フィリピンでは現在も都市封鎖中です。
3月の中旬からスタートした都市生活も2か月が経過となります。
高い気温に汗をかきながら、暇つぶしのYouTubeと料理をつまみに、手作りワインを飲む生活をしています。
この日はオクラのゴマ醤油和えです。
さて、今回はビジネスをスタートするプロセスで発生した、名義に関してのやりとりが中心となっています。
前回はこちら
ビジネス名義で問題が発生
Josieが私のアパートに来てくれたので、話をしてみました。
フィリピンではコロナ対策でネット登録して、費用をコンビニで支払うこともできるみたいだよ。
なんと、彼女の返事は「No」だったのです。
これまで何度も確認してきたことですし、彼女からも合意を得ていたので私としてはびっくりです。
この段階にもなって彼女はいったい私に何を話しているのかと、私には瞬時に理解できませんでした。
私がこれまで彼女と力を合わせてやってきたことは彼女も知っているはず。
ですが、Josieに私が「?」となった時には、どんなときにも必ず理由があります。
落ち着いて話を聞いてみると・・・。
けれども私の家族がそれに対してOKしてくれないの。
どうやら家族が何か彼女に話をしたようです。
ちなみに私がJosieの助けが必要なのには理由があります。
私のような外国人はフィリピン人名義でビジネスをするのが現実的だからです。
私の場合は小さなビジネスからスタートし、成りあがりたいと思っているので彼女の助けが必要なわけです。
なのでここで合意を得ることができないと、ビジネスを行うことはできません。
というか、私がフィリピンにいる意味さえなくなってしまいます。
そこでもう少し詳しく聞いてみることにしました。
Josie家族の心配ごと
他の手続きで私の名前を使うのはいいみたい・・・。
BIRというのは、納税証明にかかわる書類なんですが、ビジネスをするにあたり必須のはずです。
私にできることは一つ、彼女の家族と直接話をして、どうにかビジネスを始められる状況をつくること。
今回もし打ち合わせがうまくいかないと、私の今後の予定にも大きく影響する可能性があるため、何とかして打ち合わせを成功させないと。
Josieにいろいろ聞いてみたのですが、彼女自身は詳しいことはわかっていませんでした。
まぁ、当たり前ですね。
そんなこんなでJosieの家に行き、直接家族と話をすることに。
なんだこの流れは。
なんか知らないうちにJosieが仕事どころか人生のパートナーになっていくような錯覚さえ覚えます。
彼女の家族とご対面。
フィリピンらしく親戚の人もいます。
よくよく話を聞いてみるとJosie家の意見はこんな感じでした。
①BIRの手続きをすると、毎月高い税金を支払わないといけない。
②ショッピングモールに出店するような会社ならわかるが、そういうわけでもない。
③私が外国人だからというのはわかるが、Josieにたくさんのリスクを負わせたくない。
BIRがないと違法になるんじゃないのか…??
私が「?」状態になっていたら、家族から追加情報があったのです。
私が提示された代替案
Josieの家族曰く、
・市長の許可証
・バランガイ(町を地域で区分した最小の行政のこと)の許可証
を根拠にビジネスはできるということでした。
アパートのとなりのバイク用品屋さんもなかったし、
たまに食べるローカル飲食店もなかった・・・。
彼女のお母さんや親戚曰く、
「ビジネスが小さいうちは、わざわざ支出を増やす手続きをする必要はない。」
「もしビジネスが大きくなって一定の収入が期待出来て、かつたくさんの従業員を雇うことになった時には正当な手続きをとるといいよ。」
とのことでした。
私は立場上Josieの力を借りることでしか、飲食ビジネスを始めることができません。
もともと田舎を選択したのは、田舎町でお金をかけずにビジネスをおこないたかったからです。
さらには75歳くらいのJosieのおばあさんがゆっくりと私のところに埃まみれのファイルを持ってきてくれて、それについて説明してくれました。
おばあさんのファイルには彼女のビジネスに関する書類が入っていたのですが、そこにはBIRの書類はなかったのです。
そして彼女は私に対して、
「30年間BIR無しで私はビジネスをしているのよ。」
「あなたが法律に則って慎重にビジネスを進めていきたいのはわかるわぁ。けどね、ここは田舎だからそんなに厳しくないのよ。」
「私だけじゃないわ。さっきあなたが話した通り、多くの人がそうなのよ。」
と話をしてくれました。
今回、結果的に私は提案を受け入れることにしました。
彼女の名義ですしね・・・。
私の抱えるリスクと対策
今回Josieの家族と会えたのは私のことを知ってもらう上でもいい機会だったのかもしれません。
彼女の家族からは、
①私がわけのわからない外国人ではない。
②Josieをいつも大事にしている。
という言葉をかけてもらえました。
まぁ、とりあえず疑われるよりはよかったのかな。
結果的には私はこれまで通り、リスク管理をしたうえでの暮らしとなりそうです。
今後のリスクはおそらくこんな感じになるかと思われます。
①コロナ終息後に私が住んでいる語学学校が本格的にスタートし、私がそこの学校においてマネージャーとして勤務した場合
→語学学校による支給されるワーキングビザでフィリピンに滞在。
合法的に語学学校のマネージャーとして労働し、カフェに関しても積極的に介入。
②コロナ終息後も語学学校がスタートできない場合
→観光ビザでフィリピンに滞在。
ビジネスには直接的には積極的にかかわらない。
Josieが経営するカフェにアドバイスをする外国人、という立場です。
結果オーライになることを願います。
話は変わり、フィリピンではようやく運送業サービスが復活しました。
3月半ばから運送業がストップしており、私が3月に注文した、たこ焼き用マヨネーズやソースを受け取ることができました。
私はこれを使っています。
私が知る限り、フィリピンでの最安値はアマゾンの表示金額の1.2倍程度。
思ったよりも良心的な価格でした。