フィリピン・イロイロの田舎町、サンタバーバラで、たこ焼きやラーメンを販売しながら何とか生活しているTakaです。
ようやく少しずつ休みを取れるようになってきた――そう思ったのも束の間。
新しく採用した従業員・Jadeの勤務態度に気になる点が多く、このまま一緒に働き続けるのは難しいと判断することになりました。
今回は、Jadeに退職をお願いするまでの出来事を書いていきます。
勤務態度に違和感を覚える
ある日、Josieが私のところへやってきました。
最初は半信半疑でしたが、厨房にいる合間に様子を見てみることにしました。
すると、残念ながらJosieの話は事実でした。
勤務中の彼女の様子を見ていると、次のような行動が目につきます。
- お客さんがいる前でもイヤホンで通話を続ける
- 接客中でも電話を優先してしまう
- 忙しく働くJosieを手伝わず、携帯を操作している
- 私が動き回っていても椅子に座っている時間が長い
- 作業報告がほとんどない
お店の近くで働く人たちも苦笑いをしている様子で、「大丈夫なの?」というような視線を向けられることもありました。
私自身も、正直かなりストレスを感じ始めていました。
一度は話し合いをしたものの…
とはいえ、いきなり責めるつもりはありません。
まずは最低限のルールだけ確認しました。
- 勤務中は私用の通話をしないこと
- お客さんがいない時間であれば、携帯を触ること自体は問題ないこと
本人も納得してくれたように見えました。
しかし翌週になると、また同じことが繰り返されます。
さらに翌日も同じ状況。
休憩中には、Josieがお客さんの前で通話しているJadeの様子を写真に撮って送ってきました。
その後確認すると、
「私は電話なんて使っていません。」
という返答でした。
写真がある状況でその説明だったため、私はどう受け止めればいいのか分からなくなってしまいました。
お客さんとの会話にも驚く
ある日、お客さんと給料の話になったときのことです。
Jadeは「給料はすごく安い」と話していました。
私としては少し驚きました。
当時は地域の最低賃金より高い400ペソを支給し、昼食も無料。
暑い日にはアイスやジュースを差し入れ、市内へ行けばお土産を買ってくることもありました。
できる範囲ではありますが、Josieと同じように接していたつもりだったからです。
もちろん、お給料に対する感じ方は人それぞれです。
それでも、「安い」とお客さんの前で話されてしまったことは少し残念でした。
その後、お客さんからも勤務態度についての意見をいただくようになりました。
最後の話し合い
改めて本人と話し合いの場を設けました。
通話をしていた写真を見せても、
「すぐに携帯はしまいました。」
「お客さんの勘違いです。」
という説明でした。
私としては、勤務態度そのものよりも、お互いの認識が大きく食い違っていることのほうが問題だと感じました。
さらに話し合いの最中にも携帯を触り始めたため、「このまま一緒に働き続けるのは難しいかもしれない」と考えるようになります。
感情的に結論を出したくなかったので、一晩考えました。
そして翌日、メールで退職をお願いすることを伝えました。
彼女にも彼女の事情がある
Jadeには娘さんがいました。
これからどのような仕事を選ぶのかは分かりませんが、別の環境でうまくいくことを願っています。
相性というものはありますし、私のお店では力を発揮できなかっただけなのかもしれません。
Josieとの話
この件でJosieもかなりストレスを感じていたようです。
彼女は、
「Takaがいないときに、Jadeへ怒っていることを伝えた。」
と言いました。
私は、
「それは今後やらないでほしい。」
と伝えました。
Josieの一番の長所は、誰とでも自然に仲良くなれることです。
だからこそ、厳しいことを言う役目は私が引き受けたほうが、お店全体の雰囲気が良くなると考えていました。
「厳しいことを言う日本人のTaka」
「いつも明るく接するJosie」
そんな役割分担のほうが、お互いの強みを生かせると思っていたのです。
あとがき
こういう日はいろいろ考えてしまいます。
ビールでも飲みながら気持ちを切り替えるしかありません。
以前、韓国人経営者から
「フィリピン人スタッフは慎重に見極めたほうがいい。」
と言われたことがありました。
当時は大げさだと思っていましたが、この出来事を経験して、その言葉の意味を少し理解できた気がしました。
もちろん、これはJade個人との出来事であり、すべてのフィリピン人に当てはまる話ではありません。
海外で人を雇う難しさを学んだ、私にとって大きな経験の一つでした。


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