フィリピンのイロイロにある田舎町、サンタバーバラにて日本語のオンライン講師をしながらMushin Japanese Cafeの経営をしているTakaです。
雨の日にマンションの3階にカエルがいました。
フィリピンのカエルは大きくて、うるさい。
今回はスタッフの抱える問題をどうするか、という話です。
フィリピンあるある「お金を貸してほしい」
また、よくあるお金の話です。
今回は男性スタッフのNico。
オタク気質で友達がいなく、行動も遅く、おはようすら満足にいえず、私を困らせていた彼。
3か月以上私の職場で働くことでずいぶん変わってきました。
朝の挨拶はもちろん、お客が帰るときには「Thank you so much」と言えるようになり、状況を判断して以前よりも機敏に動けるようになりました。
そんな彼からメッセージが。
「お給料を先払いしてくれませんか。」
「母親が手術をしなければならないんです。」
金額は私にとってはそれほど大きな金額ではありませんが、彼にとっては大きな金額です。
たかだか働いて3か月のスタッフが、軽はずみに私にお願いできるような金額ではありません。
私はどうするのがいいのか。
人としての私の判断
彼は母と二人で暮らしています。
マニラから母親と一緒に、母の家があるこの田舎に今年になって戻ってきたそうです。
彼は自分に自信がないので、人に顔を見せることに抵抗があり、いつもマスクをしています。
友だちも満足にいません。
ようやく少しずつMushinに自分の居場所を感じてきているように見える彼。
母親に何かあると、彼の人生はさらに孤独になるでしょう。
私は私で、これまでお金に関しては何度も騙されてきています。
①2019年には英語学校の韓国人オーナーにはめられ、お金を失いました。
②同じく2019年に、コスプレが趣味だという女性に騙され逃げられるところでしたが、弱みがわかったのでそれを使い、今も支払いをさせています。(残金9000ペソ)
③Josieには家族ぐるみではめられ、余計な出費が発生しました。
また、こうやってお金にかかわるゴタゴタです。
とりあえず、
「状況知りたいから母親の手術や通院に関するすべてのレシートをまとめて送りなさい」
と彼に伝えてみたところ、すべて画像付きで送ってきました。
どうやら本当に母親の具合が悪く、手術が必要らしい。
彼は「給料から天引きをしてください」とお願いがありましたが、
このままだと彼は約2~3か月Mushinでの収入がなくなります。
お金を私が一時的に建て替えることはできますが、彼が逃げてマニラでも行ってしまったら、私はどうすることもできません。
ですが、彼が母の無事を祈り、手術後も一生懸命に働くのなら、それはそれでとてもいいことです。
私はきっと彼のお金を建て替えることでしょう。
逃げられたら、それもまた経験。
彼がまじめに働いても、それもまた経験です。
いずれにせよ、彼のお母さんが亡くなるよりはいいでしょう。