フィリピンのイロイロにてオンライン日本語講師をしながら、Mushin Japanese Cafeを経営しているTakaです。
今回はモール出店の話を聞いてきた、という内容です。
以前一度出店の話をもらっていた
まったくどんな条件かわからないし。
GT Town Center Paviaというショッピングモール
ここのショッピングモールです。
私の住んでいるサンタバーバラと、イロイロ市内の中間点にあります。
私がフィリピンに来た年には何もなかったこのあたりですが、最近ではずいぶんにぎやかになりました。
フィリピン特有のショッピングモールです。
2階の一部がこのようにフードコートになっています。
二階建ての大きな建物です。
スタッフは1000人、一日の来場者は5000人超位でしょうか。
地図をみてもわかるのですが、右隣にロビンソンというほかのショッピングモールがあります。
ですが、ここのフードコートはどういうわけか、パンデミックを境にオープンしておらず、1階の大きな飲食店スペースのみ受け入れをしている状況です。
なので今回はこのGTのみにスポットをあてています。
リース関係者に話を聞いてみた
担当者が直接Mushinに来てくれたので、いろいろ話を聞いてみました。
・フードコートのスペースは家賃30,000ペソ(80,000円くらい)
・家賃のほかに環境整備として毎月15,000ペソ(40,000円くらい)支払う
この中には、フードコート内の飲食スペースの貸し出し、テーブル、いすの貸し出し、食べ終わった食べ物の片づけ、食器洗い、電気代、ガス代、数か月おきに行う換気扇清掃代がふくまれる。
・家賃前払い3か月分、デポジットとして3か月分、合わせて180,000ペソ(470,000円を)支払わなければならない。
・飲料水は近くの水屋から直接買う必要がある。
・毎年5パーセント家賃がアップする。1,500ペソ(4,000円)
だいたいこんな話でした。
ちなみに、今の私が借りているMushinの家賃が18000ペソです。
電気、ガス、水道、洗剤などが合計で8000ペソですから、固定費は26000ペソくらいでしょうか。
モール出店は当然ながらそれよりもお金がかかるため、リスクが高まりますね。
家賃が毎年5パーセント上がるのはもちろん嫌ですが、フィリピンの法律上問題ありません。
10パーセントを上限として家賃を上げることが可能なのです。’
ざっと計算した結果
モールの家賃は30,000ペソです。
一日の売り上げが10,000ペソ、月の売り上げが300,000ペソだと、おそらく利益が26-28パーセント、78,000~84,000ペソ(20~22万円くらい)になると思われます。
固定費の15000ペソは高いように感じるかもしれませんが、実はそんなことはありません。
テーブルやいすを購入しなくてもいいですし、特に食器の片づけ、洗浄、返却のプロセスがありがたい。
普通に考えると、片づけと清掃だけで人を一人雇うことになります。
おそらくですが、全部個別に計算してお金を払うと、ひと月当たりガス・電気などと合わせて20000ペソにはなるはずです。
ざっと計算すると、ほとんど利益が出ない生存ラインが一日5,000ペソ、それを下回ると赤字になるかと思われます。
私が今いる田舎のお店で一日平均4000~4500ペソ。
売り上げがかなりいい時で10000ペソぐらいです。
後はフードコートのブースの内装と、料理のために必要な環境整備。
内装をそこそこにすると、130,000ペソくらい、調理環境を整えるので50000ペソぐらい、合わせて180,000ペソ(480,000円)ぐらいでしょうか。
家賃と合わせてだいたい100万円くらいで準備ができそうです。
経済的には問題がない状況なので、失敗覚悟で挑戦してみてもいいのですが、もちろんできるなら長く続けて行きたいものです。
私はこのお店で利益が出せるようなら、売り上げの数パーセントをRhaneさんに渡したい思っています。
今現在は、ここのフードコートはすでにスペースが埋まっているのですが、これまでの流れをみると1年に何度かテナントが入れ替わります。
お客がほとんど入らないお店もすでにあることから、おそらく今年にチャンスが巡ってくるはずです。
どうなることやら。