フィリピンでカフェ再開に向けて その8 ロックダウン生活

フィリピンでは他の国同様、今日もロックダウン生活です。

私の地域では、日曜日を完全な外出禁止に定めており、他の曜日は朝から夕方までは外出可能、その後はできないという形態をとっています。

前回はこちら

コロナで世界中がてんてこまいな状況ですが、フィリピンでは3月の中旬からマニラが都市封鎖となりました。 それにともない、他の都市も封鎖状...

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ロックダウン暮らし

私のところにはJosieが週に2回が来てくれて、一緒に買い物に行ったり、食事を作って食べたりなどしています。

最初は私が彼女の精神状態を把握し、一定値を保ってもらいたいと思いながら関わっていました。

しかしロックダウン生活も気づけば2か月目に突入。

縛りもなかなかきつい状況で外国人が一人で生活、となると、私自身も彼女と一緒にただ話したり食事をしているだけでも精神的に助けられているのがわかります。

もし彼女がいなかったら、私は本当に孤独な状態でこのフィリピンの田舎町に滞在していたでしょうね。

餃子を作って食べました

さてさて、今回はいつもながらの食事作り。

Josieと一緒に餃子をつくりました。

餃子に関して言えることは、なぜかフィリピンでは餃子はメジャーではありません。

フィリピン人は中国から輸入された文化であるシュウマイばかり食べています。

レストランではない、地域にたくさんある創造性に欠ける食べ物を提供している場所には、必ずと言っていいほどシュウマイがあります。

金額はまちまちですが、親指の第一関節までくらいサイズの小ぶりシュウマイが4個で20~25ペソ程度。

彼らの多くは転売しているだけなので、私が尋ねた限りはシュウマイの原価を把握していませんでした。

そして私は、手作りのシュウマイを提供するフィリピン人はひとりしかしりません。

話は餃子に戻り、フィリピンの日本食レストランを調べてみたのですが、安いところで5個で160ペソ、高いところで5個で260ペソ程度でした。

高い気がする。

おいしければ販売も考えたいので原価を考えながらの調理です。

買い物をすまし、いつもどおりJosieと一緒に食事づくり。

ざっくり原価計算してみたのですが、おそらく5個で100ペソで提供しても飲食店でよく聞く「原価は3割以内」に収まることがわかりました。

一生懸命に折り方を学び実践する彼女。

最初はまな板の上で作業をしていたのですが、最終的には私同様掌の上で作業ができるようになりました。

よかよか。

その後は焼いて、、、、。

無事に餃子が完成しました。

私にとってはおいしそうに見えます。

かの有名料理家である海原雄山の息子による、「餃子は完全食」という名言がありますが、私も同意です。

魚も焼きました

先ほどの名言に私も同意なのですが、魚をひと月以上食べていなかったので購入して食べることにしました。

この魚は[Bangus]バンガス、などと現地の人からは呼ばれている魚で、英語名は「Milkfish」、油が多く癖が少ないのが特徴です。

一尾75ペソ、160円程度で購入しました。

なかなか高いですね。

高い理由はすでに骨抜き処理をしているからです。

フィリピンではBoneless Bangus という風に呼ばれ、骨付きと比較すると市場価格で20ペソ程度高くなります。

ちなみに、レストランでこのサイズのバンガスを食べると、150~250ペソ程度になります。

完成です。

餃子、魚、ごはん、手作りワイン。

閉鎖的で息苦しい状況で、なかなかいい感じじゃないですか。

あと2週間、踏ん張りどころです。

ロックダウン最初のひと月ちょいは一週間500ペソ、約1100円で暮らしていたのですが、最後の2週間はもう少しお金を使って、ストレスができるだけかからないで暮らしていこうと思います。

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コメント

  1. 仙臺四郎 より:

    餃子の餡は?何を入れたの!
    ひき肉・ニラ・キャベツ(白菜)に好みで椎茸などでしょうが、フィリピン人は野菜嫌いだし、椎茸みたいな高級食材は手に入らないでしょう。
    写真で見る限り、ほぼひき肉
    フィリピン人は焼き餃子を知らない(中国人も)で水餃子なら判ると思います。
    コンソメ味や鳥でとった出汁など
    お味は如何でした? ちょっぴりカラマンシー醤油で食べればローカルも食べる味になるでしょう

    • taka より:

      こんにちは。

      この時は確か、たまご、キャベツ、ネギ、豚挽き肉、ごま油、塩コショウ、オイスター等々を入れましたよ。
      焼き餃子は日本ではおなじみですが、日本人がアレンジしてできた料理だということを聞いたことがあります。

      野菜に関しては、私の周りのフィリピン人で野菜をあまり食べない人は、おいしく料理する方法を知らない人が多い印象です。
      このロックダウンはいい機会なので、料理をしてJosieと一緒に食べ、感想を話してもらう日々です。

      今住んでいるのは田舎なので、私が販売する料理はすべて他では購入することができないことになります。
      できることなら上手に営業し、お手軽な値段で日本の家庭料理を楽しんでもらえることを願っています。

  2. はじめまして、
    私はハンドルネームは
    もとみやたろうと言います。
    今年61歳のオジンです。
    私はフィリピンに移住したいと思ってから
    約10年になります。これまでの渡比回数は約40回程です。フィリピンブログ村ではピナ山太郎さんのファンで、いつも彼のブログを拝見していましたが、フィリピンが移住したい方は、是非読んでおいた方がいいブログと貴方のブログが紹介されていましたので、1週間程かけて、最初から拝見しました。色んなアクシデントが有ったようですが、それをカバーしてくれる多くの人に助けられて良かったですねー。これは一重にtakaさんの人徳だと思います。私もフィリピンに移住したいので、フィリピンでの仕事を探して約10年になります。やはり年寄りには、中々仕事が見つかりません。takaさんが羨ましいです。
    でも一つだけ、私は意見を言いたいです。
    私は多くの日本人がフィリピン女性を甘やかすな、お金を多く渡すな、と言うのをここ10年で沢山聞いて来ました。でもこれは間違いだと思います。フィリピン女性の賃金は確かに安いです。でもそれはフィリピン社会の話しです。其処に日本人が介入した時点でその常識は違うと思います。Josieさんはとても良い女性だと思います。でもtakaさんは、其処に甘え過ぎだと思います。私なら、もう少し金銭面で考えてあげるべきだと思います。
    年寄りの戯言として、でも頭の片隅に入れて頂けたら幸いです。
    ロックダウンで大変でしょうけど、お身体に気をつけて頑張ってください。

    • taka より:

      こんにちは。

      読んでくださってありがとうございます。
      自分がフィリピンでどんなことをしてきているのかを記しておきたくて始めたブログでしたが、
      私の知らないところで読んでくれている方々がいることに驚きと感謝です。

      お金に関して、実は私は以前のカフェにたくさんの投資をしてしまっており、
      今は十分なゆとりがない状況です。
      ロックダウン中は私も彼女も一週間500ペソ生活を送っています。

      ロックダウン後にお店を再開して、彼女が安定してフルタイムで働けるようになれば、
      彼女の暮らしはおのずと変わっていくはずです。

      そして彼女が私と一緒に働くことを望んでいる以上、その環境を作るのは間違いなく私の責任です。

      彼女が私を人生のパートナーとして選ぶか、仕事上のパートナーとして選ぶかは今後の展開次第ですが、
      どんなときも人生を楽しんでいられる関係でいたいと思っています。

      人と関わらない日々を送っており悶々としていましたが、とても励みになりました。
      今後も挑戦していきます。