フィリピン・イロイロの田舎町、サンタバーバラでビジネスをスタートしはじめたTakaです。
課題が多い状況ですがたくましく生きています。
今回はようやく最初の課題であった「電気を開通させる」をクリアしたというポジティブな内容です。
前回はこちら
電気職人を探す私
イラつくわ。
アパートのオーナーに頼むしかないのかな…?
あのオーナーは私たちからお金儲けることしか考えてないでしょ!
他に知り合いいるの?
けど、オーナーに頼むのは嫌なの!!
周囲のお店の人に聞き込みをする私。
ですがみなさん知らない様子。
自分たちがお店始めるときにはどうしたのでしょうかね。
一人、お店の隣のバイク屋さんが「知ってるよ」との返事。
その人曰く、すぐお迎えにいた「木工作品にニスを塗っているおじさんが電気工事もできる」と教えてくれました。
そのおじさんは英語を話せませんが、私が一生懸命に交渉したところ、なぜか怒ってしまいました。
私はバイク屋の人たちにからかわれて、適当な人材をあてがわれてしまったようです。
私がばかにされてしまったのを見て、なぜか私に怒るJosie。
「なんであんな奴らに聞くのよ!!」なんて言われてしまいました。
私は周囲の住民の人間性や教育レベルの把握ができたとプラスに捉えていましたが、彼女はそうではなかったようです。
とりあえず私の周りで言えることですが、大学に進学をせずフィリピンの田舎でその日暮らしをしている若者は、痛々しいくらいに残念な人が多いことを改めて確認できました。
電気がようやく開通しました
その後、アパートに戻った私。
アパートの隣のバイク屋さんと、バイク屋の主人と話すアパートのセキュリティに事情を説明したところ、たまたまお客で電気工事士さんがいることがわかりました。
さっそくお願いをし、お店に連れていく私。
おじさんに必要なものリストを用意してもらい、電気屋さんに行き備品を購入する私。
ブレーカー、コード、コンセントなどを購入し、1200pesoの出費となりました。
ガシガシ作業を進めるおじさん。
前回の電気屋まがいの若者とは全然違う。
こんな感じでどんどん進めてくれました。
工事も無事に終了!!
めっちゃいい人でした
私が最初に提示した金額よりも低く見積もってくれました。
こういういい人もいるからフィリピンに対してポジティブな気持ちになれます。
お店が(少し)快適になりました
扇風機が回ってくれ、店内スペースに風が吹くように。
フィリピンでは扇風機は安いものだと、ショッピングモールでも600ペソ程度で購入可能です。
私は壁設置の扇風機を以前購入しましたが、ちょっとメーカーがしっかりしたものだったようで一つあたり1200ペソ程度(2500円ほど)でした。
夕方になると電気をつけることができるようにもなりました。
Josieがお給料をゲットしました
名義はJosieのお店なのですが、便宜上ヘルパーの私がお金を管理しています。
5月は11日間のみ稼働したこ焼きをJosieと販売することとなりましたが、売り上げは23,530ペソでした。
確認したところ、私の地域の最低賃金は365ペソでした。
最賃で計算するとお給料は8時間労働なら365×8×11=4015ペソですが、彼女のお給料は5280ペソです。
約1.3倍なので、なかなかの好待遇。
さらに私はJosieに一時間60ペソのお給料のほかに、ランチ・アイス・ジュースなどをご馳走していますから、実際は地域の最低賃金で働く人の1.5倍程度の恩恵を受けているんじゃないかと思います。
私の取り分はありません。
家賃・光熱費・原材料費・設備投資などなど、どうしても出ていくお金も最初は多いものです。
食事ができれば今はそれでいい。
とりあえずはそれでも彼女にお金を渡すことができてよかった。
外国人と付き合うフィリピン人女性は、簡単に彼氏や旦那からお金を貰えることが多いのが現実です。
ですが私たちは例外。
Josieは私の彼女でも嫁でもありませんが、彼女自身に働く場所・機会を提供し、安定した成果を得られそうな環境を作れたのは私にとって大きな成果です。
ちなみに、お金を渡す前にJosieと話をしました。
なんか文句言いたいの?
暑い中本当によく頑張ったね。
ありがとうね。
今日も「おはよう」って言っても無視したでしょ?
Josieには意味がないことがわかってるから。
だからいつも俺自身はJosieにとっての見本でいようと思って、Josieやお客と接してるんだ。
こんな俺とJosieと従業員だけの小さな社会ではJosieが学ぶことは決して多くないと思ってる。
そこで勉強だけじゃなくて人間関係も学ぶの。
前に行きたいって話してたでしょ?
別に俺のこと好きにならなくてもいいし、嫌いでもいいから、しっかりお金だけは受け取っておくんだよ。
「Takaっていう外国人は変な奴だったけど貯金できたしビジネスの基礎を学べた」ってことは残るよね。
昨日の夜からずーっと、どうやって俺の英語力でわかるように説明するか考えてたんだよ。
Josieにどう伝えるかを考えていたからね。
けど今回は伝わったみたいでよかったよ。
また頑張っていこうね。
彼女は思春期みたいなものなのでしょうかね。
とりあえず私は自分が稼ぎつつ、彼女も稼いでもらえるならそれが一番だと思ってます。
今の田舎の小さなコミュニティに満足せずに、もっともっと学んで将来的には柔軟な考え方ができるようになってもらえるらなおさらうれしい。
別に私の伴侶になる必要もないですし。
とりあえず翌日に彼女から「おはよう」といってもらえて嬉しかったです。
私の伝えたいことは届いたのかなーっ?
コメント
最低賃金って確か日額ですよ。
マニラ首都圏でも日額500ぐらいが最低賃金です。
それを時給換算なんて 逆にJosieさんの金銭感覚狂わせませんか?
金額を聞いてもピンと来ていないのはただ、世間知らずなだけだと思われます。
後々、周りとの賃金の差に気がついてくると金銭感覚がズレると思います。
こんにちは。メッセージありがとうございます。
唯一の日本人として田舎で孤軍奮闘していることもあり、日本語のメッセージもらえること自体に感謝です。
マニラは人件費高いと聞いていましたが、500ペソもあるんですね…。
次回の記事に役場で見つけた資料を添付しますが、私が住んでいる場所は田舎ということもあり最賃は日額365ペソなんです。
実はそれでもまだマシな方で、たまに行く食事屋さんには1日200ペソ・食事付きで従業員募集してたりします。
「それが普通」というものの、あまりにひどいと思い、私自身が収入を得ることを第一に、
自分にとって大切な人限定で、できる範囲で経済的な自立支援をしたいと思ったのがビジネスを始めたきっかけです。
お給料の金額は彼女もそこそこいいとわかっているようで、「たかられたくないから誰にも話さない」
と私に伝えてくれました。
ちょっと安心しましたが、今後はどうなることやらです。
ごめんなさい 、ちゃんと日額計算されておりました。
申し訳ございません。
韓国人オーナーから無茶振り祭りされているときから更新を楽しみに見ております。
ゆっくり無理せず進んでいくあたりとても楽しみに視ております。
無理せずご自愛くださいませ