フィリピン・イロイロ州の田舎町、サンタバーバラで、たこ焼きやラーメン、餃子を販売しながら何とか生活を続けている日本人のTakaです。
フィリピンはかなり追い詰められている
2020年9月下旬。
この頃のフィリピンは、本当に厳しい状況でした。
私が暮らすサンタバーバラでも、
- 町全体の消費は体感で約70%減
- 人通りは70〜80%ほど減少
- 閉店する店が目立つ
という状態でした。
政府は子どものいる家庭に一律5,000ペソを支給する政策を実施しましたが、効果は一時的だったように感じます。
給付金が配られた直後だけ消費が少し戻り、その後は再び落ち込んでしまいました。
町全体から活気が失われていく様子を見ているのは、とてもつらいものでした。
生活に困窮する人たち
ある日、市内に住む友人からこんな連絡がありました。
「家の外で飼っていた犬が殺されそうになった。」
詳しく話を聞くと、生活に困窮した人が食料として持ち去ろうとした可能性があるとのことでした。
真偽は確認できませんが、それほどまでに生活が苦しい人が増えていたのだと思います。
私はフィリピンでそのような話を聞いたことはほとんどありませんでしたが、コロナ禍によって生活が限界まで追い込まれていた人が少なくなかったのでしょう。
当時、多くの人が仕事を失い、収入を失い、働く場所さえ見つからない状況でした。
私が住む比較的治安の良いイロイロでもそんな状況です。
首都マニラについて調べると、強盗や略奪が増え、食べる物にも困る人がいるという報道を目にしました。
中にはネズミを食べて飢えをしのいでいるという記事もあり、その深刻さに衝撃を受けたことを覚えています。
もちろん、こうした話は特に貧困地域で暮らす人たちの状況です。
十分な衛生環境を整えることも難しく、感染対策を徹底することも容易ではありません。
その結果、感染が広がりやすいという悪循環が生まれていたのでしょう。
それでも店を続ける
そんな状況の中でも、私は営業を続けていました。
市内の相場より少し高い給料を支払いながら、お店を維持する。
今振り返っても、売上を確保し、従業員に給料を払い続けられたのは本当に幸運だったと思います。
オンライン家庭教師の面接を受けてみた
コロナ禍ならオンライン家庭教師の需要はあるかもしれない。
以前教師をしていた経験もありますし、家庭教師の経験もあったので、試しに面接を受けてみました。
面接官は40代半ばくらいの、身なりの整った女性でした。
私がフィリピンに住んでいると伝えると、
「私も毎月フランスへ行かなければならなくて、大変なんです。」
という話になりました。
当時は多くの国で入国制限が行われていた時期だったので、
「どうやってフランスへ入国しているんですか?」
と純粋な疑問として質問したのですが、あまり良い反応ではありませんでした。
さらに、
「英語ができるそうですが、どのくらい話せるんですか?」
と聞かれたので、
「フィリピン人の英語教師に基礎文法やTOEICの基礎を教えていました。」
と答えたうえで、
「もしよければ、このまま英語で面接を続けてみませんか?」
と提案しました。
しかし、これもあまり歓迎されなかったようです。
私は自分の経験を伝え、英語力を確認してもらえる機会になると思っただけだったのですが、相手には違った受け取られ方をしたのかもしれません。
結果として、その会社とはご縁がありませんでした。
今振り返ると、私の伝え方にも改善できる点はあったでしょうし、相性の問題もあったのでしょう。
日本の一般的な企業文化の中では、私は少し率直すぎるタイプなのかもしれません。
ただ、日本語教師として海外の学習者と接する仕事であれば、自分らしさを活かせる場面も多いのではないかと感じています。


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