フィリピンではお給料日は月に2回です。
理由は様々あるのでしょうが、私の印象では有力とされている「お金をすぐに使い切ってしまう」というのが本当そうです。
従業員にお給料をわたす
先月末にお給料を支払いました。
お給料日は15日と末日に支払う予定でいたのですが、ここで日にちをずらさなければいけないことが出てきました。
あまりに多くの従業員が時間よりも遅く来たり、休んだりするのです。
たとえ給料日の前日にお給料を計算しておいても、給料日当日にも減算しなければならないことおきたりします。
そこで、お給料日は15日締めの16払い、月末しめの1日払い、ということにしました。
私はこういうことがわかっていないのですが、日本の会社もそういうことがあるから日付をずらしているのかもしれませんね。
さて、職員にお給料を渡したところ、みんなうれしそうです。
私が支払っているお金は決して安いお給料ではありません。
まちがいなく、ほかのカフェで働いている人たちよりも20パーセントから30パーセントは高いお給料を払っています。
お給料をもらった次の日からまた一生懸命に働いてくれたら、と思っていたのですが面白いことが。
お給料日の翌日に普通に従業員がみんな休んだのです。
「具合が悪い」
「風邪を引いた」
「無断欠勤」
などなど。
けれども、
みなさん休んだけれども、フェイスブックのストーリーの部分に購入したものの画像をアップしているんですよね。
彼も普通に指が痛い、とかわけがよくわからない理由でお休みです。
面白すぎる。
私は怒ることもなく、たんたん仕事を進めていきます。
もともとあまり頼ろうとも思っていませんでしたからね。
それに誰もが、さぼったぶんだけお給料が減るということにそのうちに気が付いてくれることでしょう。
フィリピンでは国民の祝日に従業員が働くことは特別なこと
フィリピンでは国民の祝日に従業員を働かせると2倍のお給料を支払うことになります。
もっとも、これに関しては権限はオーナーにあるのですが、多くの職場では実施しています。
Ngomiの隣の語学学校は月の稼働日数を20日間にして、国民の祝日は強引にお休みにしています。
なかなかすごいやり方ですよね。
私は業種がカフェなので、休日でもお構いなく365日稼働を行う予定です。
それにお客さえ来てくれればたとえお給料を倍払おうがもとは取れるはずです。
結果的にはどうにかプラス域に持っていくことはできたのですが、油断できない状況が続きます。
従業員をフル時間で働かせることは今はできませんが、休みの日でも喜んで働いてもらえるような環境や金銭的余裕を与えてあげたいものです。