フィリピンのイロイロにある田舎町、サンタバーバラにてMushin Japanese cafeの経営とオンライン日本語講師をしながら暮らしているTakaです。
どうにかJennyの退職前にあたらしいスタッフを雇用することができました。
今回はオタク気質な男性を雇いました。
4人と話したのですが、他の3人の女性があまりにも話にならなくて、残ったのが彼、というわけです。
スタッフのお給料設定は難しい
イロイロの最低賃金は現在420ペソ/Dayですが、その金額を支払えるのは、大企業と自治体のみです。
現在、私が住んでいるサンタバーバラの実態といえば、従業員を20人以上抱えている大きな雑貨屋でも280ペソ、マーケットでは200ペソです。
一日の賃金が500~600円が普通です。
さて、私のお店のスタッフの賃金はというと、他のお店と比べてちょっといい賃金が支払われています。
Rhaneさんは一日360ペソで週4日勤務ですが、私は5日分の給料を渡しています。
ですが、お店が忙しい時は休みでも手伝ったり、お店を片付けている際に就業時間が過ぎても、残業代金が支払われないということで合意していもらっています。
Jennyが430ペソです。
本当は渡しすぎですが、以前、Josieがいたときに480ペソを支払っていたので、全体のバランスを考えた際にJennyの給料も少し上げてしまったので、そのまま今に至る状況です。
彼女が後数週間で退職になるので、少々高いお金をスタッフに払うことはなくなるでしょう。
完全に彼女のお給料設定は私のミスです。
Michelle、Brexyが340ペソです。
こう考えると、他のお店よりはちょっといいお給料を支払っていますね。
さらに昼ご飯は無料なので、スタッフにとっては悪くない条件です
新しいスタッフは320ペソで雇います。
辞めるにやめられないくらいがいいのかもしれません。
いい給料でもパフォーマンスは期待できない
私の経験上ですが、これがこれまでのフィリピン生活での結論です。
責任ある立場だからそれに伴って給料も高くなるのならわかるのですが、ただ単にスタッフがよく働くから給料をあげる、ということはほとんど意味がありませんでした。
料理が上手、素早く動ける、というようなことよりも、何かあったときに対応できるか、誠意を見せることができるのか、ということに重きを置いた方が会社としてはいいことが分かりました。
そういう意味ではJennyの給料を高く設定したのは完全にミスです。
彼女は料理や片付けなどはできるものの、仕事に対する責任感は皆無です。
いまは非常にパフォーマンスが低く、ミスに対しての謝罪や責任ある行動などはまったくできません。
もし経済的に困窮している状況なら絶対に彼女はかなりのストレスになっていたと思います。
Rhaneさんは店が自分の名義になっていることもあり、言葉や行動の節々に責任が見えるようになってきました。
もちろん私はお給料の他に、彼女に毎月少しオーナーとして、売り上げの約3パーセントのお金を支払っています。
今後賃金に文句をいうスタッフが現れたら、責任の度合いを強めて、給料を少し上げようかと思います。
それでも対応できるのなら私の仕事は減るし、できないのなら去ってもらうだけですし。
責任は問えないけれども、お金は払ってほしい、というのは都合が良すぎますから。