フィリピンの電気代は本当に高い?店と部屋の実例とアジア諸国比較

フィリピン生活

フィリピンの電気代は高い

フィリピンで生活する上で、電気代は意外に大きな負担になります。

最低賃金で週五日働いてもらえる月収は5万円に届かないのに、電気代は日本よりも高いです。

今回は、私の店と部屋の実例をもとに、フィリピンの電気代の実態を詳しく紹介します。

また、フィリピンの1kWhあたりの電気料金を他のアジア諸国と比較して、どれだけ高いかを紹介します。

私の店舗に毎月発生する電気代

月ごとの電気代

直近の三か月の店舗の電気代(1ペソあたり2.64円)

・2025年12月:8,960ペソ(23,720円)

・2026年1月:8,186ペソ(21,671円)

・2026年2月:9,504ペソ(25,160円)

日本の感覚だと特別高く感じないですが、私のような田舎で現地の人向けにお店をしている人からしたら、とても大きな出費になります。

フィリピンの人件費から考えると、週四日働くスタッフを一か月雇ったときに支払う人件費と同じくらいの電気代が発生します。

電気代は、実態がないもう一人のスタッフを雇用しているようなものです。

 

どの家電・設備が消費を押し上げるか

つぎに、どの電気製品が特に電気代を消費しているかについてですが。

間違いなくエアコンが一番電気代を圧迫しています。

私の使っているエアコンは2.5KWのエアコン・省エネタイプを使っており、お客が来た時だけエアコンを使用し、お客がいない時には原則電源をオフにしています。

毎日10時に店をオープンし、午後7時にクローズしています。

感覚的には、店舗内で一日に使うエアコンは6~7時間くらいです。

エアコンだけでひと月に6500ペソくらい電気代がかかる他、ほかの冷蔵庫、電子レンジ、扇風機、ライトなどを合わせて2500ペソくらいです。

 

エアコンについて

エアコンに関しては長時間あまり涼しくない温度にして一日中つけておくといい、という話もありますが、私の店で試した見たら効果を実感することはできませんでした。

また、フィリピンの飲食店ではエアコンがなく、風通しを良くしているお店もありますが、一般的なフィリピン人の感覚としては、

エアコン(ウインドウタイプではなくスプレッドタイプ)がある店は「しっかりしている店」

リゾート地でもない限り、エアコンがない店は「ちょっとレベルが低い店」という認識です。

 

エアコンがない店で高い値段設定をした場合はまず、相手にされません。

設置、清掃とお金がかかりますが必需品と言えるでしょう。

 

エアコンの購入と設置の金額はこちら。

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部屋の電気代

私の部屋は18㎡くらいで、普段はベランダと通路側の窓やドアを開けるなどして空気が循環するようにしています、

ですが建物自体がコンクリートでできていて、時間によっては直射日光があたるため、時間によっては夜でもとても暑くなることがあります。

普段は扇風機でしのぎ、とても暑い夜などは寝るまでの間エアコンを使うこともあります。

直近の三か月の部屋の電気代(1ペソあたり2.64円)

・2025年12月:2,590ペソ(6,857円)

・2026年1月:2,072ペソ(5,485円)

・2026年2月:1,891ペソ(5,006円)

エアコン、照明、冷蔵庫などの消費量

話をした通り、私の部屋は18㎡です。

電化製品はエアコン、テレビ、冷蔵庫、壁に設置した扇風機が二つ、パソコンとスマホ、ケトル、照明ぐらいでしょうか。

 

暑い日はエアコンを使うものの、せいぜい2時間か3時間くらいです。

このエアコンは備え付けられていたものなので省エネタイプではないこともあり、電気代が高くかかってしまいます。

体感的にはエアコンを使った月と使わなかった月では1000ペソくらい(2670円程度)違います。

部屋の壁に設置してある扇風機は基本出かけるとき以外はつけっぱなしです。

 

電気代を節約する工夫

部屋が小さくても、エアコンを使うと電気料金は確実に上がるため、エアコンの使用はできるだけ控えることが大切です。

また、調理などはIHなどのヒーターよりも間違いなくガスを使ったほうがトータルの支出を抑えることができます。

後は、契約している店舗やアパートの大家さんが1kWhあたりいくらに設定しているかを確認するものとても大切です。

おなじ量の電気を使っていても、1kWhあたりの金額が変われば月の電気料金も大きく変動します。


1kWhあたりの電気代とアジア諸国比較

地域や商業用地で変わるフィリピンのkWh単価

私が住んでいる地域では、月によって若干の変動はあるものの、14ペソ/1kWhです。

私の住んでいるアパートの大家さんはかなり良心的な人で、電力会社が発表した電気料金をそのままテナントや住んでいる人たちに請求します。

 

ですが、このような人たちばかりではありません。

私が以前住んでいたアパートの大家は正規電気料金に1ペソ上乗せをして請求をしていました。

たった1ペソの上乗せですが、店舗と部屋で合わせるとひと月あたり2000円くらい違ってきます。

 

他にも、大手テナントのSMモールなどでは、1kWhあたり20ペソで計算します。

 

と言うことは、例えばひと月に600kWhを使ったとした場合、

14ペソなら・・・8400ペソ、20ペソなら・・・12000ペソになりますので、

同じ電気量を使用したとしても、毎月3600ペソ、9500円の違いが発生することになります。

 

H3:タイ・ベトナム・マレーシア・日本との比較表

それでは、近隣の東南アジアの国で電気旅金を比較してみましょう。

国名 1kWh 現地通貨 1kWh 円換算
フィリピン 14~20 PHP 37~53円
マレーシア 約 0.22〜0.45 RM 7〜15円
ベトナム 2,000〜2,700 VND 12〜16円
シンガポール 0.25〜0.30 USD 38〜45円
台湾 2.5〜4 TWD 12〜20円
タイ 約 3〜4 THB 13〜17円
日本 25〜35円
韓国 130〜180 KRW 14〜20円

フィリピンの電気料金はトップクラスに高いです。

 

比較から見える「高すぎる実態」

あきらかにフィリピンの電気料金が高いのがわかるかと思います。

ここで紹介されている8か国の中で間違いなくフィリピンが一番発展しておらず、平均所得が一番低い国ですが、電気料金は一番高い。

国民の平均収入と電気料金のアンバランスさがわかるかと思います。


まとめ

日本での物価上昇などを背景に、近年海外移住を考えている人が多くなってきているようですが、フィリピンを選ぶということは、電気代は生活上避けられない問題になります。

フィリピンは一年を通して暑い国なので、日本人の感覚ならエアコンを使いたくなる状況がほとんどだとは思いますが、エアコンを使うと日本よりも高い電気代を支払わなくてはならなくなります。

 

もし、モールなどで日本食ビジネスをしてみたとしたら、さらに高い電気料金を請求されます。

フィリピンでのビジネスは弱肉強食です。

 

それでもあなたはフィリピンに住みたいですか?

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