フィリピン・イロイロにある田舎町、サンタバーバラにてたこ焼きやラーメン・餃子などを販売しているTakaです。
これまで伝えてきた通りですが最近は売り上げも激減し、フィリピンで生きていくことの難しさが本当に身に沁みます。
フィリピン観光省が来年の7月から外国人のツーリストを受け入れる、と発表していましたがどうなるかはわかりません。
ころころ変わるフィリピン政府ですから、様子を見ながら最新情報を絶えず確認するのがよいでしょう。
今回は現状の振り返りと、今後についてを自分のためにもまとめておきます。
Contents
私がラッキーだったこと
某語学学校とのゴタゴタが解決された
まずはこれ。
今後私に一切に干渉しない、という内容での宣誓書にもサインを貰えたのでよかったかと。
ちなみに、今某語学学校はバリバリ開国後のことを考えて準備を進めています。
家賃100万以上、50以上の部屋数を誇る建物を7月から収入無しにも関わらず整備する資金力がある彼はやはりすごい。
フィリピンで20年間生きてきた逞しさは本物です。
彼が私に請求した金額はちょっとおかしな計算方法ではありましたが、法外な金額ではなかったし、そもそも彼が扱っている金額と比べると私のビジネスなんてハエみたいなもんです。
いい勉強になりました。
低リスクでお店を始められた
今私が借りている物件の家賃はたったの4000ペソ、水道代が500ペソです。
つまりはひと月10000円。
こんな条件ですので、お店を大きく成長させることは難しいですが、もちろん大きく転ぶこともありません。
このコロナで最悪な危機的状況での私のリスクは本当に小さなもの。
たくさんのお店がたたんでいる状況なのですが、私のところは「どうしよう、助けて!!」なんていう焦りは今のところありません。
別にこけても他のビジネスマンから比べると微々たるものです。
今後のためにしておきたいこと
最近思ったことは、現状では私がいない方がいいのではないか、ということ。
多くの収入が見込めない状況で私がこの国に滞在するメリットはあまりないというのが現実です。
私がお金を食いつぶしているのなら、JosieとJennyにお金がいきわたるようにした方がいいかも、と思えてきました。
彼女たちに任せたい気持ちはあるのですが、現時点でも私が意図していないことを勝手にしてしまったり、商品購入の予定がない彼女たちのが知人が余りにも気軽に私の店に滞在したり、と問題もあります。
また、先日はJosieのおなべの姉(兄になっている)が
「私がJosieの店を手伝うから大丈夫」
などと話してきたので、
「ありがとう。けど俺は別にあなたは必要ないよ。」
「Josieの店じゃなくて俺の店だから、何かしたいなら俺を通してね」
とはっきり伝えておきました。
こういうところがフィリピン人あるあるです。
いつの間にか「私はTakaと友達、妹名義のビジネスだから私も手伝うのは当たり前」
という身勝手な考え方になります。
私がもし日本に帰るとしても、そこはしっかりJosieにくぎを刺すつもりです。
・投資も管理も100%私。
・私の私財をレンタルしている。
・家族が介入した形跡があるなら、帰国後にパートナーとしては解消。
困ったものですが、これくらいは伝えておかないと、私に確認せずに身勝手な解釈を始めてしまうことでしょう。
お店の適切な引継ぎ
Mushinを現在残っているJosieとJennyに引き継ぐ必要があります。
ほとんどの目に見える仕事はすでに引き継いだのですが、見えない仕事であるお金の管理・物品の注文、渉外関係などは全て私が行っているので、Josieがそれを行うとなればなかなか大変かと思われます。
ですが、そうせざるを得ません。
「たくさん売り上げをつくる必要はないし、販売物を増やす必要もない。」
「ただ現状を維持し、お店を閉じないでいて欲しい」
と伝えたのですが、どこまでわかっているでしょうかね。
日本語学校教師に関する情報を集める
私が滞在している間に意外にニーズがあったのが、日本語講師として働くということでした。
この数年のうちにイロイロ市内の国立大学、イロイロの日本企業、日本語学校と3か所から連絡がありました。
おそらく理由は私が教育大学を卒業しており、教師として少しキャリアがあったためかと思われます。
もし、今の私が日本語学校の教師として活躍できるための資格があれば、フィリピン人を対象とせずとも他の外国人を対象に仕事ができるかもしれません。
少なくとも英語が話せる日本語学校の教師というのは英語圏の人にとって一定のニーズがあるようです。
彼らを対象にオンラインで日本語を教えることができればフィリピンではそこそこの収入になります。
こんな感じで、今の状況でもできる準備をぼちぼち始めようかと考えています。
Josieに関して
彼女は相変わらずお腹が大きく、まるで妊娠6か月目のようです。
・彼女が今は手術を受けようと考えていないこと
・私と他の病院に一緒にいくことを望まないこと
・私がたくさんの質問をするのを望んでいないこと
・妊娠ではないと繰り返し私に伝えること
・家族は彼女の意志を尊重したいこと
これらのことから、私は彼女と結婚をするのは難しく、彼女自身も望んでいないことから現状維持作戦をとることにしました。
正直なところ、妊婦のようなお腹をしているのにもかかわらず手術を受けない彼女の気持ちが理解できないし、様々なリスクを抱えても放置する家族に対しても同様に理解できません。
それ以上にそんな状態の彼女と一生を一緒に過ごすのは私の器では難しいことがよくわかりました。
また、私の中で彼女が妊婦ではない確証がもてていません。
彼女に聞いても「私は妊婦じゃない。もう聞かないで」
の一点張り。
私が彼女を疑っている以上、一緒になるのは厳しいでしょう。
将来彼女はどうなってしまうのかはわかりませんが、彼女のやりたいようにするしか私にはできません。
彼女に対しては私の話を聞かず、我を通し続けることに何度疲れたかはわかりません。
彼女が普通のスタッフなら私の指示を素直に聞かない時点で、首になっていたかと思います。
ただ、ビジネスの名義を使っているのは事実ですし、文句を私に言いながらもついてきていることは事実。
お世話になったことは事実なので、彼女の似顔絵を描いて、後日プレゼント。
絵は一時期描きまくっていたことがあったので、そこそこ描くことができます。
今はお金の余裕が本当にないので、安上がりで済む方法を選びました。
私にとっては、感謝の気持ちと、後悔のないようにしたいという思いから、そしてひとつの区切りという意味合いでの似顔絵。
彼女はたいそう喜んでいましたが、どのような意味合いで受け取ったのかは私にはわかりません。
コメント
フィリピンはキリスト教なので
一緒に過ごしてくれて、ありがとう
授かりました、ありがとう
というのを、幼いころから集団(強制・脅迫のような形)で、みんながしているので、そうしないと親戚一同に面目が立たないという心境があると思います。
その一方で、現状、足手まといになりたくないという現実を資本主義的に見ている側面もある。
私の祖父がフィリピン人なので思うのですが、そんなアンバランスさがフィリピンがいつまでたっても微妙に見られるところだと感じます。
祖父母と一緒の家(狭い家に10人程度)で、みんなで信仰しているものがあるから、それから逸れるわけにもいかないが、現状はそうもいってられないので、どっちの話も立てる(立てているつもり)と思っているように見えます。
キリスト教集団の家族と、それ以外の(本来邪教徒)の、両方を大切に思ってしまうと、このようなパターンはよくあることです。
良いか悪いかではなく、フィリピンはそのような社会集団だということ(だと思います)
ただ、それに人生を振り回されることもないかと思います。
メッセージをありがとうございます。
最近、何度かJosieと衝突する場面がありましたが、最終的にはお互いの理解が必要だというところで
落ち着きました。
彼女としては、私にもう少したくさん話をしてもらいたかったようです。
私はどのようにお金を作り、彼女を食べさせていくかばかりを考えており、
お金のことばかりを考え、彼女やスタッフをいたわる部分が足りなかったようです。
彼女としては、私のビジネスを彼女が助けて、お互い助け合った後に
一緒に成功していくことが目標だという話を聞くことができました。
お話していただけたような、「フィリピン人特有の考え方」を尊重しつつ、私と彼女の在り方を
時間をかけて作っていくことができたらと考えています。
ありがとうございました。