フィリピンは狂犬病注射がほぼ無料なのは知ってる?

毎日のように猫を連れ込み遊びほうける私。

一か月の関係づくりの結果、このぐうたら具合に仕上がりました。

猫とはもちろんよく遊びます。たまに引っ搔いてきますが気にしないでいました。

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猫の傷は犬に噛まれたのと同じ判定になるらしい

何気ない授業の時間に先生「どうしたの?」と突っ込まれる私。当然ながら猫とのストーリーを話しましたが、先生の表情が変化していきました。

なにやら狂犬病のことを心配しています。私は犬と遊んでいないで猫と遊んでいることを話すのですが、フィリピンでは狂犬病は大きく「犬」「猫」「ねずみ」の3種類に共通していると言われました。

紛らわしい!狂犬病なんて名前だとどう考えても犬の病気のように感じます。ちなみに英語だと「rabies」「レィ↑ビィス↓」っていうんだって。

私は先生に持論を展開しました。

「私は実は1か月以上前から猫と一緒に遊んでいる。もちろんカジカジするし、たまにひっかいてくる。ただ、もし猫が狂犬病を持っているのなら、あの猫は15日後に狂い死んでいるはずだ。猫は今も元気に私の部屋にやってきておやつを食べて眠って帰っていく。だから私も猫も狂犬病は持っていないと自信をもって言える。」

英語でしっかりと表現できました(`・ω・´)

けど、「念のために注射をしに行きましょう!!」

だってさ。せっかくテストが終わったからインタビューしに行こうと思っていたのに計画が中止になってしまいました。仕方ない。

フィリピンの私立病院へ行ってみた

最初に訪問した病院です。いろいろ説明を聞いてみると

「傷の全てに注射を打つ。注射料金は1か所1000ペソ。お金がかかるから他の病院のほうがいいと思う」

なんてことをお医者に言われてしまいまいました。なんだそれ、高すぎる。平均月収13000ペソのフィリピン庶民が払えるわけがない。何かがおかしい。

詳しく聞いてみると、フィリピンの病院は国立の病院と個人病院の2種類があるということです。国立病品は治療費が安いが多くの貧乏人が集まるため環境が悪くなりやすい。私立病院は環境がいいがその分治療費が高い。とのことでした。

当然私は国立病院に行きました。

フィリピンの国立病院に行ってみた

国立病院につきました。

ここがフィリピンの国立病院の場所です。雰囲気も結構違う。やはりたくさんの人が順番待ちしている。

看護婦さんに状況を伝えて順番を待ちます。上にあるのが順番がわかる掲示板。なんだかんだでしっかりしている印象を受けました。そして1時間半待ちました。

診察しました

私を見てくれたのは女医さんでした。話を進めながらまぁ大丈夫だろうと安心することができました。その理由としては

・アレルギーの有無

・家族の中で糖尿病、高血圧がいるかの確認

・現在服薬しているか

・これまでに狂犬病の注射を打ったか

・飲酒、喫煙の有無

などなど、大切なことをしっかり確認してくれたからです。

わかりやすくパンフをもとに説明してくれました。何より驚いたのは「狂犬病のワクチンが無料」ということです。

政府が狂犬病対策として、ワクチン代金を無料にしてくれているということでした。もちろん外国人である私も無料。素晴らしい福祉視点だと思えました。

先生が処方箋を書いてくれて終了。本当は注射は4回打つんですって。けど私は4回目の注射は打てません。先生曰く

「あなたの言う通り、その猫は狂犬病はほぼ持っていないと思う。けど、念のために注射しましょう。日本に帰って4回目を打ちたいなら今から渡す用紙を日本の医者に渡して4回目を打ってもらうのもいいかもね。」

ですって。これにて診察終了。

薬局へ

病院に併設されている薬局です。ここでお薬やワクチン入りの注射を購入します。ワクチンが無料とはいえ、その他は有料です。と言っても私が払ったのは97ペソ。安い。

これでお薬が手に入ったので今度は注射を打ちに病院に戻ります。

ワクチンを打ちました

無事にワクチンを打って終了。両肩にちょっと打って、お尻と腰の間に打っておしまい。お尻のが少し痛くて声が出たら看護婦さんに受けてた。

今度は3日後と7日後です。授業休むのが痛いのう。

予防接種の計画書

処方箋。先生知的な感じだったなぁ。いい人だった。

いい子なんだけどね。見た通りの性格でたまらん。

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コメント

  1. yumiko より:

    潜伏期

    「狂犬病は感染してから発症するまで、通常およそ1カ月~3カ月の潜伏期間があり、この期間には自覚症状はありません。潜伏期間は、咬傷(かみつかれた傷)の場所により左右される場合があり、咬傷が頭部に近い首や顔などの場合は10日前後と短く、手足など末梢神経に感染した場合には、長いものでは感染から1~2年後に発症したケースもあります。」
    先生が心配したのは、いろんな事が考えられるから言ってくれたんだね。

    「海外ではなるべく動物に近づかないようにしましょう。もしも動物に噛まれた場合、すぐに傷を洗浄し、現地の医療機関を受診し、帰国後さらに検疫所に申し出る必要があります。」