前回のおさらい
語学学校のオーナーが家賃のアップを要求してきました。
5か月で3倍の金額です。
ですが、もともとの賃貸契約書すらない状態でしたので、彼と話したその日に準備を行い、翌日早朝にトラックに荷物を積み、移動した私です。
大好きなスタッフと、私のお店を楽しんでくれていたお客とは、離れ離れになってしまいました。
前回はこちら
Contents
移動した町、イロイロ・サンタバーバラ
私は今、サンタバーバラという町にいます。
場所はフィリピン、パナイ島のイロイロ市からジプニーで45分、北方向に移動したところに位置しています。
イロイロ空港から南東に車で15分に位置している町でもあります。
人口は60000人。
イロイロが340000人ということを考えると、規模の違いが想像できるのではないでしょうか。
市内からはジプニーだと約45分かかります。
もし、私がこの町で生きていくのなら、もっとこの町のことを知らなければなりません。
もし、ここでビジネスをするなら、今度は失敗したくないですからね。
何がいくらするのか、
人が何を食べて、
どんな導線でどうやって移動して、
どうやって平日を過ごし、
どうやって休日を過ごし、
どんな店が人気なのか、その理由は
どんな性格をした人が多いのか
などなど、たくさんです。
たくさんのことを自分の体験を通して、また、人に聞き込みをして知っていく必要があります。
どうしよう。
スタッフ達の今
私の大好きなスタッフ達です。
JOSIE
サンタバーバラは彼女の町です。
彼女に、「まだ俺と一緒にいてくれるかい?」って聞くと、
「もちろん。私こんな風に鬱になったり突然泣いたりするけどいいの?」って答えてくれたのがうれしかった。
彼女はほんとにずっと一緒にいられる人になってくれるのでしょうか。
わかりません。
FANNY
娘と一緒に第二の故郷Banateに戻っています。
私もニートに戻ったので、一度訪問する予定です。
私のことが好きだと言いながら実はオンラインで知り合ったロシア人男性が2月に来るとのこと。
ロシア人男性と付き合っていることになっているけど、私のことも好きらしい。
私はそんなのよくしりません、知りたくもないです。
彼女が元気そうでよかった。
NIKKI
最後の最後まで知恵を出し合い、戦ってくれたNikki。
仕事もどんどん覚えて、アドバイスもくれて、本当に頼もしかった。
彼女は2-3か月間はコールセンターで働くことができるとのこと。
本当によく働いてくれたので、今日再会したときに正規のお給料よりも20%上乗せして渡しました。
超喜んでくれていてよかった。
私はちょっとは従業員から好かれているリーダーだったのかなー。
何人かのお客も連絡をくれて、事情を話したらみんなストップするのが賢明だ、と話してくれました。
中には語学学校のオーナーと話をした大学生の女の子たちもいましたが、私に
「あの人本当に態度が上から目線でとても腹が立った!Takaさん、あんな人と関わったらだめ。辞めてよかったよ!!」
なんてメッセージをくれました。
ありがとね。
私の状況について
ビジネスパートナーやその仲間が私が緊急の状態であることをしり、助けてくれました。
住居
サンタバーバラのとある場所にてお部屋を借り、荷物を積み込みました。
眠れる場所と体を洗える場所があるのは本当に助かります。
社会的ステータス
もちろんフィリピンで暮らす無職の日本人です。
私が今困っているのはパスポートがないこと。
パスポートは語学学校のエージェントが預かったまま、私に返してくれないでいます。
連絡をしても返事がまったくありません。
これに関しては私のもと先生が弁護士になったので、彼女を通じて何とか解決しなければならないことです。
また、私のビザに関しては、ほぼうまくいかないはずです。
つまり、私が支払った9万円はおそらく無駄に消えていくでしょう。
仕事
カフェはすぐに再開することはできません。
どこで再開するにしろ、今度はしっかり準備を整えて、合法的に行っていく必要があります。
その間の仕事に関して、私のビジネスパートナーから提案がありました。
それは私が日本人マネージャーとして新しい学校で一定期間働くこと。
条件は以前の語学学校のマネージャーと同じ。
1日4時間授業、
1日4時間労働、
ピックアップ、生徒のお世話。
ビザの無料延長。
無料食事、お部屋。
以前の学校との違いは、4時間労働以外の時間は、授業を受けないなら授業と同じ金額を私が対価としていただくことができるということ。
つまり、4時間働いて、授業を受けないで町を知るために移動をしたり、イロイロの中の物件を探すにしても、4時間授業と等価のお金をいただけるということです。
いくらかはわかりませんが、0よりはとてもいい状況です。
私の今後のイメージ
しばらくは回復期間としてのんびり過ごし、その後作戦を立てます。
ただ11月はこれまで半年間無休で15時間労働してきたので、その分少しの期間ゆっくりすごします。
12月はビジネスの勉強をしながら作戦を立てる。
1月以降は新しい学校で働きながら、カフェの準備を進める。
書類がすべてそろった時点でビジネス再開。
こんな感じでしょうか。
またみんなで一緒に働きたいな。
みんなと会いたいし、お客さんと話がしたい。