今回はフィリピン人にフィリピン人であることの強みを聞いてみました。
日本から見るフィリピンのイメージはどうにもあまりよくないことが多いようです。仕事を一生懸命にしないことだったり、仕事中に携帯電話をお客の前でも平気で使っている、などを紹介する記事はたくさんあります。
女性に対してはいまだにフィリピンパブのイメージが強いようで、女性=性産業に従事なんて考えを持っている人もいます。
特に50代より上の男性に多いようです。私がこれまでフィリピンで出会った男性の多数はこのような意見を持っている方でした。
普通に嫌な気持ちでいっぱいになりました。そういう日本人の方がはるかに人としていかがなものかと思う私です。
事実として性産業に従事したり、昼から飲んだくれている人や、路上生活をしている人はいます。ただ、そういう人にフォーカスを当てるからそういう人たちを注目してしまうだけです。
日本にだってそのような人はたくさんいますよね。同じです。
What is a strengths in the Philippines?
フィリピンの良さは地域資源で言うならば豊かな自然。人に関することで言えるのは家族のきずなが強いこと。
これに関しては日本の比ではありません。本当に強くて最初は受け入れることができないくらいでした。演技か?って思ったくらいです。
子どもは小さいころから家族の愛情をたくさん受けて育っていますし、小さいころから家族で助け合うことが習慣化されています。
そのため、たとえ思春期であろうが男の子も女の子も両親が大好きで尊敬しているのがとてもよく伝わります。
日本のように小学生の後半から家族をバカにしたり、自分の両親をネガティブにとらえるだなんてことはほとんどみたことがありません。
多くの家庭では休日を家族のために使います。
日本のように「俺は平日お前のために稼いでいるんだから休日くらい好きにさせろ!」
なんてこと言ってパチンコ屋に直行するような人もほとんどいません。(あくまでも多数派のフィリピン家庭において)
家族を悪く言わない、そもそも思わない
今回は私が感極まってしまったのは、ある中国人とフィリピン人ハーフの女性の意見です。彼女のお母さんはフィリピン人、お父さんは中国人だそうです。
話を聞いている限りは彼女は生まれてから一度もお父さんに会っていないそうです。けれども普通に彼女は
「お父さんに感謝している。私の夢はおとうさんに会うことなの」
「フィリピン人のいいところは家族が暖かいところなの」と目をキラキラさせて話していました。なにか私の心に強く引っ掛かるものがありました。
インタビューの結果はこちらです。どうぞご覧ください。