MUSHIN JAPANESE CAFE その33 自分の状況を打ち明けた私

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前回はこちら 前回、先生のアドバイスを受けて、私は考えていました。 生徒、先生共に利用率が低い一番の理由は、Wi...

デジタルフォトコンテストとかいうイベントの主催者から連絡がありました。

だれだか全く分かりませんでしたが、5月の終わりころ誘われていたのを思い出しました。

私が連絡を受けた次の日が審査の日だということで、「もうどうでもいいや、好きにしてくれ」と半ば投げやりだった私。

今のこの状況で審査もなにも、クーラーがなく、洗濯物が干してある景色が見え、生徒が騒ぎ、カフェスペースをスタッフがうろついている状況では到底勝てるわけもありません。

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審査員が来ました

二つのグループが来て、ちょっと購入してくれたので私もフリーでオムレツと白玉団子を差し出しました。

お店の紹介をしてほしいといわれたので、そのままの状況を伝えました。

・私は経験がないので、飲み物はまだ発展途上だと思う。けれども食事メニューは好評。

・クーラーもない(あるけど使えない)けれども、せめてお客に楽しんでほしいからゲームを置いたり、浴衣を置いたりしてできる限り工夫している。

・景観がよくないのはわかっているけれども、語学学校の管理者にすべて管理されているため、今は手を出すことができない。

ありのままですね。

みなさんポカーンとしてましたが仕方ない。

格好をつけて大げさなことを伝えてもどうにもならない。

しばらく様子を見ていたら、みなさんゲームして楽しんでいました。

やっぱり、私のコンセプトはそれほどずれてないし、作戦通りにお客が楽しんでる。

そのあと一人の女性が浴衣を着たいと申し出が。暑いのに。

彼女はどうやらコスプレ好きだったようです。

浴衣を着てゲームをしながら白玉団子を食べるところを写真撮影してます。

なんだかねぇ。

プロのフォトグラファーが写真撮影をしています。

この女性がコスプレイヤー。ノリノリでした。

こんな感じで撮影、食事会が終わりました。

二つのグループが来てくれて1000ペソ程度使ってくれました。これで従業員のお給料が支払えます。

イベントの主催者がひとりで残っていたので、思い切って声をかけました。何かヒントになるかもしれないと思ったからです。

打ち明ける私

Taka「今日はありがとう。実は話がしたいんだけれども、時間をいただいてもいいかな?」

彼「いいよ。こちらこそ今日はありがとう。」

T「僕は話した通り、自分のカフェの状況に満足していないし、よくないのもわかってる。今日は恥ずかしい気持ちで人を受け入れたんだよ。」

T「学校の管理者からの制約があまりにきつくて、どうしたらいいかもわからない状況なんだ。」

こんな感じで話をしていきました。

壊れたクーラーを設置されたこと。

パーテーションを置けないこと。

大きな語学学校のステッカーを入り口に貼られていること。

最初は「ふーん」って感じで聞いていた彼ですが、どんどん真剣な顔になっていきました。

彼から月の家賃を聞かれたときに正直に答えました。

家賃20000ペソ、電気代はクーラーの使用の有無にかかわらず20000ペソ。

合計40000ペソ。

彼の顔つきが険しくなります。

彼曰く、私のロケーションでこの金額はありえないらしいです。

彼は多くのカフェを訪問しているため、ある程度の相場がわかっている人でした。

いくらくらいの家賃、電気代が妥当か尋ねたところ、家賃は10000~15000ペソ、電気代はエアコンを使ってもせいぜい10000ペソ、合計25000ペソが妥当なラインだということです。

「あまりにひどい」と彼。

同情を誘っているわけではないですが、話を聞いてくれる人だったので、聞かれたことには素直に答え、さらに私の状況を打ち明けました。

月の売り上げは60000ペソ程度。味や雰囲気がよくないことで飽きられるならわかるが、そもそも人が来ないし、ここをしらない。

語学学校の生徒、先生は20%程度しか利用しない。なぜなら私のカフェゾーンにはうまみがないから。

語学学校の生徒はどんどん減っている。ピーク時は100人以上いたけれども、今は50人以下。

先生の人数も半分以下。

私はワーキングビザの手続きをしている最中。

私のビジネスパートナーは賃貸の契約書にサインができないでいる。

契約書がないとお店を持つ権利を得られない。

つまり違法な状況が続いている。

この悪循環を何とかして断ち切りたい。

けれども方法が見つからない。

自分の状況を話すのは苦しかったですが、彼に一生けん目にに伝えました。

真剣になって私にアドバイスをくれました

彼曰く、私のお店はほかの店にないオリジナリティがあって面白いとのこと。

けれども、いかんせん立地場所が悪すぎるし、家賃、電気代の金額はどう考えても高すぎるそうです。

語学学校の生徒が入り口前にたむろしたり、お店の中をスタッフが普通に移動するのはどう考えても違和感しかないし、ほかのお客が入りにくいし、滞在しにくい。

彼曰く、お金の余裕があるなら100%場所を変えた方がいいとのこと。

「この状況で3か月、4か月と時間が経過しても間違いなくお客の急激な増加は見込めない。毎月法外な40000ペソを作り、韓国人オーナーの厳しい制約のもと、カフェを続けるのはあまりに大変」

「同じスペースなら安くて立地のいい場所に移動した方がいいし、なにより韓国人オーナーの確認はいらないからやりたいことがやれる。」

とのことです。

話を聞いていて私の心はすごくグラグラしました。

そして彼は私にいい条件の物件を5件程度探してくれることに。

もし、私が移りたいと思ったら移動するのを手伝ってくれることになりました。

そして法手続きに関してもアドバイスをくれました。

また、私が必要なのはまずはワーキングビザ。

語学学校の名義でもいいからまずはビザがあるという状況じゃないと、なにもできないからです。

違法なのは何よりよくないと。

その通りです。

解決したい。

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