているものの材質がいいです。
カウンター、椅子、テーブルはマホガニーでしょうし、
こんな立派な調理台や、
冷蔵、冷凍庫などもありました。
かなりいいものを使っているのがうかがえます。
オーナーと話をしているとRhaneさんがちょっと緊張していました。
Rhaneさんが緊張するのは主に3パターンです。
・プレッシャーをかけてくる人
・育ちがいい人
・金持ちの人
今回はどうやら2番と3番に該当するようです。
オーナーと話をしていると英語の能力も高く、サンタバーバラの人たちとはえらい違いです。
どうやら、彼のおばあさんだかおじいさんが、大学の協同組合のメンバーをしており、そのコネクションから店をもつことができたようです。
ですが、家族から大学院を卒業し、将来大学の先生になるようにしつこく言われて、心機一転勉強を再開しなければならない、という内容の話でした。
彼の話し方、持ち物、私に対する言葉遣いなどからお金持ちの家庭で育ったのがよく伝わる人でした。
視察をした結果、店を買い取ることに決めました。
大学ではこれまでに4回販売イベントに参加をしてきましたが、毎年かなりのたこ焼きを販売してきています。
大学にはほかにもたくさんのフードコートがありますが、日本人が経営しているお店はもちろんありません。
あやしい日本食を販売しているお店がありましたが、生徒曰くあまりおいしくないようです。
うまくいくといいのですが。
出費はつづくよ、どこまでも
今回は即決だったのですが、私の出費はとまりません。
これまでの収支を見てみましたが、2022年の秋に新しいお店に引っ越してから、私の収入は84,000ペソ、たったの20万円程度です。
去年の10月くらいからようやく収入が発生したのですがまだまだトータルは赤字。
これまでのトータルは約200,000ペソ、マイナス55万円くらいです。
さらに今回店の買取が220k、前払いの家賃支払いが、16k、改装が20k、などなどで260k、70万円くらいの出費になるはずです。
っていうことで、店をスタートした時点でマイナス合計が125万円くらいになりそうです。
サンタバーバラのMushinも今は収益が出ているので、長い目で見たらほぼ回収は確実なのが救いですが、本当に私が経営するフードビジネスは利益になりませんね。
125万程度でうだうだ言っているようなら、そもそもビジネスに向いていないと思われそうですね。