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MUSHIN JAPANESE CAFE 2019 その10 新しいメニューを考案しました
私が日々困っていることとして、
①購入意欲のない生徒がいつの間にか扇風機の真下の席を占領している
②フィリピン人のスタッフが扉を開放しっぱなしにするため、たくさんのハエ、たまには野良犬が入ってくる
③つねにコンストラクションワーカーやスタッフ、生徒が横切るためにほかのお客が集中できない
というような問題があります。
お客に見えますが、彼らはただ私の場所を使っているだけの人と、横切る現地スタッフです。
生徒は短期滞在1~2か月の人もいることで何度も伝えるのは私としては面倒ですし、ベトナム人のティーンの生徒は移動を伝えても一瞬移動して、しばらくするとまた私の場所にいたりします。
ハエに関してはテニスラケットのようなもので電流が流れるものを購入して殺していますが、毎日30~40匹を殺しています。
これはキッチンスタッフが調理している現場から発生しているハエです。
扉を閉めてくださいと、直接伝えても効果はなく、扉を閉めてくださいと張り紙をしても効果はありません。
彼らが明けた扉を彼らの前で私が閉める、という作業を一日に10回程度しています。
そこで、、、
Contents
屏風を作ることにしました
屏風によるパーテーション効果で、ハエの侵入の軽減、目隠し、境界線の設定などなど、様々な恩恵が得られるからです。
さっそくホームセンターで木材を購入。2000ペソ、4200円。
Josieと一緒に作業開始。
この金色の金具で屏風と屏風をつなぎます。
本来はくぎは一本も使わないで作るそうですが、そんなこと私にはもちろん無理。
L字の金具も購入しましたが高い。2つで300円もします。
柄に関しては日本を感じるものにしました。
私の作戦として、毎月柄を変えようと思っています。組み立てた時に表面と裏面とで違う模様となるようにしました。
7月は七夕、8月は水と金魚、こんな感じで日本の夏を表現。
浴衣を着た際の写真の背景になることも計算しています。
結局、トータルで5000ペソの出費。約11,000円です。
かなりの出費です。
本当にお金を稼いでもすべてが設備投資で消えていきます。
けれども今回の屏風で相当快適になるはずですし、毎月お客さんは違う気分を味わえるでしょうから、意味のある投資のはずです。
もちろん、意味のわからない韓国人オーナーの許可は事前に写真を見せて取っておきました。
屏風作成後も念のため再度確認。
無事に屏風ができました
屏風ができました。
一枚の大きさは180㎝程度、印刷部分だけだと170㎝程度です。
本当は4枚設置したかったのですが予算の関係でとりあえず3枚。後でもう一枚をくっつけます。
そしていよいよ設置したのですが、ここで思わぬトラブルが発生。
韓国人オーナーが激怒してしまいました。
「Taka,俺はもう決めた。お前今からここを出ていけ。お前がここを使う権利はもうない」
「何考えてるんだ!なんでこんなものを置く!ふざけんな!!」
そしてフィリピン人スタッフに私のカフェの設備をすべて外に移動させるように指示。
フィリピン人スタッフは戸惑いますが、彼らはそれを守るしかありません。
逆らったら彼らも同じ目にあわされるということが分かっているからです。
私は事前確認を二度も行ったことや、写真も見せて説明したことを彼に伝えましたが、そんなこと彼にとっては関係ありません。
怒鳴り散らして消えてしまいました。
そんなことだから先生や家族すら、あなたを避けているんだと思いつつ、できることをしていきます。
その後私はその悔しさでいっぱいでしたがすぐに屏風を一時撤去。
作戦を練り直すしかありません。
人生で理不尽なことは何度もあったので、今回のことはある程度時間がかかりましたがすでに割り切ることができました。
私のビジネスパートナーである先生、私の弁護士をしてくれている私の元先生に事実を伝えました。
どうにもならないけれども、私に改めてできること、今後の目標を確認。
彼には機会を与えてもらったことに感謝。
そのうえで私がしなければならないことは、
①ビジネスに慣れること
収入を増やし、従業員をうまく管理し、今のお店で利益をしっかり出せる状態をつくること。
そしてその状態に慣れていくこと。
②法律に詳しくなること
弁護士に頼るのではなく、弁護士と一緒に学んでいき、自分自身が力をつけること。
今回みたいなケースがあった時も、法律的にどう立ち向かえるのかが自分でわかるくらいにならないといけないこと。
営業許可、保険、ビザ、などなどしっかり学んで自分で一つ一つクリアしていくこと。
という感じです。
改めてパートナーと今の場所を転居できる力をつけていくことを確認しました。
彼が後悔するくらいにMUSHINを素晴らしい場所にしていき、生徒からも先生からも地域住民からも愛されたタイミングに育てていきたいものです。
そしてある日、突然すべての設備を移動させちゃうのが私にできる彼への反撃だと思っています。
ふとした時に生徒から聞いた話だと、若い先生が私のカフェを警戒しているそうです。
理由は私、Takaと韓国人オーナーが友達だと思っていることが原因です。
彼らは韓国人オーナーを不満に思っているそうです。
・挨拶をしてもいつも無視する。
・先生が教室に残っていても電気、クーラーを本人の目の前で突然消す。
などが現認のようです。
これはチャンス。
しっかり私も彼のことは尊敬していないことを伝えていこうと思います。
結局屏風はここに配置。
様子を見ましたが翌日韓国人は何もいいませんでした。
セーフなのでしょう。