フィリピンでカフェ再開に向けて その13 Josieとどうにか関わる私

フィリピンで生き抜いているTakaです。

ロックダウンが解除されたわけではないですが、縛りが緩くなったこともありお店を始めました。

相方になってくれている女の子、Josieと共に悪戦苦闘する毎日です。

今回は私のビジネスパートナーであるJosieに関しての内容です。

Josieはフィリピン人女性の中でも珍しい性格をしていますが、フィリピン人に対する理解を深めたい人にはお勧めの内容です。

前回はこちら

コロナで世界中が殺伐としていますが、フィリピンの片田舎で生活しているTakaです。 前回ようやくお店となるスペースを借りました。 ...
スポンサーリンク
スポンサードリンク

切れるJosie、困る私 その1

ある日のお昼の出来事

Rhaneさん
Rhaneさん
お母さんがオーナーはいい人じゃないって言ってた。
前バッチョイ屋が借りてたんだけど、何度も家賃を上げられて払えなくなってやめたんだって。
俺は最初から信用してないよ。
家賃は払った際にリースコントラクト用意してくれなかったから、そこはしっかり作ってもらおうね。

ただ、もし機嫌損ねてBIRのこと突っ込まれたら困ることになるから、上手にすすめなきゃいかんね。

Taka
Taka
Rhaneさん
Rhaneさん
は!?
BIRはいらないって前話したじゃん!
私の家族が無しでやってるの見たでしょ?
なんでまたその話するの!?
意味わかんねーんだけど!!
確かにそうだったね。
けど、法律上は必要だということを忘れてはいけないよ。
これ読んでね。(法律に則ったサイトを見せる)

Josieが「いらない」って言える根拠を見せてもらってもいい?

Taka
Taka
Rhaneさん
Rhaneさん
そんなのない。
いらねーって言ってんの!

マーケットの人だって、隣のバイク屋だって、その隣のごはん屋さんもBIRないでしょ!!

同じ話何度もさせんな!

使う言葉が汚いし、失礼な態度…。
それに理屈が通じない…。
Taka
Taka
フィリピンにいるただの外国人である私

①私には他にお願いできるフィリピン人はいません。(前にお願いした人には申し訳なさすぎて再度お願いできません)

②フィリピン人といえど、常識がある人はリスク管理から簡単にビジネス名義を使うことにYESとはいいません。

③私にアプローチしてくる人は、私からどうやって利益を得るかを考えている人ばかり。

Josieは純粋に私に協力してくれている、ただ一人のフィリピン人です。

そして怒るのは、純粋に制度や私を理解できないという理由からです。

私は彼女が誰にでも当たり散らす性格から、大事な女友達すら失ってしまったことも何度も見ています。

そんな中、今私ができることは…最初にしっかり謝って、理解をしてもらえるアプローチをすることです。

Taka
Taka
嫌な気持ちにさせてごめんね。(先行して謝罪する)
俺が語学学校で韓国人のオーナーからとんでもない目に合ったの覚えてるかい?
とてもつらくて大変だったんだよ。
俺はただ、Josieに同じ目に合ってほしくないんだよ。(相手を想っているためだと伝える)
・・・
Rhaneさん
Rhaneさん
Taka
Taka
どうして俺がつらい目に合ったかわかる?
それは俺が法律をなにも知らず、勉強もせず、相手に全部お願いをしたからだよ。
Taka
Taka
俺は外国人だし、Josieはまだ19歳でしょう?
二人とも初心者だから一緒に少しずつ必要なことを勉強しようよ。(押しつけではなく、一緒に進むことをアピール)
(これでどうだ…頼むから理解してくれ…)
そうね…。
Rhaneさん
Rhaneさん
おーけぃ…!どうにか乗り切った。
Taka
Taka

毎回こんな感じです。

彼女はまだ自身のストレスコントロールが苦手なように見受けられます。

ですが、以前の彼女と比較すると相手に対する許容範囲が広がったようにも見られる場面もあります。

今後どうなるのかな。

その後のJosie

昼食後にちょっと休んでいたら、Josieが私のノートパソコンを使って、しかも勝手に私の携帯を使いテザリングをしてインターネットをしていました。

本当に困った子だ。
家庭教育?環境?性格?
とにかくどう伝えるのがいい…?
Taka
Taka

私がそう思いながらパソコンをのぞき込んだら、彼女は私が開いて勉強していたリースコントラクト(賃貸契約)のページを一生懸命読んでいました。

私もすこしずつ勉強しなきゃね
Rhaneさん
Rhaneさん

ちょっと恥ずかしそうにしてる彼女の姿を見て、私は

「私の携帯を勝手に使うことはマナーとしてよくないから一言声かけてね」と伝えるのはまたの機会にしたのでした。

切れるJosie、困る私 その2

ある日の夕方の出来事

Rhaneさん
Rhaneさん
Taka、SNSにお店のこと投稿したから。
ちょっと、そんなこと全く知らなかったよ。
Taka
Taka
私は日本人的な考えなのでしょうね。

彼女の行動をここでスルーすると、今後も何か独断でアクションを起こす可能性が高いと判断しました。

怒るのは目に見えてますが伝えます。

まだ電気も通っていない状況だし、看板もないよ。
それに多くの人が見ることだから、大事なことは一緒に時間をかけて確認しようよ。
Taka
Taka
Rhaneさん
Rhaneさん
は?
ふざけんなや!
お客が来ないから私が投稿してやったんでしょうが!!
もういいわ。
私はあんたのスタッフとして人形のように働けばいいんでしょ!
また始まりました。

私はJosieの態度にどう対応したらいいかわからないのでダンマリ、ただたこ焼きを作り続けていました。

Josieも私に対して話しかけずにその日は終了。

私が貸したタオルを私のバッグに「バシッ」と載せ、帰ってしまったのです。

彼女からメッセージがありましたが、内容は「言いたい事あるなら直接言えや!」というものでした。

その翌日

いつも私たちは私のアパートで軽く打ち合わせをしてから一緒に仕事に行きます。

この日、私はまずカフェラテを準備。

おはようすら言わないJosieにカフェラテを飲んでもらいます。

Taka
Taka
昨日はごめんね。(謝罪先行)
黙っていたのはあまりに疲れていて脳が余り働かなかったんだよ。
今度はピンチな時はしっかりJosieに助けてっていうよ。
…私も今度は投稿する前にTakaに確認するわ…。
Rhaneさん
Rhaneさん
Taka
Taka
わかったよ。
ところでタオルは今日も必要なの?
もちろんいるわ!
Rhaneさん
Rhaneさん
Taka
Taka
昨日返す時に何も言わないから必要ないかと思ったよ。
悪かったわね…。
Rhaneさん
Rhaneさん
Taka
Taka
実はここにJosieのタオルあるけど、もういらないかと思って昨日は洗わなかったよ。
必要みたいだからまた洗うけど、今日はこれ使ってね。(ニヤニヤ)

彼女は怒りながらもちょっと笑ってました。

その後のJosie

Rhaneさん
Rhaneさん
Taka!
これ投稿したいからちょっと聞いてて!
「私たちは準備が整い次第、たこ焼きの他にも飲み物や食べ物を提供する予定です。なんちゃらかんたら…。」
Josieありがとう。
とってもいいと思うよ!
お客さん増えるといいね。
Taka
Taka

こんな感じでどうにかやっています。

私が考えていること

主観ですが、Josieは私と一緒にいるよりも、もっと多くの人と関わる方が彼女の成長には望ましいと考えています。

基礎学力が高く、負けず嫌いな彼女のような人は、大学で同級生や大人と関わることで必要なソーシャルスキルを獲得するのが必要かと思われるからです。

彼女が経済的に困窮していたのは事実ですが、「JosieがOKしたからビジネスを一緒にしてるだけだ。彼女には十分な給料を支払う。」というのは間違いなく私のわがままです。

私は自分がしていることが彼女の人生に悪影響を与えていないかどうか、いつも不安な思いを持ちながら彼女と一緒にいます。

スポンサーリンク
スポンサードリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
スポンサードリンク