フィリピンのイロイロにある田舎町、サンタバーバラにてMushin Japanese Cafeを経営しながら日本語講師、大学講師として働くTakaです。
最近、ベランダで肉やイカを焼いて、その後部屋でRhaneさんと一緒に食べました。
こんな暮らしができるだなんて去年の同じときには思いもしなかった。
今回の「わかってない」というのは、Rhaneさんの話ではありません。
今年もどこかに旅行に行くことを計画しました、が。

もう2週間ちょいで今年も終わりだけど、みんなで旅行にいくか。
またみんなで旅行だね。

私はおととしも去年もスタッフを連れて旅行をしたのでした。
ですが、やれやれ、ということに。
面倒なこと1 前の従業員Kizzaからのメッセージ
前の従業員であったKizzaからメッセージがありました。
内容は
①子供が生まれてから、キリスト教的な記念日が迫っている
②お祝いしたいから来てくれ(片道2時間)
③だからプレゼントくれ
ということでした。
この記念日っていうのがバプティスト系のキリスト教イベントらしいです。
身近な人を呼んで、祝ってもらうようですが、やっかいなのが
ゴッドファーザー、ゴッドマザー制度です。
子どもにとっての実の母や父ではないけれども、宗教的な関係での父・母になるということでした。
話を聞くと、子供が成長するにつれ、ゴッドファーザー、マザーはイベントに出席し、ギフトをあげなきゃならない、という私にとってはデメリットしかないイベント。

だって制約ばかりで後々こまることになるのわかってるもん。
そりゃそうだ。
けど、このイベントに行かないと祟られる、だとか罰があたるとか考える人もいまだにたくさんいるそうで、その一人が従業員のMichelleです。
彼女は友達のKizzaのイベントに行かないといけないと考えているらしい。
ゴッドマザーにはなりたくないから、顔を出してプレゼントだけ渡したいそう。
第三者の私が聞いている限りは、このイベントの意味がよくわかりません。
貧乏で困っている人が、いかに理由をつけて周囲から物を無心するかだけに見えます。
また、Kizzaに対してはいい印象がありません。
無断欠勤を繰り返された私が疲れ果て、最終的に「もう働けない」と彼女に伝えたわけですから。
それでも私に連絡をしてきて、「プレゼントをくれ」といえるそのメンタルが理解できません。
結局これが原因で、当初予定した場所を変更することになりました。
旅行に行く初日にKizzaの場所を訪れ、ギフトを渡したのち、リゾートへと向かうということに。
私なりの折衷案です。
Michelleも嬉しそうでした。
ですが、さらに面倒なことが。
面倒なこと2 なんでお前の彼氏に俺がお金出して連れてやらなきゃならんの?
続いてはこれです。
従業員のJennyが「私の彼氏を連れてきたい」と話しだしました。
この彼氏がまぁ私にとっては問題がある人というか、あまりに考えずに行動しすぎる人でストレスなわけです。
①前回のリノベーション時、Jennyの親戚に騙されて私はお金を失ったが、彼は労働者の一人として雇われていた。
明らかに労働内容と賃金があっていなかったが、躊躇せずもうけ話にとびつき、ほとんど仕事をしないで通常の3倍の給料をJennyの親戚から受け取った。
②Mushinで飲み会をするとなぜか毎回参加。私にあいさつすらしない。
周りが楽しく話をしている中、大音量で音楽を流し、話に加わらない。英語はおろか、ビサヤ語で話す私のスタッフとも話をしない。
そしてスタッフでもないのに私が用意した酒や食べ物を食べて感謝せずに帰る。
③彼の家族はお金がないのに、彼はおろか他の家族もほとんど仕事をしていない。
仕事を探そうともしない。
④にもかかわらず、Jennyを妊娠させた。
私には理解できません。
こんな感じで私にとってはまったく魅力や必要性がない、リスクを与えてくる可能性だけがある人材なわけです。
Jennyはことあるごとにこの彼氏を連れてくることで、「私の彼氏としてMr.Takaは認知してくれている」というお墨付きをもらっていると思い込んでいたようですが、私としてはちがいます。
全くMushinのためにも働かないし、私に対して挨拶もしない、ただの困った人です。
私としては、1年間必死に働いてやっとみんなで休暇ができるという貴重な時間を、ストレスを受けたくありません。
なぜ私が彼のためにお金を出してあげなければならないのか意味が解りません。
Jennyの理由としては、
12月24日のクリスマスイブだから、彼氏と一緒にいたい。
私が旅行に行くと彼氏は一人で過ごすことになる、だそうです。
そんなもん私からしたらどうでもいいし、しらん。
逆算していつから新しいスタッフ探す必要あるか考えておくか。

なんて考えていると、Rhaneさんが一言。

私としてはファインプレーかな。
今回Jennyが作り出した状況は、Mushinにいる間は、私たちは旅行ができない、という構図です。
Jennyは毎回彼氏と一緒にイベントに参加したい。
私は礼儀がない人にお金を使いたくないし、ストレスを感じたくない。
いつまでも旅行にはいけませんね。
まだJennyは周囲で何が起きているか気が付いていないだろうけど。
そして、打ち合わせはお開きになったのでした。
ああ、面倒くさい。
今後も彼女を抱えたら、災いになりそうなのが目に見えています。
Mushinはボランティアじゃないので、私はそこまで面倒見たくありません。