たこ焼き販売の準備を進める一方で、語学学校との問題も少しずつ前へ進めていました。
弁護士へ証拠を提出し、パスポート返却に向けた働きかけをお願いした私。
さらに、Josieの協力で既存の飲食店の前を借りて、たこ焼きを販売できる可能性も見えてきました。
そんな中、思いがけない仕事のお話をいただきます。
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大学へ
私が以前からお世話になっていたWVSU(ウエストビサヤ大学)の日本人講師の先生から、
「イロイロの日系企業が、日本人を探している。」
という連絡をいただきました。
生活のこともありますし、まずは話だけでも聞いてみることにしました。
本当にありがたいお誘いです。
話を聞いてみると
大学へ到着すると、企業の担当者の方々はすでにお待ちでした。
参加者は、
- 企業の方3名
- 私
- WVSUの先生
- イロイロ在住の日本人の方
の計6名。
事前に会社について少し調べていたところ、日本でもよく知られている企業でした。
最初に自己紹介をし、日本での仕事やフィリピンへ来るまでの経歴をお話ししました。
すると担当者の方が興味を持ってくださった様子でした。
私が思っていた「翻訳」の仕事ではなく、
フィリピン人社員への日本語教育
を担当できる人を探していたのです。
内容は
概要として伺った内容は、
- 日本語を学びたい社員は約40名
- 1クラス10名以下
- 4〜5クラスを担当
- 週1回・90分授業
- 2年後にN4レベルを目指す
というものでした。
とても興味深い内容でしたが、この日は詳しい条件を説明してくださる担当者が体調不良で欠席されていました。
そのため、
- 報酬
- 勤務時間
- 契約内容
などは後日メールで相談することになりました。
当時の私にとっては、まず生活を立て直すことが最優先です。
条件を確認した上で、改めて検討することにしました。
次々と舞い込む話
振り返ってみると、この頃は先の見えない毎日でした。
それでも不思議なことに、
- 語学学校のマネージャー
- カフェ経営
- たこ焼き販売
- 日本語教師
と、さまざまなお話をいただいていました。
一つの道が閉ざされても、別の道が少しずつ見えてくる。
そんな時期だったように思います。
Josieから連絡
その日の夕方、OJT(実習)中だったJosieから電話がありました。
ロッカーに入れていた財布から、お金がなくなってしまったというのです。
盗まれた金額は1,200ペソ。
彼女にとっては、約2〜3日分の収入に相当する金額でした。
しかも、お母さんから預かっていた、数日分の生活費だったそうです。
本来であれば警察へ相談したいところですが、学校や実習先の方針もあり、そう簡単には動けない状況だったようです。
私が伝えたこと
私は以前から、
お金をあげることはしない。
というルールを決めていました。
その代わり、
「必要なら貸すことはできる。」
という考えです。
そこで、
「実習で大変なのは分かっている。でも日曜日に一緒にたこ焼きを売ろう。その給料から返してくれればいい。」
と伝えました。
Josieも、その提案を受け入れてくれました。
お互い決して楽な状況ではありません。
それでも、一歩ずつ前へ進むしかありませんでした。

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