ロックダウンが再び延長。それでも準備を続ける
新型コロナウイルスの感染拡大により、フィリピンでは2020年3月中旬から厳しいロックダウンが始まりました。
当初は約1か月の予定でしたが、その後4月末まで延長。そしてさらに5月15日まで延長されることが決まり、合計で約2か月に及ぶ見通しとなりました。
先が見えない状況が続き、多くの人が不安な日々を過ごしていた時期です。
ロックダウン中の小さな楽しみ

私は週に2回ほどJosieに来てもらい、一緒に買い物へ行ったり、料理を作ったりして過ごしていました。
もちろん、テイクアウトの注文が入ればすぐ対応できるように、仕込みも兼ねています。
この日は、
- ホットケーキ
- フライドポテト
- メロン
を楽しみました。
ホットケーキは以前購入していたミックスを活用。
メロンは1玉30ペソ(約70円)と、とても手頃な価格でした。
フライドポテトは、
- 塩
- バターしょうゆ
- のり塩
の3種類を試作。

特にJosieは「のり塩」がとても気に入ったようで、何度も「おいしい!」と言って食べていました。
当時のフィリピンでは、のり塩味のフライドポテトはあまり見かけなかったので、将来的にはメニューに加えても面白いかもしれないと考えていました。
振り返ると運にも助けられた

ロックダウンは世界中の事業者に大きな影響を与えました。
振り返ってみると、私自身はいくつかの判断とタイミングに助けられた部分があったと感じています。
まず一つ目は、以前営業していた語学学校から早い段階で撤退していたことです。
もし営業を続けていたら、ロックダウン中も固定費の負担が大きくなり、さらに厳しい状況になっていた可能性があります。
二つ目は、新しく移ったサンタバーバラですぐに店舗を借りなかったこと。
まずは小さくスタートし、市場を確認してから本格的に出店しようと考えていたため、大きな固定費を抱えずに済みました。
そして三つ目は、気に入った物件を見つけても、すぐには契約しなかったことです。
オーナーからは早めの契約を勧められましたが、営業再開の時期が見えない状況だったため、慎重に判断することにしました。
結果として、この判断もリスクを抑えることにつながりました。
もちろん、これは結果論でもあります。
もしロックダウンが予定どおり解除されていれば、違う結果になっていたかもしれません。
それでも、当時は「焦って動かないこと」が自分にとって最善だと考えていました。
カフェより、日本食の需要?
出店を検討していた店舗はこちらです。
当初は「日本風カフェ」をイメージしていましたが、お客様と話していると、飲み物以上に食事への関心が高いことが分かってきました。
「以前はカフェをやっていたんです。」
と話すと、多くの人から返ってくるのは、
「どんな料理を出していたの?」
という質問です。
実際にテイクアウト販売を始めてみても、日本食を注文してくださるお客様が少しずつ増えてきました。
ドリンクは利益率が高く、提供もしやすいというメリットがあります。
一方で、日本食そのものを求めて来店してくださる方も多く、その需要も無視できません。
今後のお店は、カフェというより「気軽に日本食を楽しめるお店」という方向性のほうが合っているのかもしれないと考えるようになりました。
当時の目標
当時の目標は、とてもシンプルでした。
お店を安定して続けられるだけの売上を作り、自分自身が生活できること。
そして、一緒に働くJosieとJadeにも、安心して働ける環境を用意し、生活の支えとなる収入を得てもらうこと。
ロックダウンが終わったあとに備えながら、その目標に向かって少しずつ準備を続けています。


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