皆さんこんにちは、Takaです。
私は仕事の立場上、たくさんの日本人、韓国人、台湾人、ベトナム人、中国人を受け入れて、一緒に時間を過ごしています。
そこで今回は、日本人留学生がフィリピンにて陥りやすい体調不良と、その対策について紹介していきます。
Contents
1.下痢
一番日本人が落ちる体調不良の症状は下痢です。主な理由として、フィリピンと日本ではそもそもお水の純度が全然違います。
日本から来るフィリピン留学者の多くが最初の2週間以内にお腹を下し、深刻な下痢の症状に悩まされることも珍しくありません。
この文章だけ読むと、いかにフィリピンが衛生的なお水を供給していないかという印象を持つ人も多いと思います。
ですが面白いことに、日本以外の国籍の留学生が下痢で悩まされる ことは、案外少ないものです。
私の感覚ではお腹が強い順に、ベトナム人=中国人>台湾人>韓国人>日本人といったところです。
とにかく中国人とベトナム人はお腹が強い。
個人的には、フィリピンの水が衛生的ではないというのもあるかもしれませんが、日本の水があまりに衛生的すぎるというのも事実ではないかと思われます。
対策
私が1ヶ月未満の短期留学者に伝えていることは、
とにかくペットボトル以外の水を飲まない。
レストランで飲み物を注文した時の氷も基本的には信じない。
加熱されたスープなどの水分補給はそれほど問題がない。
この3点です。
次に中期留学者や長期留学者に伝えていることは、
フィリピンに来た時点で自分の体がフィリピンの環境に慣れようとしている。
多くの日本人がお腹を壊すけれども、一定期間が経過してお腹の調子が元に戻った後は、ほとんどの留学者が水に対する耐性ができている。
ローカルフードを食べたいのもわかるけれども、できるだけ安全なものから少しずつ試してもらう。
ということです。最初の山場をしのぐことができればなんとかなる場合が多いです。いくら体が慣れたといってもローカルの食べ物はゆっくりすこしずつ試すことをお勧めします。
2.発熱
発熱の症状もフィリピンでは多く見られます。基本的には留学初期の方が下痢と一緒に発熱症状もセットとなり症状に苦しむ方がいらっしゃいます。
日本での発熱症状との大きな違いは、フィリピンで発熱症状が出るとほぼ間違いなく高温になります。
具体的には38.5度から39.5度程度の熱が3日4日と継続することも珍しくありません。
主な原因と対策
睡眠不足
フィリピンでの留学生活が楽しくて、ついつい睡眠時間を削ってお友達とお酒を飲むことに楽しみを見つける生徒さんも少なくありません。
日本だったらこれくらいの睡眠時間でも大丈夫、と思っているような方からパタパタと発熱症状で倒れていくことがたまに見られます。
対策
楽しみたいのも分かるのですが自分の目的を忘れずに睡眠時間を確保すること。
毎日しっかり食事を取り栄養を摂取すること。とくにビタミンCを摂取するのは必須です。
雨季
フィリピンでは一年間を通じて二つの季節しかありません。
雨季と乾季です。乾季のシーズンは1日を通して約30°以上の高い温度が続きますが、雨季になると最高気温が26°程度の日も珍しくありません。
雨季で最も気をつけなければならないのは、雨にあたり体温が冷えることです。
自分の中では「これぐらい大丈夫か」と思っていても一瞬で体がやられてしまうことも珍しくありません。
対策
雨にできるだけ濡れない、傘や防水性のパーカーなどを身につける。
クーラー
皆さんご存知の通りフィリピンはとても暑い国です。
そのため室内のクーラーが効いている空間と外気温の差は10°以上あることも珍しくありません。
現地の人達はその環境の変化にも長い年月をかけて慣れているのでそれほど体に影響が出ることはなさそうですけれども、私たち外国人にとっては大きなリスクとなります。
対策
寝る時にはクーラーを使わずに扇風機を使う。
ショッピングモールに行く際には寒い時に着るための上着を1枚持っていく。
お薬について
多くの人たちが日本から体調不良のためのお薬を持ってきてくれています。
日本のお薬を処方してそれで体調が回復するのならばそれに越したことはありませんが、
ちょっと大変なのが日本のお薬をある程度処方したのにも関わらず症状の改善が見られず、フィリピンの病院を受診したいというパターンです。
私が困ったのは、病院に同行したのはいいのですがこれまで飲んできた薬に関して全く知識がない場合です。メモでもいいのである程度表現できる状況を作ってから病院に行くのが望ましそうです。
対策
受診前にこれまで処方した日本のお薬について特徴をまとめる。
自分の症状を英語で医者に説明できる状況にしておく。
フィリピンの病院に行くなら
フィリピンの病院に行くなら、出来る限り知り合いがいる病院に行くことをお勧めします。 なぜなら二つのメリットがあるからです。
1.待たなくて済む
知り合いのコネを使って待たずに簡単に診察を受けることができる場合が多いです。
特に発熱時には、長時間待ってから受診をするのか、病院に着いてすぐに受診できるのかでは状況が大きく異なります。
できるだけコネのある人を見つけて一緒に病院に行くことをお勧めします。
2.ディスカウントしてもらえる
日本ではありえないのですけれども、ここフィリピンではコネを使って診察料金や薬の料金をディスカウントしてもらうということも珍しくありません。
ここに私の領収書の画像がありますが、見てもらって分かる通り大きく-15%と書いてあります。
このようにコネクションがあるかないかではフィリピンにおいて有利に物事を進められるかどうかが問われます。
しっかり気に留めておくようにしましょう。