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大学の先生と生徒から依頼を受けました
弁護士とのやり取りやら、今後のことやらでワタワタしていた私ですが、大学の先生からまた販売をしないかと依頼をいただきました。
話を伺うと、大学の生徒が私を探してくれているとのことでした。
私が突然お店を閉じてしまったことにとても心配してくれているそうです。
中には私にメッセージを送ってくれた大学生の子たちも何人かいました。
私は彼女たちにとっていい日本人だったのかもしれません。
うれしいな。
今回は私が仲良くしているウエストビサヤ大学において、大きなスポーツ大会が行われるそうです。
ウエストビサヤ大学にはいくつものブランチがあり、今回は中央に生徒が集まるらしいのです。
私に依頼をしてくれた大学の先生は私の立場を知っているのですが、気分転換も兼ねて今回私をお誘いしてくれたのでした。
弁護士の件が終わりひと段落だったので、くたくたでしたが参加することにしました。
販売の結果は
販売1日目
今回で2回目の参加となりましたが、学校にも慣れたわたし。
学校の警備員さんも私の顔を覚えてくれていたようでうれしい。
販売ブースに着くと、大学のみんなが私に近寄ってくれて挨拶をしてくれます。
「今日はまたジョラフィルがお手伝いします」
「何か必要なものがありますか?」
みんな本当にやさしい。どこかの語学学校のスタッフとは大違い。
大学の子たちがたこ焼きを売ると聞いていたので、私は初日は前回同様白玉団子を売ることにしました。
ですが…白玉団子はあまり売れません。
結果的には11時から4時までで、25セットのみが売れました。
売れない理由は、おそらくですが
・名前の知名度が低い
・見た目が派手ではない
・ウエスト中央の学生はすでに味を知っている
・中毒性がない(繰り返して食べたい)味
といったところでしょうか。
たこ焼きを売ってみたかったのですが、大学生がすでに売っているので残念…、と思っていた私。
すると、「明日からたこ焼き焼きませんか」とのお誘いが。
大学生が使っていたたこ焼きホットプレートが壊れてしまったようです。
変圧器を使わずに日本のホットプレートをそのまま使っていたのが原因だとひとりの生徒が話してくれました。
そこで私はたこ焼きを二日目からたこ焼きを売ることになりました。
前回一度日曜日にJosieと一緒にたこ焼きを練習していた私。
原材料、味、焼き加減、ともに実践レベル。
チャンスが巡ってきました。
1日目…白玉団子25ペソ…25セット=合計500ペソ
販売2日目
初日の終わりにJosieに連絡をし、彼女も学校の授業の後で参加してくれることになりました。
一コマサボってきてくれたみたいです。
Josieは人見知りを全くしないので、大学の女の子たちにもガンガン話しかけてすぐに話ができる関係を気づいていました。
さすがJosie。
たこ焼きも飛ぶように売れていきます。
一度も休むことなくたこ焼きを焼き続けました。
結果的にはその日のベストセラーになりました。
帰りに渋滞に巻き込まれてしまって帰宅するのに2時間もかかってしまいました。
途中で雨も降ってきたし、Josieの機嫌も悪くなってきたのですが、
彼女の頭にタオルを乗せて、ジプニーではなくトライシクルで移動するころには彼女も少しずつ上機嫌になってきてくれました。
お給料を渡すと、10本程度のお肉の串を購入する彼女。
近所の子供に渡すためですって。彼女らしい。
2日目 たこ焼き35ペソ…120セット=合計4200ペソ
販売3日目
この日はスタッフなしで、ウエストビサヤの女の子のお手伝いの学生と2人でたこ焼きを販売しました。
私がとても疲れてしまったこともあり、4時には撤退。
それでも十分な売り上げとなりました。
3日目 たこ焼き35ペソ…110セット=合計3850ペソ
販売4日目(ラスト)
最後のこの日はスタッフだったFannyが来てくれました。
なんと片道2時間というとんでもなく遠いところから来てくれました。
いつもメッセージを送ってくる彼女。
私に会いたかったといってもらえて私もうれしい。
この日も全力でたこ焼きを販売しました。
飽きるのも早いフィリピン人対策として、キムチ入りたこ焼きを作ったらこれが当たり。
最終日もガシガシ売ることができたのです。
4日目 たこやき35ペソ…90セット3150ペソ、たこやきキムチ40ペソ…30セット1200ペソ
販売結果
①売り上げ
1日目…500ペソ
2日目…4200ペソ
3日目…3850ペソ
4日目…4350ペソ
合計売上 12,900ペソ
②支出
原材料、調味料…約2,500ペソ
お給料…500ペソ×2=1,000ペソ
移動、その他…約300ペソ
支出合計 3,800ペソ
利益…9100ペソ(2万円程度)
相当いい結果です。
大学のフェスということもありましたが、明らかに多くの人がたこ焼きに関心をもっているのが伝わりました。
・人がたこ焼きを作る過程を近くに来て観察する
・ソース、マヨネーズ、青のりのコンビネーション
・3つで35ペソという手の届く価格
・フィリピン人に合うように調整した味
これらの要素がいい結果につながったと思われます。
たこ焼きに関してはイロイロではショッピングモールで販売しているところもありますが、高い。
私の値段の1.5倍から2倍の金額です。
今後に関して
私がサンタバーバラでカフェを経営すると、おそらくですが立地の悪さからお客は頻繁には来るとは思えません。
語学学校の生徒に使ってもらって、たまにお客さんが来てくれて、ちょっと利益がある程度じゃないかなと思います。
生徒を紹介することや、授業を受けないことでお金をいただけるのはありがたいのですが…。
サンタバーバラではいい条件の空き店舗をまだ見つけることができていない状況です。
なのでおそらくは語学学校の一階を借りて、その駐車場スペースでたこ焼き販売を行うことになると思います。
私はマネージャーをしながら、カフェ、路上でたこ焼き販売にかかわろうかと考えています。
いかんせん以前同様、
立地場所の悪いサンタバーバラですが、たこ焼きを路上で販売できることで人が来てくれるといいのですが…。
立地のいい場所を見つけることができたら、そこに移動してたこ焼きを販売したいものです。