フィリピンのイロイロにてMushin Japanese cafeという日本カフェと日本語講師をしながら生活をしているTakaです。
今回はオンライン上でフラッシュカードを作ってみたという話です。
授業料は過去最高に
波があるものの、私の最新授業料は1時間あたり30ドルになりました。
プラットフォームに還元しないとはいけないとはいえ、私の実質的な取り分は25ドルちょっとです。
日本円換算すると時給3000円超です。
私にとってはとんでもなく大きなお金です。
以前も話をしましたが、昔から私の授業を受けている生徒には、なんだかんだ言って授業料金のアップ交渉をおこないつつあります。
当初10ドルだった生徒は20ドル、11ドルなら21ドル、というように10ドルアップの要求を行いました。
結果的には5人去り、3人が残りましたが、私としてはモチベーションが上がったのでよしとします。
現在私の授業を受けている人たちの中での最低ラインの授業料は14ドルです。
今年が終わるまでに全員最低20ドルにして、わたしの授業料平均が23ドルくらいをキープできるようなら万々歳です。
できることなら週の稼働時間を35時間未満にして生活できると体を悲鳴を上げずにすみます。
フラッシュカードをすべての単語で作成したい私
生徒の頭の良さは当然ながら均一ではありません。
どうしても学習の定着が難しい生徒も数名います。
現在の私が抱えている生徒のなかでウクライナ系アメリカ人の15歳の少年がいるのですが、どうにもこうにも単語を覚えることができません。
しかも、授業中はカメラをオンにしないでずっと音声のみ。
彼の話題は地下シェルターだったり、世界の終末だったり、はっきりいって私にとっては苦手です。
その彼は週に1度レッスンをしていましたが、1年かけてひらがなを80%くらい習得しました。
現在はカタカナを半年くらい行っています。
本来はこんなことはあり得ません。
大抵はひと月でひらがな、次のひと月でカタカナが終了するような流れです。
彼の記憶力のなさは、間違いなくこれまでかかわってきた数百人の中でワースト一位です。
私が授業料をアップしたときに去ると思っていたのですが、なんと申し出を受け入れて、しかもレッスンを週に2回にしてきました。
55分の授業のうち、30分をフラッシュカードに1年以上費やしているのに、そこに投資を続ける気持ちが私にはよくわからないのですが、彼にはそれがいいのでしょう。
「学校やクラスにはゴミしかいない」と話していたこともあり、友だちがいないのかもしれませんが。
そんな彼と学習を続けて、一番記憶に残ってくれたのがフラッシュカード。
他の生徒にも有効だったので、彼から学んだものを他の生徒に活用したということです。
そこで今回は私が使っているテキストブックのすべての単語を、オンライン上でフラッシュカードにすることにしました。
こんな感じでフラッシュカードにしました。
しかも各チャプターごとに
名詞
動詞
形容詞
などカテゴリーを分けて学習できるようにしたのです。
さっそくRhaneさんに渡してみましたが効果はまずまず。
なにより私と学習していない時間、Mushinいてお客がいない時間も自習ができます。
これはすばらしい。
記憶力が弱い彼とは今後もフラッシュカードを使っていくことでしょう。
1年でも2年でもお金をいただいている以上、私は彼が勉強したい方法でつきあいます。