初めのフィリピン、イロイロ市。
私が到着したのは午後八時を過ぎていて、あたりはもう真っ暗。
私は前もってスカイプ英会話で仲良くなった英会話講師のRexyさんという方に案内してもらうことになっていたので彼女と共に移動することになりました。
講師の数人がたくみに日本から物資を送らせようとしている中、彼女だけそんなことはせず、
「仕事を辞めるな」「いいところだけれどもそこまでしてフィリピンに来ることもない」
と正論を伝えてくれたことに私は信頼できると思ったので、フィリピンの愛の街であるイロイロ市に来てみた次第です。
ちなみに男性講師は論外で、思い切り男に対して不快感をあらわにしている人ばかり。一瞬で悲しい気持ちになったのを覚えています。
彼女がいなかったら私はおそらく詰んでいた
彼女は一瞬でタクシーを捕まえ、私が宿泊する予定だったホテルを探してくれたのですが、私がbooking.comで安いだけの手を抜いて予約したホテルは思い切り辺鄙なところで、一方通行で上半身裸の子供がうろうろしている野犬の繁殖地でした。
タクシードライバーも、彼女もこんなところは知らないと言います。
booking.comはいいサイトです。私のような安くて適当なところ選ばなければ普通にいいところに泊まれます。
30分かけてホテルの前についた私は怖くなり、切れられるのを承知の上で彼女に「他のところがいい」と正直に伝えてみることに。
絶対に切れられると思った私の予想を裏切り、彼女は超笑顔で「いいよー!!怖いよね!!」との神対応。「タクシー代大丈夫!?」と私を気遣ってくれて感激。
彼女がなんだかんだでホテルまで探してくれて、私は無事に安全・安心なホテルにたどり着くことができましたとさ。宿泊代金は二日間で1500ペソ。支払うにきまっちょるわい。
タクシー代金は700ペソまで上がってしまいましたが、彼女が値段の交渉までしてくれてなんと500ペソになりました。神様過ぎる。
時間は夜の10時を回っておりましたが、彼女から「元気あるならお酒を飲みましょう」と提案をしてくれて、そのまま12時過ぎまでイロイロの夜の街を飲みながら一緒に楽しみましたとさ。
アニメを愛する彼女
彼女はかなりのアニメ好きで、『暁のヨナ』『黒子のバスケ』『流るろうに剣心』など詳しい人。最近のお気に入りは犬夜叉だそうです。
『ヒテンミツルギリュウリュウツイセン!』とフィリピン人女性が話すのは違和感がありましたが楽しめました。空港で買った扇子を私たら痛く感激してましたよ。さすが日本好きですな。
屋台村みたいなところでフォークソングを聞きながら、たくさん飲んで食べても支払いは780ペソ。感謝の気持ちを込めてごちそうさせていただきました。
彼女にはもちろんノータッチ。変なことして唯一の太いネットワークを壊すわけにはいきません。
ちなみにホテルでやっていたアニメ。こうやって日本に対する理解が深まっていくんだろうなぁ。
追記
2024年現在、彼女は日本のJETプログラムに応募し、数百倍の倍率だったのにも関わらず合格して今は日本で英語教員をしています。
よかったね。