フィリピン・イロイロ州サンタバーバラで、小さな日本食レストラン「Mushin Japanese Cafe」を経営しているTakaです。
コロナ禍では営業環境が何度も変わり、そのたびに対応を考えながらお店を続けていました。
MECQが続くイロイロ
当時のイロイロではMECQ(強化された防疫措置)が続き、人の移動や営業にさまざまな制限がありました。
6月中旬にはイロイロ市内で店内飲食が条件付きで再開され、酒類販売の制限も緩和されました。
しかし、私が暮らすサンタバーバラを含む市外エリアでは規制が続いており、状況は地域によって大きく異なっていました。
感染状況や行政の発表を見ながら、その都度対応していくしかない毎日でした。
Rainさんのお店も苦戦
Rainさんが運営するキオスクも、お客様の数が減り、売り上げは思うように伸びませんでした。
本来であれば、私が準備した設備代を少しずつ返済してもらう予定でした。
しかし、営業状況を見ていると、それをお願いできるような状況ではありません。
まずは生活を優先してもらうことにし、返済は一旦保留にしました。
私のお店も決して余裕があるわけではありませんが、お互いに何とか営業を続けているという状態でした。
苦しいながらも営業は続けられています
お客様が少ない時間帯には、店先で猫がのんびり過ごしています。
そんな静かな時間が流れる日も珍しくありません。
今年に入って最も売り上げが落ち込んだのは4月でした。
営業面だけでなく、さまざまな出来事も重なり、一時は店舗運営にも影響が出ました。
それでも体制を見直しながら営業を続け、現在は少しずつ落ち着きを取り戻しています。
ビザの更新も何とか済ませることができ、まずはお店を続けられていることに感謝しています。
また新たな制限
ところが7月に入ると、今度はサンタバーバラを含む地域で再び店内飲食が制限されることになりました。
テイクアウト中心のお店とはいえ、店内飲食のお客様も一定数いたため、売り上げへの影響は避けられません。
酒類の販売規制も続いていたため、市内へ出かけた際に必要なものをまとめて購入しておきました。
先の見えない状況でしたが、その時々でできる準備をしながら乗り切るしかありませんでした。
それでも前を向いて
コロナ禍では、行政の方針が短期間で変わることも多く、小さなお店にとっては対応が難しい場面もたくさんありました。
思い通りにいかないこともありましたが、今いる環境の中でできることを考えながら営業を続けていました。
そんな毎日も、今では貴重な経験だったと感じています。
野良猫「Mojako」
そんな日々の癒やしになってくれたのが、一匹の野良猫でした。
Rainさんが「Mojako」と名付けた猫です。
最初は警戒していましたが、少しずつ距離が縮まり、今では仕事が終わる頃になるとお店へやって来ます。
閉店すると一緒にアパートまで階段を上り、部屋でのんびり過ごします。
ベッドで横になっていると胸の上に乗ってきて、そのまま眠ってしまうこともあります。
朝になるといつの間にか外へ出かけていますが、夕方になるとまた
「ニャー」
と言いながら近寄ってきてくれる。
そんな何気ない時間が、当時の私にとっては何よりの癒やしでした。
コロナ禍で大変な毎日が続いていましたが、Mojakoのおかげで少しだけ気持ちが軽くなっていたように思います。


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