最近、フィリピンで生活していて「さすがに来たな」と感じる変化があります。
それがガソリン・ガス価格の急上昇です。
これはもう無視できるレベルではありませんので、今回メニュー価格を引き上げました。
この記事では、現地で起きていることと、実際にどんな影響が出ているのかをリアルに書いていきます。
ガソリン・ガスが急激に上がっている

ガソリン価格の上昇具合
ここ最近、ガソリン価格は週単位で上がっている感覚があります。
「気づいたらまた上がっている」という状態です。
以前は1リッターあたり170円程度でしたが、現在は300円を超えてしまいました。
おそらくですが、この国のこれまでの流れを見ているともっと上がるかと思います。
ガソリンは輸送費に直結しますから、すぐにマーケット全体で商品価格が上がることが予想されます。
ガス価格も危険な上昇の仕方をしている
さらに問題なのがガス。
飲食店にとっては、これは直接的なダメージになります。
11リットルのタンクが、3月の最初のころは1150ペソ、3050円くらいでしたが、今日から1520ペソ、4000円に上昇しました。
と言うことは単純にガスを使って作業をしている飲食店は固定費が1.3倍に上がる、と言うことです。
そして、まだ本格的に来てはいませんが、電気代も上がる兆しがあります。フィリピンはエネルギーを輸入に頼っているため、この流れはほぼ避けられません。
なぜここまで上がるのか
細かい話をすると長くなりますが、原因はシンプルです。
- 原油価格の上昇
- 輸入依存の構造
- 為替の影響(ドル)
フィリピンはエネルギーを外から買っている国なので、世界の影響をそのまま受けやすいです。
つまり、海外で何か起きると、ローカルの生活に直撃します。
飲食店への影響はかなり大きい
今回の値上げで一番ダメージを受けているのは、間違いなく小規模ビジネスです。
私の店でも、影響ははっきり出ています。
- 食材の仕入れ価格が上昇
- 配送コストの上昇(ガソリン代)
- ガス代の上昇(調理コスト)
- 電気代の上昇リスク(冷蔵庫・エアコン)
特にガス代は地味に効いてきます。
毎日使うものなので、積み重なると無視できません。
仕方がないのでチャーシューを煮込むなど時間がかかる作業は外で炭をつかうことになりました。
すぐに値上げをしました

今回はすぐに価格を上げました。
ホルムズ海峡封鎖の話が出たときから、いつ価格アップをしようかと考えていたので、いい機会かと思います。
すべてのメニューを5~10ペソあげることで調整をしました。
私は現状が最悪だとはおもっておらず、今後さらにインフレが加速して、体力のない店からどんどん閉店になると見込んでいます。
おそらくですが、もう一段階値上げをすることも視野に入れています。
今後はさらに厳しくなる可能性
この流れを見る限り、短期的に下がるとは考えにくいです。
- 燃料価格 → さらに上昇の可能性
- 電気代 → 遅れて上昇
- 消費 → 徐々に落ちる
つまり、「コストは上がるが売上は落ちる」といういつものフィリピンパターンです。
一度値上げをしたら、まず下がることは考えないほうがいいでしょう。
フィリピンは日本のように生活保護もありませんし、国が国民を守るということはほぼ100パーセントありません。
特に小さい店舗・体力のない店舗から、ここからふるいにかかると思います。
個人生活にもじわじわ影響
これはビジネスだけの話ではありません。
おそらくですが、近い未来はこんな感じかと買ってに想像しています。
・失業者の増加、お金がないことで犯罪者が増える
・麻薬で捕まる人が増える
・炭を使って調理をする家庭が増え、エルニーニョ現象も手伝い、火災が増える
これからフィリピンでビジネスをやる人、すでにやっている人は、
この流れを軽く見ない方がいいと思います。
モールは特にひどくなりそうです。
営業時間の短縮、電気代・ガス代のアップ、これはおそらくほぼ確定です。
これによって撤退を余儀なくされる企業が続出するでしょう。

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