フィリピンで生き抜いているTakaです。
ロックダウンが解除されたわけではないですが、縛りが緩くなったこともありお店を始めました。
相方になってくれている女の子、Josieと共に悪戦苦闘する毎日です。
今回は私のビジネスパートナーであるJosieに関しての内容です。
Josieはフィリピン人女性の中でも珍しい性格をしていますが、フィリピン人に対する理解を深めたい人にはお勧めの内容です。
前回はこちら
Contents
切れるJosie、困る私 その1
ある日のお昼の出来事
前バッチョイ屋が借りてたんだけど、何度も家賃を上げられて払えなくなってやめたんだって。
家賃は払った際にリースコントラクト用意してくれなかったから、そこはしっかり作ってもらおうね。
ただ、もし機嫌損ねてBIRのこと突っ込まれたら困ることになるから、上手にすすめなきゃいかんね。
BIRはいらないって前話したじゃん!
私の家族が無しでやってるの見たでしょ?
なんでまたその話するの!?
意味わかんねーんだけど!!
けど、法律上は必要だということを忘れてはいけないよ。
これ読んでね。(法律に則ったサイトを見せる)
Josieが「いらない」って言える根拠を見せてもらってもいい?
いらねーって言ってんの!
マーケットの人だって、隣のバイク屋だって、その隣のごはん屋さんもBIRないでしょ!!
同じ話何度もさせんな!
それに理屈が通じない…。
Josieは純粋に私に協力してくれている、ただ一人のフィリピン人です。
そして怒るのは、純粋に制度や私を理解できないという理由からです。
私は彼女が誰にでも当たり散らす性格から、大事な女友達すら失ってしまったことも何度も見ています。
そんな中、今私ができることは…最初にしっかり謝って、理解をしてもらえるアプローチをすることです。
俺が語学学校で韓国人のオーナーからとんでもない目に合ったの覚えてるかい?
とてもつらくて大変だったんだよ。
俺はただ、Josieに同じ目に合ってほしくないんだよ。(相手を想っているためだと伝える)
それは俺が法律をなにも知らず、勉強もせず、相手に全部お願いをしたからだよ。
二人とも初心者だから一緒に少しずつ必要なことを勉強しようよ。(押しつけではなく、一緒に進むことをアピール)
(これでどうだ…頼むから理解してくれ…)
毎回こんな感じです。
彼女はまだ自身のストレスコントロールが苦手なように見受けられます。
ですが、以前の彼女と比較すると相手に対する許容範囲が広がったようにも見られる場面もあります。
今後どうなるのかな。
その後のJosie
昼食後にちょっと休んでいたら、Josieが私のノートパソコンを使って、しかも勝手に私の携帯を使いテザリングをしてインターネットをしていました。
家庭教育?環境?性格?
とにかくどう伝えるのがいい…?
私がそう思いながらパソコンをのぞき込んだら、彼女は私が開いて勉強していたリースコントラクト(賃貸契約)のページを一生懸命読んでいました。
ちょっと恥ずかしそうにしてる彼女の姿を見て、私は
「私の携帯を勝手に使うことはマナーとしてよくないから一言声かけてね」と伝えるのはまたの機会にしたのでした。
切れるJosie、困る私 その2
ある日の夕方の出来事
彼女の行動をここでスルーすると、今後も何か独断でアクションを起こす可能性が高いと判断しました。
怒るのは目に見えてますが伝えます。
それに多くの人が見ることだから、大事なことは一緒に時間をかけて確認しようよ。
ふざけんなや!
お客が来ないから私が投稿してやったんでしょうが!!
もういいわ。
私はあんたのスタッフとして人形のように働けばいいんでしょ!
私はJosieの態度にどう対応したらいいかわからないのでダンマリ、ただたこ焼きを作り続けていました。
Josieも私に対して話しかけずにその日は終了。
私が貸したタオルを私のバッグに「バシッ」と載せ、帰ってしまったのです。
彼女からメッセージがありましたが、内容は「言いたい事あるなら直接言えや!」というものでした。
その翌日
いつも私たちは私のアパートで軽く打ち合わせをしてから一緒に仕事に行きます。
この日、私はまずカフェラテを準備。
おはようすら言わないJosieにカフェラテを飲んでもらいます。
黙っていたのはあまりに疲れていて脳が余り働かなかったんだよ。
今度はピンチな時はしっかりJosieに助けてっていうよ。
ところでタオルは今日も必要なの?
必要みたいだからまた洗うけど、今日はこれ使ってね。(ニヤニヤ)
彼女は怒りながらもちょっと笑ってました。
その後のJosie
これ投稿したいからちょっと聞いてて!
「私たちは準備が整い次第、たこ焼きの他にも飲み物や食べ物を提供する予定です。なんちゃらかんたら…。」
とってもいいと思うよ!
お客さん増えるといいね。
こんな感じでどうにかやっています。
私が考えていること
主観ですが、Josieは私と一緒にいるよりも、もっと多くの人と関わる方が彼女の成長には望ましいと考えています。
基礎学力が高く、負けず嫌いな彼女のような人は、大学で同級生や大人と関わることで必要なソーシャルスキルを獲得するのが必要かと思われるからです。
彼女が経済的に困窮していたのは事実ですが、「JosieがOKしたからビジネスを一緒にしてるだけだ。彼女には十分な給料を支払う。」というのは間違いなく私のわがままです。
私は自分がしていることが彼女の人生に悪影響を与えていないかどうか、いつも不安な思いを持ちながら彼女と一緒にいます。