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面接を行い始めました。
面接もすればするほどなれるものです。
今回は相手の人物像に関してはひとまず置いておき、その人物がどのような能力で私のカフェに貢献できるのかを聞いています。
面接者たちが困り果てる状況になっています
さっそく面接をしました。
男性です。彼は以前の募集でも申し込みをしていますが以前は機会がなくて面接までたどり着けませんでした。
今回はトップバッターです。
さっそくホワイドボードでガシガシ行きます。
①Beverage
②Food
③Snack
④Decoration
⑤Advertisement
⑥Others
「どの領域で、どうやって力を発揮することができるの?」
「今お客が来ないんだけど、どんな方法で新規顧客を獲得して、その人たちを継続的に通ってもらえる仕組みは君は作れるの?」
「料理を作ること、運ぶ、片付ける、掃除する…そんなことはできて当然として話を進めている。それができた上で、どうやって新規顧客を獲得するのかを聞いています。」
「ここのカフェの生徒利用率は20%、先生は15%、どうやってこの数字を引き上げる?
歩いて3分で巨大なショッピングモールがあるがどうやってここにとどまらせる?
学校を出て10秒でフィリピン料理を提供するしょぼい店がいくつも連なっている。この状況でどうやって先生に俺の店でお金を消費させる?」
「君が料理ができるなら私はあなたに任せる、あなたが飲み物を作るプロなら私はあなたから学ぶ気持ちでやる。君には何ができる?」
こんな感じで私がどれだけ困っていて、これまでどんなことをやってきて、それでもだめだから経験者を雇いたいということを本気で話してきました。
みんなが頭を抱えます。
答えを出せません。
「フェイスブックに投稿すれば…」
なんていう答えには、
「とっくにフェイスブックに投稿しているんだけれども、私たちの投稿スタイルをどう直せばいいの?」
「頻度を増やすの?」「内容を増やすの?」
こんな感じでガシガシぶつかっていきます。
まるで一休さんのとんち比べの状況です。
彼が頭を抱えていると、お客がたまたま入ってくれたので、
「いいか。俺が今から直接顧客の声を聴く、という方法を実践する。見ておいてくれ。」
なんて伝えて顧客にシュークリームをプレゼントしたうえでこのカフェを選んだ理由や欲しいもの、足りないものなどをインタビュー。
その後
「俺はこんな風にできるだけのことを死ぬ物狂いでやっているんだけど、君は何ができるんだだ?」
「今すぐに答えがだせないだろうから、来週末までに連絡をくれ。君のアイデアを最低でも4つは用意してくれ。」
「私は同じ質問を全面接者に行い、最も実践的で価値があるアイデアを持っている人材を雇う。」
「君はコスプレ好きなんだろう?この前のコスプレイベントには1000人を超える人が集まったのを私は知っている。どうやってその中の3パーセントを私のカフェの顧客にする?彼らが来た時にどんな決定的な利益を彼らに私たちは与えることができるんだ?」
なんて話をして終了。
さて、何人生き残るでしょうか。
「私は飲み物の作り方を知っている。ここのカフェの飲み物はおいしくない。私がレシピを教えたら客は必ずリピーターになる!」
くらいの根性を示してくれる人材に巡り合いたいものです。
喜んで飲み物、食べ物のレシピチェンジします。
プロのフィリピン人魂で、私のカフェと私と私の人生を支えとなってくれ!!
Michelleが去りました
大好きなMichelleが去ってしまいました。
最後に一緒に写真を撮って終了。
「大学のイベントの時に連絡してください。私手伝いたい。」
「とっても幸せだった」
彼女も私のカフェ、私と働く時間に楽しみを見つけてくれたようです。
幸せにね。
いつも一緒にいてくれて、私の愚痴を聞いて、アドバイスもくれて、
最後のほうは私に突っ込んでくれたり、「それはよくない」って伝えてくれるMichelleがいなくなって、私はとてもとてもさみしい。
すぐ辞めるかもと思っていたJosieが一番の古株になっています。
Josieもいつかいなくなっちゃうのかな。
私に対して、人前では「Sir~」とか言っておきながら、
誰もいなくなると「Takayoshi~!!」って言って、ガシガシ私のやり方に突っ込んでくれるのはJosieだけです。
月末にJaezもいなくなっちゃうけれども、人を失うのは本当につらい。
けれどもそれぞれの人生を尊重しなくちゃ。
Cristalも、Samanthaも、Nielも、みんなみんな元気ならいいな。
フェイスブックの投稿上でしか、私は彼らを知らないや。
お幸せにね。