フィリピンのイロイロにある田舎町、サンタバーバラにて日本食カフェを経営しながら、オンライン日本語講師として働いて暮らしているTakaです。
今回はビジネスに誘われる経験から学んだはなしです。
最近椅子を買いました。
以前1300円のプラスチック素材のイスでしたが、今回は15000円もする椅子を購入しました。
これでオンライン業務に伴うストレスが減ればいいな。
Contents
ビジネスの誘いをする人は、基本善意で誘う
これまで、3回にわたって私と割と近しい人からのビジネスのお誘いがありました。
1回目は英語学校の韓国人オーナーからの、「カフェをしないか」とのおさそいです。
契約書をもらえなく、条件もかなりあいまいで、彼の思うがままに何度も当初と違うように仕様が変更をされてしまいました。
最終的には五か月で家賃を3倍にされてしまい経営破綻しました。
ひどい話です。
「毎日10000ペソは売り上げを作れるぞ」
「単純に7割利益としてもひと月40万は固いぞ」
「韓国人は一日に3倍はコーヒーを飲むぞ」
「お前もオーナーになってフィリピン人からやられた分を見返してやれ」
こんなことを何度もいわれ、舞い上がってしまいました。
たくさんの投資をして準備をすすめた私のお店は、彼が私を追い出した後、他の韓国人に使われています。
ですがいま思うに、私が彼のいうことをいつも聞いて、彼が最初に提示した20000ペソを払い続けていたら、おそらく彼は私を追い出さなかったかも、と思います。
また、彼は最初のころは本当に私を彼のビジネス傘下に収めたかったのでしょう。
彼の想像以上に私がごねたから追い出したのかな、と思います。
二回目は英語学校を始めたいフィリピン人からの、「マネージャーをしないか」とのお誘いです。
韓国人オーナーから逃げ出して憔悴していた私に対してのアプローチです。
生徒がおらず、コネもない状態で語学学校の経営に乗り出し、アパートをひと月30万円で借りて、改築をするという私からしたら暴挙にでていた彼ら。
結局コロナになって、生徒の受け入れは実質不可能に。
さらにはアパートのオーナーと5年契約を結んだだめ、契約破棄をめぐって弁護士ざたのトラブルになったと聞きました。
借りた状態が2年は続いたため、単純に600万以上の家賃支払いと、改築費用を合わせて900万円の赤字を作って、終了です。
3人のフィリピン人でビジネスをすすめていたようですが、3人とも致命的な負債を抱えました。
ですが、あのフィリピン人は当初、純粋にわたしの助けを必要としていたのでしょう。
私はもともともマネージャーとして大量の日本人をフィリピンに呼んでいましたから、その力を借りたかったのだと思います。
彼らの残念なところは、英語を教える能力と、外国から生徒を呼んでくる能力は全く異なる、ということに気が付かなかったことです。
彼らも最初私に
「Taka、エージェント経由でも日本人を紹介してくれたら5パーセントのコミッションを払う。」
「直で生徒を紹介してくれたら、20%払うよ。」
「それとは別にマネージャーとして働いた分のお金を払うよ」
「ワーキングビザもとるよ。一緒に生き残ろう」
こんな感じのことを話していました。
お金をちらつかせる気はないけれども、結果的にはそれに近いことをされてしまい、私は皮算用を行っていました。
結局一ペソも受け取っていません。
三回目は、日本人の知人からの、フィリピン人を日本に送る事業を一緒にやらないか、とのお誘いです。
そして今回のお誘いです。
一人でフィリピン人を4年間で20人程度日本に送った経験のある知人からのお誘いでした。
「フィリピン人を日本に送りたい。」
「そのために日本語を教えてほしい。」
「私が払えるお金はこのくらいでー」
わたしは二つ返事でOK。
ですが、事業をスタートすると、どうしても予定とは違う方向に進んでしまうこともあります。
最初は私が教える予定でいた日本語教育は現地のフィリピン人にお金を払いお願いすることに。
その理由は私が教えてもビザの書類に何も記載できないが、レベルが低くてもフィリピンの認定校で学んだフィリピン人はビザ書類に記載できるから、ということでした。
だとしたら、私の力は必要ないかと思っていたのですが、相手からはデータをまとめるなどの事務作業をお願いしたい、とのことでした。
彼との約束は今年の10月にフィリピン人が日本に到着したときに、お金をいただけるという話でしたが、フィリピン人が運営する日本語学校にお金を払ってしまう以上、今年私はその収入を期待できません。
事務仕事を行い、フィリピン人の面接をおこない、メール返信を行う私。
いくらくらいの収入をいただけるのか見込みでいいから教えてくれないか、と聞いてみましたが、現段階では明瞭な回答は得られませんでした。
どうなってしまうのでしょうか。
うまいこと私が力になれて、お金をいただけることを願います。
私は助けを求める人にはつい、OKをだしてしまいます。
それも、もう少し考えないといけませんね。
今回の日本人の人は大丈夫だと思っていますが、どうなるのでしょうか。