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サンタバーバラのとある場所にお部屋をかり、荷物をどうにかまとめた私です。
ベッド(手前のソファー)、シャワーがあるので暮らしていけます。
恥ずかしながら生まれて初めて洗濯機なしで洗濯をしました。
水が汚れていくのがわかるので洗っている感があって楽しい!
JOSIEと再会
日曜日に彼女に会いました。
なんか日本人の私よりも色白だなー。
1週間ぶりですが、とてもうれしかった。
私のことを一言も責めもせずに、
「あんなやつと離れて正解よ!Taka!イスとテーブル持ってきたの!?ナイス!!」ハイタッチをしてくれました。
本当は彼女だって私のところで働けないからお金がなくて苦しいのに…。
そんなこと一言も言わない。
この5か月いろいろあったけれども、Josieだけはずっと辞めずに私と一緒にいてくれました。
途中で泣き出してお店を飛び出したことはあったけどね。
彼女に案内してもらい、サンタバーバラの町を見て回ります。
気が付いたことはとにかく安い。
食事も、飲み物も安い。
ミルクティ50ペソ、フィリピンラーメンのバッチョイは45ペソです。
イロイロならミルクティ80ペソ、バッチョイ75といったところでしょうか。
ですがミルクはつかってない。粉と水。
バッチョイはうまい。
まずはこの金額状況を把握しないと…。
結局Josieとは正午から夜九時まで一緒にいました。
私が汗をかいたのでシャワーを浴びに戻ってきましたが彼女もついてきました。
こんな部屋でもリラックスできちゃう彼女。
私のことを信用してくれているのかな。
JOSIEがいてくれると本当に心強い。
夜は彼女と一緒にお酒を飲みました。
ずっと元カレの愚痴を話してフェイスブックを見せてくる彼女。
悪態をついていましたが、とっても好きだったんでしょうね。
こんな風に愚痴を一緒に違う町でも聞ける相手がいるのも幸せだなー。
JOSIEらしさ
お酒を飲んだ後、フィリピンのおかゆを食べていた時のことです。
一人の浮浪者がお店に入ってきました。
レジと接客の店員さんは、それぞれ彼から距離をとります。
私も警戒します。
そしたらJOSIEが。。。
「あなた何食べたいの?」
「おかゆ?ゆで卵入れる?」
「サイダーも飲みたい?」
「あんた、普段生きて行けてんの?」
立て続けに尋ねる彼女。
私はその光景を半分酔っぱらったまま見ていました。というか、情けないことに介入できませんでした。
私は現地語は浮浪者の言葉は活舌も悪く、声量も小さく理解できませんでしたが、彼が身振りから相当感謝しているのはわかりました。
JOSIEがお金を払い、その後お店を後にした私たち。
今度はJOSIEがイナサル(路上のバーベキュー屋)に行きたいというので一緒に行きました。
すると10本くらいの豚肉を買いだした彼女。
どうするのか聞いたら、「お隣さんの子供が具合悪くて元気ないから家族みんなでこれを食べて元気を出してもらいたいんだ」
っと答えるJOSIE。
私は「今日お世話になったから俺に払わせてよ。」というのが精一杯でした。
私はこの日の昼過ぎに彼女が彼女のお母さんに会い、私のカフェがつぶれてお金がないから、お金をお母さんから500ペソをもらう交渉をしているのを見ています。
また、彼女はお金のほかにお母さんから粉ミルクをもらって、ジャンプして喜んで私にハグをしてきているのをみています。
私が店を閉めるときに、私の安否よりも、残した原材料をどうするのかわざわざメールで聞いてきた彼女の理由がわかった気がしました。
だから私はたとえ私のお店から飛び出そうが、たばこを吸って悪態をつこうが、洗濯のために仕事に遅れるといってこようが、それよりも彼女と一緒に働けるのが好きだったのかもしれません。
その後は彼女に私のカフェで使っていた扇風機を貸して、彼女がトライシクルに乗るのを見届けておしまいです。
JOSIEに救われためちゃめちゃ幸せな一日でした。
今度は一緒にたこ焼き売るかー!?