フィリピンでビジネス2021 その55 支店でラーメンを売ってみます

フィリピンのイロイロにある田舎町、サンタバーバラとパヴィアにて、Mushin Japanese Cafeを経営しながら日銭を稼いでどうにか食いつないでいるTakaです。

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私を筆頭にスタッフ全員の具合が悪くなりました。

Taka-Jenni-Kezzaという順番で全員が苦しい期間があったのですが、今はRhaneさんが最後に苦しんでいるところです。

最近ようやくピークを過ぎて回復してきてくれているのでおそらくは大丈夫でしょう。

どうにかこうにか早く元気になってもらいたいものです。

私が同じ症状があった時は食欲がほとんどなくなって、とりあえず仕事を乗り切ったらビールガバガバ飲んで、寝る生活をつづけていたら少しずつよくなっていきました。

クリスマスシーズンがやってきました

フィリピンはどういうわけか9月からクリスマスを匂わす雰囲気が国中でスタートします。

ショッピングモールではクリスマスの音楽が流れ、フェイスブックページでは何人かが「Happy Cristmas!!」みたいな投稿をする人がちらりほらり。

これが12月25日まで続きます。

もちろんクリスマスがどうだこうだと話しても気温は30度越えの毎日。

気が早すぎです。

別に雪が降るわけでもないし、サンタすらこの国には近寄らないでしょう。

この国は今は死に向かって突き進んでいるだけの状況です。

Agananをどう攻略するか

私がメインとしている拠点はサンタバーバラの田舎町です。

イロイロ市内とは片道25キロちょい離れています。

私は田舎育ちだったので、25キロの距離が離れていても「車で移動して25分くらいかぁ」との認識ですが、このイロイロにおいては25キロ離れていたら片道40-50分が必要な距離です。

そのため、市内在住者は私のお店に足を運ぶのに躊躇してしまいます。

私にコンタクトを取り、デリバリーをお願いする人もいますが、デリバリー費用が150-180peso(約330-400円)かかるとなると、多くのお客は注文をキャンセルしてしまうのです。

そのため、市内のお客をうまいことゲットできずにいました。

またお客の一部はAgananの支店からラーメンを注文しようとするのですが、ラーメンはサンタバーバラのみでの販売です。

スペースが狭いためにラーメンはできないだろうと私が最初に判断したのが理由です。

その結果、多くのお客の注文に

「デリバリー高くてごめんなさい」

「Agananにラーメンなくてごめんなさい」

っていう状態が続いていました。

さらにはAgananの売り上げが余り最近よくありません。

5つ程度のテナントが撤退してしまいましたし、夜逃げしたテナントもある状態です。

追い打ちとして、テナントのひとつのクリニックから死者がでてしまいました。

コロ助で症状悪くなって病院に行くかクリニックにいくか迷ってクリニックに行ったら気づいたら死んじゃってたみたい。

そんなことも関係しているのか、以前よりも人が来ない状況になってしまったんですね。

というわけで、お金を作るためにどうにかしなければならないために、ちょっと無理して試験的にラーメンを販売してみることに決めました。

実は最初にラーメンに反対をしていたのはRhaneさんです。

何度も私に「場所がない、せまいから無理」と私に対して切れ気味です。

どうも彼女は困難な状況になったら、すぐにあきらめる傾向があります。

今回のことだけではなく、彼女と出会ってから話をしていると「おやおや」と思うことが何度かあったのですが、今回も似たようなものかもしれません。

私のように他者を攻撃しないだけ幾分ましなのですが、最近は売り上げが低いことで相当落ち込んでいるんですよね。

Rhaneさんとしては

「Takaに迷惑をかけてしまっている」

「私は結局Takaにお金を使わせてしまっているだけで、なにもしていない」

みたいな考え方になってしまっているんですよね。

罪悪感をもっているいだけ、以前のパートナーよりも2倍くらいいい人なんですが。

・お金を作ることが今は必要

・落ち込むならできることをすべてやり尽くしてから

・売り上げが少ない=暇なので他のことをする時間の余裕はある

・ラーメンのニーズ、市内からのニーズはあるのだからそれをお金に変える

・迷惑ならその時は伝える

なんて話をして、ラーメン作りに納得してもらえたのですが、どうなることでしょうか。

個人的には全く理解できません。

金がなくて落ち込んでいるくせに、顧客のニーズに対応しないでずっとインスタグラムやらフェイスブックやっているんだから。

インスタグラムとフェイスブック触ったらお金稼げるならいいけど、1円にもならんのにする必要ないっていうのが私の考えです。

それに私としては彼女と猫と一緒に毎日過ごしている一日一日が結構幸せなんですが、そういう風には今の彼女はちょっと捉えられないようです。

とりあえずラーメンのスープは、がんばって色々配合した濃縮用たれと秘密の粉で作れるので問題ないはず。

ラーメンの麺は自家製麺をもっていないので、サンタバーバラ同様に仕入れている乾麺をお湯で茹でて使います。

こんな風にコンロは二つあるので、右側はたこ焼き用、左側はラーメン茹でる用に使って、

後はケトルでお湯を沸かして、たれに混ぜる方式でやってみます。

ちなみにですが、最近フィリピンにがっかりしたのはこれです。

ラーメンのスープの量を図るために購入したのですが、みてのとおり、記されている値が全く役に立っていないんですよね。

0から200mlまでと200から400までが明らかに違う。

仕方ないので自分でテープ貼って目印をつけている有様です。

見事にフィリピンという国を表しているアイテムと言えますね。

個人的にはこの様子は道具だけでもなく、人やサービスにもこの国では当てはまると思います。

今日は大雨+カミナリがゴロゴロなっています。

さらには市内の一部ではコロ助が増えただかで72時間のロックダウンが言い渡されました。それに伴って売り上げも最悪です。

どう戦い抜くか。

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