こんにちは。フィリピン在住、40代日本人のTakaです。
私はフィリピンの郊外で、小さな飲食店を経営しています。
最近はYouTubeも始めました。もちろん動画を作ること自体も楽しいのですが、もう一つ理由があります。
それは、自分たちのお店や、フィリピンで実際に生活しながら感じていることを、多くの人に知ってもらいたいと思ったからです。
今回は、フィリピンで個人経営の飲食店を続ける難しさについて、私自身の経験を交えながらお話ししたいと思います。
フィリピンで飲食店を経営しても、売上=利益ではない
ありがたいことに、私のお店には毎日お客様が来てくれます。
Facebookページも5,500人以上の方にフォローしていただいています。
私が住んでいる町は決して大きくありません。
周りのお店のFacebookページを見ても、それだけ多くの方に興味を持っていただいているのは、本当にありがたいことだと思っています。
売上も月によって波はありますが、それなりにはあります。
でも、飲食店を経営してみるとすぐに分かることがあります。
売上があることと、お金が残ることは全く別の話だということです。
飲食店には、
- 家賃
- 人件費
- 材料費
- 電気代
- ガス代
- 税金
- 消耗品代
など、本当にたくさんの経費があります。
外から見ると、
「お客さんも入っているし、繁盛しているね。」
と思われることがあります。
でも実際には、最後まで計算すると利益は思ったほど残りません。
赤字になる月もあります。
飲食店は、見た目ほど簡単な商売ではないと日々感じています。
フィリピンでは1年以内に閉店する飲食店も珍しくない
私が住んでいる地域では、新しいお店がオープンしても、いつの間にかなくなっていることがよくあります。
体感ですが、1年以内に閉店してしまうお店もかなり多い印象です。
3年、5年と営業を続けている個人経営のお店は決して多くありません。
それだけ飲食店を続けることは難しい仕事なのだと思います。
もちろん長く営業しているお店もあります。
長年フィリピンで暮らし、いろいろなお店を見てきた中で、「長く続く店」には大きく2つのパターンがあるように感じています。
長く続く飲食店① テイクアウト専門店
一つ目は、テイクアウトを中心に営業しているお店です。
フィリピンでは、小さなテイクアウト専門店を本当によく見かけます。
理由はとてもシンプルです。
店舗が小さくても営業できますし、必要なスタッフも少なく済みます。
店内で食べるスペースも必要ありません。
つまり、
家賃も人件費も大幅に抑えられるということです。
以前はミルクティーショップが爆発的に増えました。
私の住んでいる町でも、至る所に新しいお店ができていました。
しかし最近はかなり減ってきました。
一方で、今でも強いと感じるのはチキンのお店です。
フィリピンでは本当にチキンが人気です。
ただ、それだけ人気ということは競争相手も非常に多いということ。
その中で利益を出し続けるのは決して簡単ではないと思います。
長く続く飲食店② 自宅兼店舗
もう一つは、自宅の一部をお店として営業しているケースです。
こういうお店は、「大儲けしているから続いている」というより、
家賃がかからないから続けられているという場合も少なくありません。
フィリピンでは、町が発展する前から土地を所有していた人がたくさんいます。
町が発展し、人通りが増えてから、自宅の一部を食堂にする。
そんなケースをよく見かけます。
家族経営なので、
- 家賃が不要
- スタッフも家族
- 人件費も少ない
という形になります。
大きな利益は出なくても、大きな赤字にもなりにくい。
結果として、何年も営業を続けられるのだと思います。
店舗を借りてスタッフを雇う飲食店は本当に難しい
一方で、私のように店舗を借り、スタッフを雇って営業するスタイルは、かなり難しいビジネスモデルだと感じています。
店舗が広くなれば家賃も上がります。
スタッフを増やせば人件費も増えます。
さらに電気代や材料費もかかります。
売上を増やさなければいけません。
でも売上が増えれば、それに伴って経費も増えていきます。
なかなか思うようにはいきません。
経営者として一番悩んでいるのはスタッフの給料
私が一番悩んでいるのは、実は利益ではありません。
スタッフのことです。
毎日、本当によく頑張ってくれています。
だからこそ、もっと給料を上げてあげたい。
もっと良い待遇にしてあげたい。
そう思っています。
でも現実には、それほど簡単ではありません。
利益に余裕があるわけではないからです。
経営者として、
「もっと還元したいのにできない。」
これが今、一番苦しいところです。
スタッフには感謝していますし、だからこそ申し訳ない気持ちもあります。
その気持ちを抱えながら、今日もお店を営業しています。
フィリピン郊外ならではの問題「計画停電」
ちなみに、私のお店はショッピングモールの中ではありません。
フィリピンの郊外で営業しています。
郊外には家賃が比較的安いなどのメリットがありますが、その一方で、郊外ならではの問題もあります。
その代表が停電です。
実はこの記事を書いている明日も、朝9時から夕方6時まで町全体が計画停電になります。
事前に分かっているので、営業は休みにしました。
町全体の電気が止まれば、人もほとんど外へ出ません。
当然、お客様も来ません。
無理に営業しても意味がないんですよね。
こういう出来事も、日本ではあまり経験できない、フィリピンならではの日常だと思います。
まとめ|フィリピンで飲食店を続けることは想像以上に難しい
フィリピンで飲食店を開業すると、「海外だから儲かりそう」と思われることがあります。
でも実際は、日本と同じように、いや場合によっては日本以上に経営は大変です。
それでも私は、この町でお店を続けていきたいと思っています。
もちろん、これからも簡単ではないでしょう。
それでも、一歩ずつ改善しながら前に進んでいきたいと思います。
今後は、郊外ならではの経営の苦労や停電、スタッフ採用、物件選びなどについても、実体験をもとに発信していく予定です。
同じように海外で飲食店経営を考えている方や、フィリピン生活に興味のある方の参考になれば嬉しいです。


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