フィリピン・イロイロ州の田舎町、サンタバーバラで、ラーメンやたこ焼きを販売しながら何とか生活しているTakaです。
お金にはあまり余裕はありませんが、相方のJosieと毎日楽しく過ごしています。
思いがけない再会
ある日、お店に見覚えのある女性が来店しました。
「どこで会ったんだろう……。」
その場では思い出せなかったのですが、仕事が終わってからようやく記憶がつながりました。
後からメッセージを送り、
「話しかけられなくてごめんね。」
と伝えると、そのままチャットが始まりました。
話が長くなりそうだったので、
「それならお店でゆっくり話そう。」
と誘うことにしました。
せっかくなら、お店にも来てもらえますしね。
日本語学校が閉校
話を聞いて驚きました。
彼女は以前、日本語学校へ入学金を支払っていたそうです。
ところが、コロナの影響で学校はすぐに閉校。
彼女が支払った金額は2万ペソ。
友人は5万ペソも支払っていたそうです。
決して安い金額ではありません。
それを聞いているうちに、ふと考えました。
「それなら、自分が教えればいいんじゃないか。」
カフェで日本語レッスン
現在、お店は以前ほど忙しくありません。
JosieもJennyも仕事に慣れ、以前よりずっとスムーズに動けるようになっています。
そこで二人に相談したところ、
「もちろん大丈夫。」
と快く了承してくれました。
さっそく彼女たちへ連絡すると、
「ぜひ教えてほしい。」
という返事をもらい、日本語レッスンを始めることになりました。
最初は3人の生徒さん。
レッスンは90分。
受講料は1人100ペソです。
カフェとの相乗効果も期待
授業は私の部屋で行う予定です。
そしてレッスン後にお店の商品を少しだけ割引すれば、飲み物や軽食を注文してくれるかもしれません。
さらに、生徒さんが友人を連れてきてくれれば、お店のことを知ってもらうきっかけにもなります。
もちろん、私がこの先どれくらいフィリピンに滞在できるかは分かりません。
それでも、新しい挑戦をしてみる価値はありそうです。
教師としての経験を生かしたい
私は以前、日本語教師として働いていました。
さらに障がい者支援の仕事をしていた経験もあります。
その経験のおかげで、一人ひとりの理解度に合わせて教えることには自信があります。
今回の生徒さんたちは、日本で働くことを目標にしています。
必要とされる日本語力はJLPT N4レベルだそうですが、実際に話してみると、まずはN5の基礎からしっかり学ぶ必要がありそうでした。
焦って先へ進むよりも、
- 文法
- 語彙
- 会話
- リスニング
を一歩ずつ積み重ねていくことが大切です。
そして、日本語だけではなく、日本の文化や考え方、職場で大切にされることなども伝えていきたいと思っています。
そうした部分は、教科書だけではなかなか学べませんから。
少しずつ動き始めたフィリピン
この頃、フィリピンでは入国制限が少しずつ緩和され始めました。
今回は、フィリピン人と正式に結婚している外国人の入国が認められるようになったそうです。
長く続いた厳しい制限も、ようやく少しずつ動き始めた印象があります。
次はツーリストビザの再開でしょうか。
私のように観光ビザで滞在している外国人にとっては、とても気になるところです。
まだまだ厳しい現実
とはいえ、街の状況は依然として厳しいままです。
全国チェーンのチキン専門店「Chooks-to-Go」で働く知人も、
「以前は毎日150羽売れていたのに、今は40羽しか売れない。」
と話していました。
多くの人が仕事や収入を失い、苦しい生活を続けています。
子どもたちも、法律によって長い間自由に外出できない状況が続いていました。
この国はこれからどうなっていくのか。
先のことは分かりません。
だからこそ、私も目の前にある小さなチャンスを一つずつ形にしながら、生きていこうと思います。


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