フィリピンというフレーズを以前よりも聞くことになった理由の一つとしてドゥテルテ大統領の存在が挙げられると思います。
日本のテレビ番組でもたまに名前が出てきますよね。「ドゥテルテ大統領はフィリピンのトランプ大統領」なんて呼び名もあるようです。
その理由は主に麻薬犯罪に携わった人がたくさん処刑されているという事実があるようです。
そのため死刑を免れるために自ら出頭する人が増え、フィリピンの刑務所は店員オーバーになっているニュースも見たことがあります。
そんな日本人にとって怖くて力強い印象をもつドゥテルテ大統領はフィリピンではどのような印象なんでしょうか。
What kind of image do you have about president Duterte？
最初に語学学校の先生に話を聞かせてもらったのですが、私が想像していたのとは異なる意見を聞かせてもらいました。
大統領に対して非常にポジティブな意見を持っている人が多かったのです。
私が聞いたポジティブな意見はこんな感じ ・大統領の普段の生活は驚くほど質素で、他人のためにお金を寄付することもある。 ・今までのフィリピンの大統領や政治家は汚職と賄賂ばかりでうんざりだったけど、彼はそんなことはない。 ・麻薬に関する人が確かに多数殺されているけれども、フィリピンはあまりにもひどすぎるので、これくらいしないといつまでたっても改善しないと思う。 |
けど、せっかくだからネガティブな意見も聞いてみたかったので伺ってみました。
私のイメージだと、殺される人がいるのはたとえ麻薬の密売人だとしてもやっぱり怖いですもん。
自警団が舞い上がりすぎて麻薬密売人を摘発して殺したなんて話も聞いたことあるけれども、なんだかんだでおっかない怖い印象です。
私が聞いたネガティブな意見はこんな感じ ・あまりにも力強いからやっぱり怖い。 ・もしここにいたら絶対に緊張するし、下手なこと言えない。 |
やっぱり『こわい』っていう印象を持っている人もいました。けど圧倒的に少数です。
大半の意見は、「人が死んでしまっているのは事実だけれども、神様でも救いようがない人なので仕方ない」ということでした。
あとは、「これくらい強気で行かないと、フィリピンは本当にひどい国のままになる。実はこないだオートバイで信号無視したときに警察に捕まったけど、300ペソ払ったら見逃してもらえた。本当はそういうのもよくないよね。」
などなど、ちょっと変な話も聞けましたよ。
ちなみに、父親を殺されたって話している男性がいました。けど、その人は同時に「仕方ない」とも話していたんです。
詳しく聞いてみたところ、お父さんがマニラで麻薬密売の仕事をしていたみたいなんですけど、ヒット＆アウェイスタイルの自警団に鉄砲で撃たれて死んでしまったそうです。
なんだか日本とあまりにかけ離れている話で驚きましたがこれがフィリピンの現実の一部なんでしょうね。
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