フィリピンのイロイロにある田舎町、サンタバーバラにてオンライン日本語講師をしながら、Mushin Japanese Cafeを経営しているTakaです。
今回は以前私が働いていた英語学校の時の生徒からの相談に乗った話です。
フィリピンでも日本でも、自分にあう仕事を見つけることは簡単じゃない
とある男性から連絡を受け、直接話をすることにしました。
彼は私が英語学校でマネージャーをしていた時の生徒の一人です。
彼の話を聞くと、フィリピンで英語を学んだあとで日本に帰国したが、学習したことを活かせる職につけておらず、このままでいいのだろうかと思いながら毎日を過ごしているそうです。
会社に勤めても組織の一部でしかないことや、将来性を感じられないことに焦りを覚えているようでした。
そんな中私が日本語講師としてある程度結果を出しているようなので、話をきいてみたくなったようです。
できる範囲で私の話をしましたが、彼はどうやら日本語講師としての仕事に興味があり、挑戦してみると話していました。
私の話を聞いてやる気を出したようですが、私がしてきた方法はたまたま私に合っていたので、それがほかの人にとっても成功事例になるかどうかはわかりません。
私のような完全一人で誰も助けてくれない中で暮らしていくことのほうが精神的にはきついものがあると思うのですが、どうなんでしょうね。
人それぞれかな。
それに日本語講師の仕事は簡単なようで難しいです。
私自身も気が抜けない状況が続いています。
いまだにほかにもっといい仕事がないか、いいビジネスはないか、今の仕事のリスクマネジメントを毎日考えているくらいです。
フィリピンでもフリーランスのむずかしさはある
彼と話をしていたら、フリーランスの仕事のいいところを中心に話をしていたので、ちょっとだけ心配になりました。
どんな仕事だっていいところと悪いところがあります。
一番私がプレッシャーなのは誰も私のことを守ってくれないことです。
これが私の今のプロフです。
4600時間超の指導時間になりました。
この指導時間を超える講師は1300人以上日本語講師が登録されているこのプラットフォームにおいて、10人もいません。
一見するといい数字に見えますが、絶対に気が抜けないのです。
生徒が多いときは、疲れによるストレスがありますし、
生徒が減ってしまったときには、今後のことを不安に思うストレスがあります。
生徒が離脱するたびに自分自身を顧みて、何がたりなかったのか、
自分にできることはもうないのか、
何か生徒がサインを出していなかっただろうか、
などなど、いつも考えています。
もし、私が組織で働いていたならば、私とは異なる意見を持つ人の話をきいて、より俯瞰的に状況をとらえることができるのですが、今はそうもいきません。
完全に100パーセント私の主観で物事をすすめていかなければなりません。
これが最大のリスクです。
彼がうまくいくかどうかはわかりませんが、私と話をしたことで少しでも何かの役に立てばいいですね。