フィリピンでビジネス 2023 その12 ささやかなプレゼント

フィリピンのイロイロにある田舎町、サンタバーバラにてMushin Japanese Cafeの経営をしながら日本語講師をして暮らしているTakaです。

最近、ライトを買いました。

白色、暖色、炎のような動きのある暖色の3タイプにスイッチで変更でき、USBで充電できるものです。

これで夜に停電になってもスマホのライトを使ったり、ろうそくを買ったりしなくて済みます。

ひとつ720円で、二つ購入しました。

日本にもあるのかな、と思って探したら楽天で一つ3390円でした。

おそらく日本では、中国から仕入れて販売するネットワークがある人は、もうしばらくビジネスができるでしょうね。

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仕事を通して人は育つ

私はすでに基本的には日本語講師に専念し、Rhaneさんにお店のことをお任せしています。

することと言えば、ネットショッピングでの仕入れや、あまりに忙しい時のヘルプなどです。

以前よりも授業数を減らすように心がけたこともあり、ちょっとだけ最近は空き時間がある日が増えてきました。

時間があるときにお店のお手伝いを何度かしたのですが、明らかに以前よりもRhaneさんの行動や発言が変化していました。

どんな行動をとることで、効率よく顧客にサービスを提供できるのかについて、以前は何度か彼女に伝えたのですが、今回は何も伝えませんでした。

以前のRhaneさんは

・お客の料理が運ばれていないのに、洗い物をする

・お客がいなくなった後のテーブル周りの片づけよりも、気になるところの掃除をする

などという謎の行動が何度も見られたのですが、今回はまったくありません。

それどころか

Rhaneさん
Rhaneさん
〇〇は私が作るから、△△をしてもらってもいい?

なんて、いうことだったり、お店の中で効率的でないところを私に相談したり、などもするようになっていたのです。

びっくり。

Taka
Taka
文句を言いたいと思うところがない。
これが私の素直な感想です。

二番手で働いてもらっているMichelleも、まぁ、一生懸命にはたらく。

料理、片付け、清掃、補充、接客など、一通りのことが自動的にできるようになっていました。

彼女はもともとJosieの友だちで、私がサンタバーバラに来た時から知っていました。

Josieとのかかわりを必要最低限以外絶って、仕事に向き合うようになってからの彼女は、あの時とは違う目をしています。

なんというか以前はいつも悲観的で、世の中をネガティブにとらえている目をしていたのですが、

今は私と話すときにまっすぐ私の目を見て、私が聞いたことに対して苦手ながらも英語で答えます。

小さな間違えを謝罪し、私が伝えたことを素直に受け入れ、行動を修正するように励んでいます。

そして以前は歯がないため口元を隠し、笑わずにいたのですが、私が歯をプレゼントしてからというものの、笑いたいときに笑えるようになりました。

よかったね。

すごい。

そしてRhaneさんのことをとても尊敬しているのが伝わります。

Taka
Taka
どうしようもないフィリピン人ばかり見てきたけれども、こういう人もいるのか。。。
Taka
Taka
できる範囲で何かしてあげたいな。

自然にそんな考えに至りました。

ほしいものをプレゼントすることにしました

私から何かをプレゼントしてもいいのですが、彼女たちの好きなものが私にはわかりません。

今回は、仕事ができるようになったことの感謝と、これからも励んでほしいということを伝えた上で、

二人には、ネットショッピングで自分と家族が幸せになるためのものを私が定めた金額において、好きに買いなさい。

という小さなボーナスを渡すことにしました。

ネットショッピングはいつ届くかわからないため、毎日ワクワクすることができるだろうし、店で買うよりも質のいいものが安価で買えることが増えてきたのが理由です。

Rhaneさん
Rhaneさん
タカさん、ありがとぉ~。

Rhaneさんもとてもうれしそうです。

Michelleも喜んでいました。

何を買うのでしょうかね。

自分を見つめ直す出来事

どうでもいい話なのですが、先日スーパーに買い物にいった時のことです。

フィリピンは基本的にレジの店員の作業速度がはやくありません。

レジの前には渋滞ができていました。

以前の私はいつもイライラしていたのですが、最近はスマホで何かニュースを見たり、作業をするようにしています。

そこに、一人の5歳くらいの子供が突然ハイテンションになって踊ったり、大きな声を出したりし始めたのです。

私は「子どもはうるさくて迷惑をかけている上に親は放置。だからフィリピンはフィリピンなんだよな。」なんて考えていました。

すると、レジの女性は、そのうるさくしている子供に笑顔でハイタッチをして笑っていました。

そのレジの女性は仕事が遅いですし、たくさんのお客が並んでいる事実は変わりません。

私はそれをみてからしばらく、自分自身の在り方や、そもそもの豊さについて、しばらく考えていました。

こういうのがあるからフィリピンは面白い。

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