コスト削減のための見直し

フィリピンでビジネス|運営・改善

フィリピン・イロイロの田舎町、サンタバーバラで MUSHIN JAPANESE CAFE を運営している日本人のTakaです。

コロナ禍の影響は続いていますが、たこ焼き、ラーメン、餃子、そしてドリンクを販売しながら、どうにか毎日を過ごしています。

前回はこちら

7月の売り上げや利益のまとめ
フィリピン・イロイロにある田舎町、サンタバーバラで、たこ焼きやラーメンを販売しながら生活している日本人のTakaです。課題は山ほどありますが、従業員たちと一緒に働けることに、日々不思議な使命感と幸せを感じています。前回はこちら7月の結果実は...

売れているのに、お金が残らない

「なんで売り上げは伸びているのに、俺はずっと貧乏なんだろう……。」

そう思い、改めて商品の原価を計算してみることにしました。

電卓を叩いていると、すぐに原因が見つかりました。

「あれ……?」

「どうしたの?」

「たこ焼きソースとマヨネーズの使用量がやばい。」

高校で販売していた頃は、たこ焼きの原価率は約25%。

ところがMushinでは、40%を超えていることが判明しました。

計算してみると、毎日450~550ペソもの利益を失っていたのです。

つまり、日本円にすると毎月約3万円。

知らないうちに、お金を捨て続けていました。

原因はソースとマヨネーズ

厨房にいる時間が長かったので、私はまったく気付いていませんでした。

高校で販売していた頃と比べると、たこ焼き一舟あたりに使うソースもマヨネーズも2倍以上。

食べ終わった容器を見ると、底にはソースとマヨネーズがたっぷり残っています。

もともと30%程度だった原価率が、45%近くまで上がっていた計算になります。

これはさすがに放っておけません。

ソースは「かける」から「塗る」へ

まず見直したのは、たこ焼きソースです。

これまではボトルから直接かけていました。

そのため、一度に大量のソースが出てしまいます。

そこで、刷毛を使って塗る方法に変更しました。

これが大正解。

たこ焼き全体にムラなくソースを塗れるだけでなく、使用量は半分以下になりました。

しかも、表面全体にツヤが出るので、お客さんから見ると「たっぷり塗ってある」ように見えます。

味を変えずにコストだけを下げることができました。

ちなみに、フィリピンではオタフクソースが非常に高価です。

そのため、オタフクソースをベースに数種類の市販ソースを自分なりにブレンドし、味を維持しながら粘度と量を調整しています。

たこ焼きによく絡み、時間が経っても流れ落ちにくいよう工夫しています。

マヨネーズも改良

マヨネーズも同じです。

使っていたボトルは便利なのですが、一度に5つの穴から大量に出てしまいます。

そこで、いくつかの穴を塞ぎ、一度に出る量を減らしました。

これだけでも使用量はかなり改善。

さらに、キューピーマヨネーズはフィリピンではかなり高価なので、現地で手に入るマヨネーズをベースに自分なりに配合を研究しました。

試行錯誤の末、かなりキューピーに近い味を再現できるようになりました。

最初は「これって偽装みたいじゃないか?」なんて思ったりもしましたが。

よく考えれば、お店ごとのオリジナルブレンドや自家製ソースと同じようなもの。

味を落とさず、お客様にも満足していただけるなら、それでいいのかなと思っています。

キャベツも時短

もう一つ改善したのが、キャベツです。

忙しい日は1日3kgほど使うのですが、細かく刻むのに1時間以上かかっていました。

手には包丁だこと水ぶくれ。

私でも痛いのですから、女の子たちに毎日やらせるのは気が引けます。

そこで思いついたのが、ミキサー。

ざく切りにしたキャベツと水を入れてスイッチオン。

たった5秒。

芯ごと一気に細かくなります。

あとは水気をしっかり絞るだけ。

これで、これまで1時間以上かかっていた作業が約15分で終わるようになりました。

たこ焼き用も餃子用も、あっという間です。

小さな改善の積み重ね

今回やったことは、どれも小さな改善です。

ですが、その積み重ねで原価は下がり、作業時間も短縮できました。

気付かないままなら、毎月3万円近くを無駄にし続けていたかもしれません。

経営は派手な売り上げよりも、こういう小さな改善の積み重ねなのかもしれませんね。

本当は、このまま少しずつ貯金を増やしていきたいところです。

……とはいえ、私のフィリピン生活はいつも何かしらトラブルが起こります。

きっと、また次の問題が待っているのでしょう。

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