フィリピンは物価が安い国というイメージがありますが、実際に住んでみると驚くのが電気代の高さです。
私自身、フィリピンへ来る前は「日本の半分くらいだろう」と考えていました。しかし現実は、日本とほとんど変わりませんでした。
さらに飲食店を経営すると、毎月の電気代だけでなく、
- エアコン本体の購入費
- 取り付け工事費
- 定期的なクリーニング代
- 修理・メンテナンス費
まで必要になります。
この記事では、実際にフィリピンで日本食カフェを経営している私の経験をもとに、電気料金の実態やエアコンにかかる費用、店舗を借りる際の注意点まで詳しく紹介します。
フィリピンの電気代は本当に高い

私が調べたところ、フィリピンの電気料金はG7諸国と比較しても大きな差はありません。
「東南アジアだから電気代も安い」というイメージを持っている方も多いと思いますが、実際はそうではありません。
日本と比較してもほぼ同水準で、平均所得を考えるとフィリピンの家庭や事業者にとって電気代の負担はかなり大きいと言えるでしょう。
東南アジアの中でもフィリピンは電気代が高い

東南アジア各国と比較すると、フィリピンの電気料金はかなり高い部類に入ります。
例えば、
- マレーシア
- ベトナム
- インドネシア
- タイ
これらの国はフィリピンよりかなり安く、フィリピンはシンガポールに近い水準となっています。
東南アジアへ移住や開業を考えている方は、この点を事前に知っておくことをおすすめします。
私の飲食店の電気代はいくら?
私が経営している日本食カフェでは、
- 月7,000〜8,000ペソ
- 暑い時期は約9,000ペソ
ほどの電気代がかかっています。
飲食店としては極端に高い金額ではありませんが、毎月必ず発生する固定費なので、経営への影響は決して小さくありません。
電気代のほとんどはエアコン
私のお店では、電気代の約7,000ペソがエアコンによるものです。
営業時間は午前10時から午後7時ですが、お客様がいない時間帯はエアコンを停止しています。
以前、
- 一日中つけっぱなし
- お客様がいる時だけ使用
の両方を試しました。
私のお店では、お客様がいる時だけ運転した方が電気代を抑えることができました。
もちろん、お店の広さやエアコン性能によって結果は変わります。
フィリピンの電気料金は毎月変動する
フィリピンでは、1kWhあたりの料金が毎月変わります。
そのため、同じくらい電気を使っていても請求額が変わることがあります。
また、2019年に開業した頃と比較すると、現在は明らかに電気料金が高くなっています。
今後も値上がりする可能性は十分あると感じています。
エアコンは購入費だけでは終わらない
私が使用しているスプリットタイプのエアコンは
- 本体:32,000ペソ
- 取り付け工事:8,000ペソ
合計約40,000ペソかかりました。
しかし、本当の負担は購入後に始まります。
必要になるのは、
- 毎月の電気代
- 定期クリーニング
- 修理代
- 部品交換
などです。
エアコンは長く使うほど維持費が積み重なっていきます。
フィリピンではエアコンのクリーニングが重要
私が住んでいる地域は都市部ではありませんが、ホコリや湿気が多く感じられます。
そのため、エアコン内部は想像以上に汚れます。
私は4〜6か月に一度クリーニングしています。
料金は1,200〜1,500ペソ程度です。
また、自分でも3週間に1回程度フィルター掃除を行っています。
これだけでも内部の汚れをある程度防ぐことができます。
店舗契約では電気料金の請求方法を確認しよう
以前借りていた店舗では、
1kWhあたり15ペソ
で請求されていました。
しかし電力会社の料金を確認すると、その当時は約12ペソでした。
つまり約25%も高く支払っていたことになります。
もちろん、すべての大家さんがそうではありません。
しかし店舗によっては独自の単価で請求しているケースもあります。
店舗を契約する際は、
- 電気料金はいくらか
- 契約書に明記されているか
- 他のテナントは困っていないか
を確認することをおすすめします。
エアコンクリーニング業者選びにも注意
私は過去にクリーニング後、ファンモーターが動かなくなるトラブルを経験しました。
また、評判の良い会社へ依頼した際も、
最初は40分かけて丁寧だった作業が、
- 2回目:約30分
- 3回目:約20分
と徐々に短くなり、その一方で料金は値上がりしました。
もちろん事情があったのかもしれません。
しかし利用者としては、毎回作業内容を確認する大切さを学びました。
フィリピンで飲食店を始めるなら電気代も資金計画に入れよう
飲食店を始めると、多くの方は
- 家賃
- 人件費
- 食材費
ばかりに目が行きます。
しかし実際には、
- エアコン購入費
- 工事費
- 毎月の電気代
- 定期クリーニング
- 修理費
まで考えておく必要があります。
私自身、お店を経営してみて、エアコンは「買えば終わり」ではなく、維持するために継続的なコストがかかる設備だと実感しました。
これからフィリピンでカフェや飲食店を開業したい方は、こうしたランニングコストも含めて資金計画を立てることをおすすめします。
まとめ
フィリピンは東南アジアの中でも電気代が高く、飲食店ではエアコン関連の費用が経営を左右する重要な固定費になります。
この記事のポイントは次のとおりです。
- フィリピンの電気代は日本とほぼ同水準
- 東南アジアでは高い部類に入る
- 飲食店では月7,000〜9,000ペソ程度の電気代になることもある
- エアコンは購入費・工事費・電気代・クリーニング代まで考える必要がある
- 店舗契約では電気料金の請求方法を必ず確認する
- クリーニング業者は価格だけでなく作業内容もチェックする
※この記事の内容は、海外向けに英語でも動画で解説しています。英語学習を兼ねてご覧になりたい方はぜひどうぞ。


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