フィリピンのイロイロにある田舎町、サンタバーバラにて、Mushin Japanese cafeの経営とオンライン日本語講師をしながら暮らしているTakaです。
今回はマレーシアに行ってきた話です。
またマレーシアに行ってきました
私が今回訪れたのはコタキナバルというマレーシアの地方都市です。
訪問理由はビザの延長期限を迎えたためと、渡航費が安いからです。
今回はRhaneさんも一緒に行きました。
私にとって誰かと国をまたぐのは初めての経験です。
Rhaneさんは海外就労経験はあるものの、旅行客としては初めての海外です。
間違いなくトラブルが起こるだろうとは思って臨みましたが、想像していた通り、そこそこのトラブルに会ってしまいました。
イミグレーションで止められる彼女
最初の問題はイミグレーション(移民局)での審査でした。
私はなんなく出国できたのですが、なぜかフィリピン人のRhaneさんが止められてしまいました。
そしてガラス張りの別室へ。
私とチャットでやり取りをしましたが、どうやら、
「これまで一度も海外旅行をしたことがないから」
というのが理由だそうです。
見たところRhaneさん以外も10人くらいのフィリピン人が止められて別室行き。
移民局の職員はRhaneさんのことを不法滞在、不法就労目的ではないかと疑ったわけです。
見た目もお金持ちそうでもない、荷物も少ない、手持ちの現金もすくない、航空券の値段もすぐに伝えられない、宿泊先のホテルの値段もわからない。
これらの事実が職員の目を光らせてしまいました。
私が航空券を手配し、ホテルを一緒に選び、情報をすべてシェアしていたのですが、フィリピンの人特有の相手にすべておまかせしてしまう傾向があります。
旅程も事細かにリストにして作って渡し、彼女の前で説明したのですが、聞いていなかったようです。
私が見ているまえで、手続きのすべてを彼女自身にすべてやらせるべきだったと反省。
別室でのやりとり、待ち時間でトータル1時間以上消費してしまいました。
飛行機の発車時間がせまり、私が彼女を見捨てるか、と決めたときにどうにか解放されてた彼女。
合流したことを喜ぶこともなく「小走りで移動するよ」と伝えた私。
どうにか締め切り3分前に飛行機に搭乗することができました。
もちろん私たちが最終客です。
同じ便を予約していた他のフィリピン人たちは皆イミグレーションの職員に止められてしまい、アウト。
中には泣き叫んでいる女性もいました。
もちろんイミグレの職員はチケットの再発行などするはずありません。
一生懸命にお金をためて、初めての観光を楽しみにしていたフィリピン人の人たちの夢ははかなく消えたのでした。
どうにかマレーシア入りを果たした私たち。
Rhaneさんはラッキーでしたね。
私のビザもこれでリセットです。
過酷なスケジュールに文句を言う彼女
今回は旅行とはいえ、私はできるだけ収入を確保しなければなりません。
マレーシアに午前2時についたのですが、午前7時から10時までは日本語のレッスンを空港内で行いました。
しかもあなたのために本来は12時まであるスケジュール削って、10時フィニッシュにしたんだよ。
お金出すの全部俺なのにめんどうくさいなぁ。
何食べてもいいよ。
(さっさと満たせるところから満たすか。めんどうくさいなぁ。)
このようなやり取りが発生するも、どうにかレッスンを終えて、コタキナバルの街中へ。
フィリピンよりもいい町
コタキナバルはフィリピンよりもいい町でした。
何をもっていい町かというと、
・ローカルの食べ物はフィリピンとほぼ同じで、量・質ともに高い。
シーフードはフィリピンイロイロの半分以下の金額、ビールの値段はほぼ同じ。
・電気代がフィリピンの5分の1、水道代も3分の1。
・ホテルがフィリピンよりやすい。
・平均賃金がフィリピンよりも高い。
・どこでも小便をする人たちや、乞食が全くと言っていいほどいない。
圧倒的に、マレーシアのほうが上回っています。
Rhaneさんは、最初は「あまり変わらないか、安い!」と喜んでいましたが、やがていかに自分の国がクレイジーなのかを理解したようでした。
私のように外貨を稼げる人はともかく、純粋なフィリピン人はかなり絶望的な状況になっています。
明らかにこの国の状況は私が来た2017年よりも悪化しています。