フィリピンイロイロにある韓国資本の語学学校「Metro Korea Language Training Center Inc. in Iloilo City」という学校が、従業員に対する賃金未払があったため訴えられたことで地元のニュースとなっています。
この学校は「MK education」という名前で日本では紹介されている学校です。記事はこちらからどうぞ。
この記事を読む限りは、どこの語学学校も似たり寄ったりですね。訴えられている内容から察するに、私の在籍している学校が訴えられるのも時間の問題なのかもしれません。
私自身が語学学校で働いて見えること
私の学校の管理者基本的に人の意見を聞くことが苦手な人です。
マネージャーや教師から意見をすると機嫌が悪くなり、大声で叫んだり、物を蹴り飛ばしたり、企画書をみんなの前で破り捨てるような人です。
お金にしか関心がないので、自分の学校の生徒の名前も知らないし、生徒と話すこともほとんどありません。
基本的には管理者から一方的にオーダーが出て、従業員はそれをこなします。
その方法がうまくいったときには、自分がいかに優れた人間かを周囲に何度も話して同調を求め、うまくいかなかったときには、必ず他者に責任を求め、脅すような人です。
法律を守らないで学校を運営しているので、先生たちの不満は募る一方です。
そのため、先生達は管理者と話をしたがりません。
マネージャー達も管理者と話をしたがりません。
一生懸命に丁寧に授業をしてくれている優しい先生でも、賃金があまりに少なくて満足にお昼ごはんを食べられないときがあります。
その一方で管理者はFacebookで高級料理を食べている写真を掲載し続けます。周囲に「この料理はいくらだと思う?」と質問するのは毎度のことです。
仕事と称して海外旅行にも頻繁に行きます。
収支報告が一切ないため、管理者以外は誰も学校内のお金の流れがどうなっているのかがわかりません。
「フィリピン人の人たちはこうやって、外国人にいいように使われていくんだなぁ」というのを毎日のように目の当たりにします。
しかしながら学校側が雇用を生み出していることや、生徒が英語を学べる環境を作っているのは事実です。
外国人がたくさんのお金を現地で消費するのは経済の循環にもつながります。
いい組織を作るのは本当に難しいです。
地元のニュースをにぎわせた、従業員の賃金未払で訴えられたMK educationのリンクはこちらからどうぞ。
南国のフィリピンで英語学習、いかがでしょうか?