フィリピン・イロイロの田舎町、サンタバーバラにてにて小さな日本食カフェMushin Japanese Cafeを経営しながら日銭を稼ぐ男、Takaです。
今回はふと思いついたアイデアがあったのでそれを実行してみることにしました。
真空パック機を購入してみた
最近、実はそこそこ売れているメニューがあるんですが、それが豚丼です。
フィリピン人は肉が好き、「甘じょっぱい味のたれが好き」ってことで始めたのですが、なかなか好調です。
私が最近気が付いたことは、「フィリピンには肉を冷凍して薄く切って提供する」というアイデアがどうやらそれほど浸透していません。
厳密にはあるのですが、厚さが5ミリほどと薄くはなく、かつ大型のスーパーでしか見ることができないのです。
そこで吉野家の牛丼スタイルのような薄く切ったバラ肉での豚丼を提供してみたところ、なかなかの評判でした。
というわけで、この豚丼を真空パックにして販売してみようかと思ったのです。
真空パックの機械は高いだろうと思っていたのですが、なぜか400ペソ、送料込みでも1100円で購入することができました。
もちろんMade in Chinaで、見た目はしょぼいですし、デフォルト使用ではシーラーが機能しないため、エラー時の対応をしてシーリングするというよくわからないものでしが、どうにか使うことができました。
真剣に取り組むJenni。
可愛いなぁ。
こんな感じに豚丼の具材とたれを袋に入れて冷凍させて2食分セットで180ペソ、400円で販売してみます。
おいしそう。
広告も作ってみました。
なんかどこかのお店で出してる広告みたいに見える。
お店を始めた時には最初はブラウザ上で動かすこのソフトの使い方がわからなかったし、デザインもどんな感じにしたらいいかわからなかったものです。
ですが、今はこんな感じでそこそこ素人に毛が生えたレベルのアドバタイズメントを作ることができるようになり、必要に迫られることがいかに大切かがわかります。
BUTADON(Pork bowl)とか説明しても、こっちの人にはなかなか理解を得るのは難しく、時間がかかるかもしれませんが、のんびりやってみます。
冷凍保存できるのも長所ですね。
お客から評判がいいのは相変わらず「たこ焼き」と「ぎょうざ」です。
餃子も冷凍販売するとして、他にも何かいい料理が真空パックにふさわしいものがあるでしょうから調べてみるかな。
やっぱり基本はハンバーグとかかねぇ。
みんなが苦しい状況でどう生きるか
今日は6月15日。
イロイロ州内のアルコール飲料の提供・売買の禁止、
市内ではレストランだけではなくどんなにしょぼい店だろうが店内飲食禁止、
州内の不必要な外出禁止、他の街への移動、島への移動も原則一切禁止。
このやや強めの縛り付けが、確定されているだけでも後2週間超続きます。
そして現在、イロイロ市内におけるコロ助患者数は残念ながら増加傾向です。
市長の言う通りにみんな我慢して従っているのに、成果が一向に上がらないのはおかしな話ですね。
とにかく今後の2週間は、締め付けの強化・延長を視野に入れた作戦を練らなくてはならないです。
まぁ、出費の節約くらいしかないのですが。
今日嬉しかったのはたまたま市内から豚丼パック、餃子、たこ焼きを初めて注文してくれたのコメントでした。
「今まで人生で食べたたこ焼きと餃子の中でダントツで1番おいしかったです」
「豚丼は真空パックなので後日試しますが、やっぱり本物の日本人が作る料理は違いますね」
とてもいいフィードバック。
私は別に料理人じゃないし、本物の味を知っているわけではないけれども、おいしいといってもらえるのは嬉しいことです。
さらにはなぜか、突然イロイロ市長のガチの近い親戚の人たちが市内から来てくれました。
この人は前日にデリバリーを直接電話で頼んできた人でした。
その時には「俺は市長の親戚だ」とかなんとか言ってましたが、ここはフィリピンだし、怪しい人もいくらでもいるので相手にしていなかったんですよね。
しかも「20ペソまけて、ちょうど800ペソにしてほしいんだけど」とか言ってきた時点で「この人面倒くさいから受けて早く終わらせよう」
という気持ちで私は対応したのでした。
彼らは翌日にわざわざ市内から私のところに訪問してくれました。
もしかしたらこのおじさんと一緒にいるおばさんの写真どこかで見たかも。。。と思い、あとで知人のフィリピン人に確認したら市長の嫁の甥で医者をやってる人だったそうです。
来た理由を聞いたら「餃子が今まで人生で食べた中で一番おいしいし、ディスカウントにも快く対応してくれたからいったいどんな感じの日本人か直接会いたいからきた。」
とのお返事。
よくわからんけど、ありがとうございます。
とある家族の行く末
そういえば、先日マーケットに野菜を購入しに出かけた時に、Josieの姉と母らしき人を発見しました。
Josieがパクった私のレシピを、さらに彼女がパクって、それを母親と共有し、「本物のたこ焼き」という謳い文句で販売していた二人。
Kioskには得意の「本物の伝統的な日本の味」という単語も搭載。
ガチでヤバイ家族。
親が善悪の判断できない頭の構造をしていると、子供たちも同様なことを行う可能性が上がるのかなぁなんて仮説を立てて通り過ぎる私。
一生懸命に日本語の単語を並べてましたが、「居酒屋」と描かれた提灯が香ばしかったです。
イライラしても仕方ないのでRhineさんちの子猫3匹の写真です。
私の体に乗っかってリラックス。
うひょぉぉぉ、たまらん。