フィリピンのイロイロにある田舎町、サンタバーバラ。
そこでMUSHIN JAPANESE CAFEという小さな日本食レストランを開き、たこ焼き、ラーメン、餃子などを販売しながらどうにかこうにか生きているTakaです。
コロナの影響が強く、売り上げが本当に不安定な毎日が続いています。
お客がたくさん来てくれたと思った次の日には突然売り上げが激減したり、そんなことばかりが続いています。
商品のクオリティアップを目指して
コロナだし、これまでがラッキーで今が通常に戻っただけかも…
確かにそうかもしれない。
けど、今私たちが毎日ベストを尽くしているとは私は言えません。
なぜなら今提供している食べ物のクオリティは決して高いと胸を張れるわけではありません。
それに試してみたいアイデアもあります。
餃子の見直し
今回は餃子を見直すことにしました。
実は一時期、味に対するクレームをするお客や、皮を少し残すお客さんがいました。
ということで、この2点についてしっかり見直すことにしました。
餃子に使う豚肉の問題
まず、味に関するクレームは豚肉の鮮度に問題があることが原因でした。
餃子用のひき肉はマーケットから新鮮なものを仕入れていたのですが、毎回購入した分全てお肉を使うわけではなく、少し余ることがありました。
そんな時には冷蔵庫に入れて次の日に使っていたのですが、実はそれが問題でした。
たった1日冷蔵庫に入れて保管していただけなのにも関わらず、肉の品質がかなり変わっていたのです。
味の比較をしてみたのですが、違う味になっていました。
日本のひき肉は添加物が入っているのか、1日程度ならそれほどお肉の質に変化がなかったのですが、こっちのお肉はそうではありませんでした。
肉屋はお客の目の前で肉をカットしてミンチにして販売しているため、全く添加物が入っていません。
そのため肉の劣化スピードが速かったのです。
そこで、使わなかった餃子の肉は次の日に使うときでも必ず冷凍保存するようにしました。
これにより、安定した豚肉の味の餃子をお客さんに提供できるようになりました。
ちなみに、イロイロの多くのお店では餃子は5個で140ペソ~160ペソ程度ですが私のところは100ペソです。
それでも原価はとんでもなう安いんですけれどもね。
餃子の皮の問題
餃子の皮にも問題がありました。
以前はSM SAVE MOREという全国チェーンの餃子の皮を購入して使っていたのですが、25枚で30ペソのコストがかかる上に、安定して餃子の皮を店側が供給していないという現状でした。
そのため、自分たちで餃子の皮を作ることにしたのです。
自分で作ったら、30ペソだったのが6ペソで作ることができました。
ですが、いくら分量がいつも同じでも皮の分厚さが同じではないため、分厚い皮の餃子を提供していたことがあったことがわかりました。
そこで今回は手回しハンドル式のパスタマシンをネット通販で購入しました。中国製の送料込みで950ペソです。
これで皮の厚さが一定になるはずです。
到着までの間は、ビール瓶を使ってとことん伸ばすと規制品とほとんど同じクオリティになることが分かったので、この作戦でいきます。
餃子の焼き方の問題
焼き方に関しては、以前からキッチンタイマーを使うようにしたことで大分改善されました。
火加減を調節しながら焦げ目を上手につけることも少しずつできるようになってきました。
こんな感じで餃子を少しだけ改善することができました。
全ての料理を同様に見直して、できるだけいいクオリティの食べ物を提供したいのですが、時間がかかってもお客が気づいてリピーターになってくれることを望みます。
Josieとラーメン屋さんに行ってきました
Josieがお休みの日に私もお休みをとり、久々にデートのようなことをしてきました。
俺も休みをとるから。
ポジティブともネガティブとも取れない態度だったのですが、出かける日になると
いくわよ!!!
めっちゃオシャレしてすごく可愛くなってました。
まぁ、彼女なりに私との時間を楽しみにしてくれていたようでよかった。
ラーメンに関しては、トンコツラーメン・豚骨ラーメンプレミアム・タンタンメンの3種類を注文しました。私はとってもおいしいと思えるラーメンでしたが、Josieにとってはそうでもなかったようです。
トンコツは好きな味だったようですが、タンタンメンを食べた瞬間に「おえっ」っとなっていたのです。
他のフィリピン人はどんな反応を示しているのかはわかりませんが、彼らの口に合うラーメンを作るのは本当に難しいことがよくわかりました。
私のお店で食べるお客さんの反応も様々です。
・「めっちゃおいしい!!」といいスープもすべて飲み干してくれるお客さん
・スープだけ全部飲み干して、麺を残すお客さん
・麺を全て食べて、スープを残すお客さん
・こそこそ話して全然食べないお客さん。
私が住んでいるサンタバーバラは田舎町。
ラーメン文化は全くと言っていいほど根付いていません。
今回Josieとお出かけしたラーメン屋さんは今ではひと月に数100万円も売り上げるお店ですが、出店した当時はお客さんが本当に少なかったようです。
ですが長く続けることで、フィリピン人の人たちにラーメンについての理解が深まってきたと話を聞きました。
私もせめて、お客さんの80%がおいしいといってくれるようなラーメンを作りたいです。
できる限りのことをやってだめならあきらめもつくのですが、まだまだアイデアがあるうちは試さないともったいないですからね。