フィリピン・イロイロの田舎町、サンタバーバラで、たこ焼きやラーメンを販売しながら何とか生活を続けているTakaです。
今回は、小さなトラブルが続いたあとに思いがけない幸運が訪れた、そんな出来事を書いてみます。
小さな失敗からルールを見直す
先日、販売パートナーとのやり取りでトラブルがありました。
結局、代金は支払われず、こちらから連絡を取っても返事はありません。
Facebookグループの管理者にも事情を説明し、今後は同じことが起きないよう対応することにしました。
残念ではありましたが、「信用は少しずつ積み重ねるもの」ということを改めて実感した出来事でした。
さらに、お店でも別のミスがありました。
テイクアウトの餃子を注文したお客さんが、
「あとで取りに来るときに支払います。」
と言ったため、そのまま商品を用意して待っていました。
ところが、お客さんは結局来ませんでした。
この件については、スタッフを責めるつもりはありません。
最終的な責任は経営者である私にあります。
ルールが曖昧だったことが原因でした。
そこで、お店では改めて次のルールを決めました。
- 販売パートナーへの商品は前払いを基本とする
- お客さんも原則として先に支払いを済ませてもらう
当たり前のことですが、小さなお店だからこそ、こうした基本ルールを徹底することが大切だと感じました。
今回の損失は合計370ペソ。
金額だけ見れば大きくありません。
ですが、そのお金があればスタッフに数時間働いてもらうこともできます。
同じ失敗は繰り返さないようにしたいところです。
思いがけない連絡
そんな出来事が続いていたある日、一人のお客さんからFacebookで連絡が届きました。
話を聞いてみると、
「あなたのお店の料理を撮影したい。」
という内容でした。
最初は、お店で簡単に写真を撮る程度だと思っていました。
ところが、実際にはスタジオで本格的に撮影したいとのこと。
少し迷いましたが、せっかくのお誘いなのでお願いしてみることにしました。
想像以上の撮影スタジオ

当日、市内で待ち合わせをしてスタジオへ向かいました。
そこで目にした光景に驚きます。
「本当にここはイロイロなのか?」
と思うほど、本格的な撮影設備が並んでいました。
大型の照明。
高価そうなレンズ。
本格的なカメラ機材。

写真に詳しくない私でも、「これはすごい」と分かる環境でした。
後で聞くと、その方はイラン出身のフォトグラファーで、全国展開する企業や有名なお店の撮影も数多く手掛けている方でした。
そんな方が、私のお店の料理を気に入り、
「ぜひ撮らせてほしい。」
と言ってくださったのです。
家賃4,000ペソのお店で、100ペソの餃子や130ペソのラーメンを販売している私にとっては、本当に信じられない出来事でした。
プロの仕事に感動

撮影は約3時間。
ラーメン、餃子、たこ焼きを、一皿ずつ丁寧に撮影していきます。
その姿を見ながら、「本当に写真が好きな人なんだな」と感じました。
一方で私は、150ペソで買ったクロックス風サンダルを履いていました。
世界的な企業の仕事をするフォトグラファーと、田舎町でたこ焼きを焼いている私。
そのギャップがおかしくて、思わず笑ってしまいました。
撮影中はJosieも、
「大丈夫?本当に撮影なの?」
と少し心配していましたが、スタジオの様子を写真で送ると安心してくれました。
仕上がった写真は想像以上

後日、完成した写真が送られてきました。
そのクオリティーに思わず驚きます。
「これ、本当にうちのラーメン?」
と思うほど美しく撮影されていました。

たこ焼きも餃子も、普段とはまるで違う表情です。
プロの技術のすごさを改めて実感しました。

写真に負けない料理を

素晴らしい写真を手に入れたことで、お店の宣伝には大きな力になりそうです。
だからこそ、写真だけが立派で終わってはいけません。
写真を見て来店してくださったお客さんに、
「思っていた以上においしかった。」
と言っていただけるような料理を提供し続けること。
それが一番大切だと思いました。
今回の出会いは、本当に運が良かっただけかもしれません。
その幸運を無駄にしないよう、これからも一杯一杯、丁寧に作っていこうと思います。
純粋に私の料理が好きだったようで、そのために写真を無料で撮りたいと思ってくれたようです。


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