MUSHIN JAPANESE CAFE 2020 その3 ようやく電気が開通しました

2020 MUSHIN

電気が開通!ようやくお店らしくなってきました

フィリピン・イロイロ州の田舎町、サンタバーバラでビジネスを始めたTakaです。

課題だらけの毎日ですが、一つずつ問題を解決しながら前に進んでいます。

今回は、お店を始める上で最初の大きな課題だった**「電気を開通させる」**ことが、ようやく完了したお話です。

前回はこちら

MUSHIN JAPANESE CAFE 2020 その2 フィリピンでビジネスを始めた私が抱える課題を紹介します
フィリピンでたこ焼き店を始めて感じた、最初の課題フィリピン・イロイロ州サンタバーバラで、たこ焼き店を始めたTakaです。毎日午後7時頃には帰宅しているものの、営業後は疲れ切ってしまい、ブログやYouTubeの編集まで手が回らない日が続いてい...

電気工事士を探し回る

以前お願いした電気工事士(正確には電気工事士を名乗っていた若者)には、本当に苦労させられました。

Taka
Josieには悪いけど、あの人にはもう頼みたくないな。
今回は私もTakaに賛成。あの人にはイライラしたわ。
Josie
Josie

新しい電気工事士を探そうと思ったものの、まったく心当たりがありません。

私はアパートのオーナーに紹介してもらおうと提案しました。

Taka
オーナーに頼むしかないかな?
絶対ダメ!あの人は私たちからお金を取ることしか考えてない!
Josie
Josie
Taka
じゃあ他に知り合いは?
……いない。でも頼みたくないの!!
Josie
Josie

面倒ではありましたが、彼女の意見を尊重することにしました。

そこで近所のお店を一軒ずつ回り、電気工事士を知らないか聞いて回ります。

ところが、誰も知らないと言います。

「みんな自分のお店を作る時はどうしたんだろう……。」

そんなことを考えていると、お店の隣のバイク屋さんだけが「知ってるよ」と教えてくれました。

 

向かいで木工品にニスを塗っているおじさんが電気工事もできるというのです。

私は一生懸命英語でお願いしたのですが、そのおじさんは突然怒り出してしまいました。

英語が通じなかったのか、それとも最初から冗談半分だったのか。

どうやら私は、からかわれてしまったようです。

 

その様子を見たJosieは、なぜか私に怒ります。

「なんであんな人たちに聞くのよ!」

私は「周囲の人たちがどんな人なのか分かっただけでも収穫かな」と前向きに考えていましたが、彼女はそう思えなかったようです。

今振り返ると、地域全体というよりも、当時私の周囲にいた人たちには、いい加減な対応をする人が少なくありませんでした。

もちろん、その後フィリピンでたくさんの誠実な人たちとも出会っています。

ようやく本物の電気工事士と出会う

その後アパートへ戻ると、隣のバイク屋さんと話をしていたセキュリティスタッフが、

「今ちょうど電気工事士のお客さんが来てるよ」

と教えてくれました。

なんというタイミング。

すぐにお願いして、お店まで来てもらいます。

Taka
工事費は400ペソくらいでお願いできますか?
現場見てから決めるベー
モブ男
モブ男
また高額請求されるパターンじゃないよね……?
Taka
Taka

必要な部材を書き出してもらい、電気屋さんでブレーカーやコード、コンセントなどを購入。

材料代は約1,200ペソでした。

そして作業開始。

手際がまったく違います。

前回とは比べものにならないスピードで、どんどん工事が進んでいきました。

「ああ、この人は本物だ。」

そう思える仕事ぶりでした。

そして工事は無事終了。

Taka
お代はいくらですか?
600ペソでいいよ。
モブ男
モブ男

最初に私が提示した金額よりも安い金額でした。

こういう誠実な人と出会えると、「やっぱりフィリピンっていい国だな」と思えるのです。

電気工事にかかった費用

  • 最初の作業代:300ペソ
  • 今回の工事代:600ペソ
  • 材料費:1,200ペソ

合計2,100ペソ(約4,500円)

想定していた範囲内で収まりました。

お店が少しずつ快適に

電気が通ったことで、ようやく扇風機が使えるようになりました。

店内に風が流れるだけで、体感温度はかなり違います。

夕方以降も照明をつけて営業できるようになり、ようやく「お店らしい環境」が整ってきました。

Josieに初めてのお給料

名義上はJosieのお店ですが、お金の管理は私が担当しています。

5月は11日間だけ営業し、売上は23,530ペソでした。

当時の地域の最低賃金は365ペソ。

8時間勤務で計算すると約4,000ペソになります。

一方、Josieには5,280ペソを支払いました。

最低賃金の約1.3倍です。

さらに毎日ランチや飲み物、おやつなども私が負担していたので、実質的には地域の最低賃金以上の待遇だったと思います。

もちろん、私はまだ利益を受け取っていません。

家賃、光熱費、設備投資、材料費……。

開業当初は、とにかくお金が出ていく時期です。

それでも彼女にきちんと給料を渡せたことは、私にとって大きな意味がありました。

Josieに伝えたかったこと

給料を渡す前、私は少し真面目な話をしました。

Taka
暑い中、本当によく頑張ったね。ありがとう。

そのあと私は、自分の気持ちを正直に伝えました。

彼女の態度や言葉に不安を感じること。

だからこそ怒るのではなく、自分自身が手本になろうとしていること。

そして、この小さなお店だけでは学べることに限界があること。

私は以前から、Josieには大学へ行ってほしいと思っていました。

勉強だけではなく、さまざまな人と出会い、価値観を広げてほしかったからです。

Taka
この店で利益が出たら、そのお金で大学へ行ってほしいと思ってる。
どうせ口だけでしょ?
Josie
Josie
Taka
そう思ってもいい。でも、この給料は現実だよ。嫌いでもいいから、ちゃんと受け取って。

私は続けました。

「もし将来この店が失敗したとしても、『変な外国人だったけど、お金を貯められたし、商売を学べた』と思ってもらえれば、それだけで十分だから。」

その日は珍しく、最後まで黙って話を聞いてくれました。

翌朝。

彼女の方から「おはよう」と声をかけてくれました。

あの時の私の思いは、少しだけ伝わったのかもしれません。

もっと広い世界で学び、いろいろな価値観に触れてほしい。

当時の私は、そんなことを願っていました。

コメント

  1. たー より:

    最低賃金って確か日額ですよ。
    マニラ首都圏でも日額500ぐらいが最低賃金です。
    それを時給換算なんて 逆にJosieさんの金銭感覚狂わせませんか?
    金額を聞いてもピンと来ていないのはただ、世間知らずなだけだと思われます。
    後々、周りとの賃金の差に気がついてくると金銭感覚がズレると思います。

    • taka より:

      こんにちは。メッセージありがとうございます。
      唯一の日本人として田舎で孤軍奮闘していることもあり、日本語のメッセージもらえること自体に感謝です。

      マニラは人件費高いと聞いていましたが、500ペソもあるんですね…。
      次回の記事に役場で見つけた資料を添付しますが、私が住んでいる場所は田舎ということもあり最賃は日額365ペソなんです。
      実はそれでもまだマシな方で、たまに行く食事屋さんには1日200ペソ・食事付きで従業員募集してたりします。

      「それが普通」というものの、あまりにひどいと思い、私自身が収入を得ることを第一に、
      自分にとって大切な人限定で、できる範囲で経済的な自立支援をしたいと思ったのがビジネスを始めたきっかけです。

      お給料の金額は彼女もそこそこいいとわかっているようで、「たかられたくないから誰にも話さない」
      と私に伝えてくれました。
      ちょっと安心しましたが、今後はどうなることやらです。

  2. たー より:

    ごめんなさい 、ちゃんと日額計算されておりました。
    申し訳ございません。

  3. たー より:

    韓国人オーナーから無茶振り祭りされているときから更新を楽しみに見ております。
    ゆっくり無理せず進んでいくあたりとても楽しみに視ております。
    無理せずご自愛くださいませ

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