フィリピンのイロイロでオンライン日本語講師をしながらMushin Japanese Cafeを経営しているTakaです。
大学の時の友人がフィリピンのセブに来てくれることになりました。
私に会いに来るというよりも、家族でのフィリピン旅行に私がお邪魔するという形です。
その友人とは もう10年以上会っていなかったのですが 私にとって非常に印象深い人でした。
見た目も頭もとてもよく、話も面白く、努力を忘れず、決して人の悪口を言わない。
なんで私と一緒にいてくれたのかよくわからないくらい、私とは違う人です。
今は彼と私は仕事も違いますし、住んでる国も違いますが、私がこれまで努力してきたことが、今彼が行っている仕事にも共通しているところがたくさんあり、話をしていてとても面白かったです。
私たちももう40代ですから 話題も政治の話や経済の話や生き方の話になりましたが、私にとって実りのある時間になりました。
フィリピンの韓国化
今回私はセブの空港周辺の マクタン エリアに滞在していたのですが、 都市化が進んだセブシティとは違い、まるで私が住んでいるイロイロの街並みに似ている場所でした。
ですが、一部の場所は完全に観光地化されており、特に印象的なのは韓国の看板が立ち並ぶ 地域でした。
店の看板は韓国語のみ、英語も日本語もありません。
そのようなお店がたくさん立ち並び、すぐその店のとなりの道には、フィリピン人、ローカルの人たちの薄汚れたお店が並んでいるという、カオスな感じでした。
観光に力を入れる国はどこも同じような結果になるでしょうから、日本も近い将来似たようなことが起こるでしょう。
すでに一部地域では同じことになっていますが、今後はもっとこのような状態になり、お金がない日本人には入ることができない地域が日本の中で少しずつできるはずです。
また、私の友人が泊まっていたホテルは5つ星の超高級ホテルです。
ホテルの敷地に入る前にセキュリティガードがおり、車の中や車の下、トランクの中までチェックをして、問題がなければゲートの中に入れるという 徹底ぶりです。
もちろん、ローカルのフィリピン人はその敷地内に入ることはできません。
敷地の中はまるでフィリピンの国じゃないような別世界が広がっていました。
客の多くは韓国人、中国人、日本人、フィリピン人はお店のウェイターとウェイトレスだけです。
扱っている商品も高いものばかり。
ビール1本の値段が、現地価格の5倍でした。
食べ物も一品当たり2500円から3000円という価格で提供していましたが、そこにいるお客さんたちは当たり前のようにそれを注文し食べています。
左の魚が3000円、右のナシゴレンが2400円です。
私の普段の食事は4人で450円なのに…。
ほぼ間違いなく ローカルのフィリピン人たちは、一生の中で一度もこのような場所に足を踏み入れることもなく、料理を食べることもできないまま一生を終えていくことでしょう。
そう考えると、何とも言えない不思議な複雑な気持ちになりました。
私は興味があったので、あえて料理を注文する時やお酒を注文する時は英語を使わないで フィリピンの言葉で話をしていましたが、ウエイトレスさんのウェイターさんもびっくりしているリアクションが面白かったです。
今回セブに滞在したのはいい気分転換になりました。
ま、日中はずっと仕事をしていたのですが。