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毎日とんでもない量の雨風のため、お客はきません。
韓国人オーナーがつけた壊れかけのエアコンが完全に壊れました。
ある日突然開閉口が閉じてしまったのです。
もともとリモコンを紛失した状態で取り付けられて、コンセントの抜き差しで電源のオンオフをしていたので、どうすることもできなくなりました。
壊れかけで微風しか出せないとはいえ、冷たい風を30㎝程度だしていたので、暑い環境がさらに暑くなってしまい困ってしまいました。
しかしながら、空いている部屋に合った扇風機を試しに一台置いてみたところ、あっという間に以前よりも快適度が高い状態になりました。
これでキッチンエリアがとても暑くて困っていた状態からちょっと解決。
扇風機よりも効果がないエアコンの電源を入れて電気代を支払っていたかと思うと、とても意味がないことをしていた気持ちになります。
壊れたエアコンの代わりに新品のエアコンを設置したいのですが、まずはお金をつくらなければなりません。
家賃を払う前にエアコンを購入したら、まちがいなく韓国人オーナーは怒り狂うでしょうから、
家賃の支払い→外国人労働者登録にかかる支払い→ビザに関する支払い→エアコン、という順序を踏む必要があります。
すべての支払いには30万円が必要です。
30万すら払えない状況なので、今はちくちくお金を作っていくほかありません。
エアコンはもう一台あるのですが、取り付けの方向がまったく私のカフェには適していません。
オーナーからは「お前が半分電気代を払え」と言われていますが、このエアコンの電源を入れても風は私のお客ではなく、私のカフェのと生徒の共有グレーゾーンを使うお金を支払わない生徒や先生に恩恵が行ってしまいます。
もちろん払いたくありません。
Contents
値札をつけました
ショーケースの中の商品に値札をつけてみました。
日本だからアニメが有名かと、はやっているアニメキャラを使っています。
これで値段を聞かれることもなくなりますね。
ショーケースの中の商品に関してですが、シュークリームが安定して売れるようになりました。
最初は本当に上手に焼くことができない状態だったのですが、今はごらんの通り。
なぜ膨らむのか、なぜ膨らまないのか、なぜしぼむのかを調べながら30回は焼いたこともあり、最近はほぼ失敗なしです。
見た目の美しさもあって、お客として来てくれた人が一定の割合で購入してくれます。
二つで60ペソ、130円。
日本なら安いでしょうがここはフィリピン。
60ペソをだせば、屋台でこんなものを食べることが可能です。
庶民は毎日これを食べるのです。
それでも人気のカフェには人が途切れずに来ています。
もっともっと研究していかなければなりませんね。
困りごと
お客が来ない、お金がないという困りごとはあるのですが、それとは別の困りごともあります。
私が今困っているのは、私のカフェが学校の一部になっていることです。
入り口には韓国人がこんなシールを私に当然確認もせずに貼り付けたのが原因です。
だれがどうみても私のカフェは学校の一部という認識となります。
カフェエリアと学校エリアには、御覧のとおりまったく仕切りもありません。
そのためか、学校の料理スタッフ、掃除スタッフはみんな通退勤時に私のカフェの扉を通過します。WE Academyの入り口があるのにも関わらずです。
写真を見るとたくさんの人のように見えますが、私のスペースを生徒が無断使用しているだけです。
手前の人はWE Academyの食事を食べていますが、息子さんが自閉症のため私のスペースを使っています。
何か注文するなら使っていいと伝えました。
自閉症の特性としてのルーチンワークが発生して、私のカフェスペースを使ってもらえるとありがたいのですが…
WEAcademyのスタッフに用がある肉屋や水の配達もすべて私のカフェを通過します。
肉屋が移動した後はフロアに血が滴りますが、彼らはそれをケアすることなくいなくなります。
私が注意をしたら、嫌な顔をして掃除をするような状況です。
やる気のないセキュリティとして働いている現地男性は、そもそもカフェという概念を持ち合わせていないので、席に居座ったり、ソファーで横になったりします。
このような環境だからこそ、外のお客さんは入るのを躊躇してしまうのかもしれません。
どうするのがいいでしょうかねぇ。
日本人の友達が来てくれました
昨日、日本人女性の友達が、彼氏のフィリピン人と一緒に来てくれました。
私が苦戦しているのを聞いて実際に来てアドバイスをしてくれました。
「シュークリームがおいしい!
「料理の値段もほかの日本料理と比べても安い!オムライス超おいしい!」
「日本の雰囲気もでてる!」
とのことでした。
彼氏曰く、お客が入らないのは立地場所が目立たないからという理由と、語学学校のカフェという認識になる構造になっているからだろうとのこと。
やはりそうですよね。
この状況の中、どうやって戦っていくことができるでしょうか。
なんとかしていくしかありません。
語学学校の生徒は頻回に私のカフェを使うかというとそうでもありません。
理屈としては、「学校と同じ場所にあるのに、ここにお金を払うことに対して違和感がある」とのことでした。
今は語学学校のカフェとしても、現地フィリピン人の人にとっても、カフェなのか語学学校の一部なのか、よくわからない中途半端な状態になっているということですね。
何とかして、カフェとして特化していくしかありません。
今は韓国人オーナーにいいようにやられている私です。