2019年からパートナーと一緒にフィリピンで日本食カフェを運営しているTakaです。
この7年間、お店のスタッフ採用を何度も経験してきました。
求人を出すたびに、「日本とはずいぶん違うな」と感じることがたくさんあります。
今回は、フィリピンでスタッフを募集してから面接を行うまでの流れについて、実際に私が経験してきたことをご紹介します。
これからフィリピンでお店を開こうと考えている方や、現地スタッフを採用する予定のある方の参考になれば嬉しいです。
フィリピンではFacebookが求人サイトのような存在
スタッフが退職すると、新しいスタッフを募集します。
フィリピンではFacebookの利用者が非常に多いため、私も求人はFacebookページや地域のFacebookグループへ投稿しています。
日本では求人サイトを利用することが一般的ですが、フィリピンではFacebookだけでも十分に応募が集まります。
私が住んでいるのはイロイロ市ではなく、その近くにある小さな町です。
都会ではないため仕事の数も限られていますが、それでも1回募集すると10人前後の応募があります。
決して少ない数字ではありません。
しかし、本当の勝負はここから始まります。
応募者全員と面接するわけではない
応募が10人あっても、その全員と面接することはありません。
最初に行うのは履歴書による書類選考です。
たった1枚の履歴書ですが、実はその人の仕事に対する姿勢がよく表れています。
募集要項を読んでいるかどうかは履歴書で分かる

募集要項には、
「履歴書はPDFで送ってください」
と記載しています。
皆さんなら、おそらくPDFで送るでしょう。
しかし実際には、
- JPEG画像で送ってくる人
- 紙の履歴書をスマートフォンで撮影した写真を送る人
- ピントが合っておらず文字が読めない写真を送る人
など、さまざまなケースがあります。
JPEGだから不採用というわけではありません。
私が見ているのは、「募集要項をきちんと読んで、その通りに準備してくれたか」という点です。
履歴書は、その人と会う前の第一印象です。
「お願いしたことを丁寧に進めてくれそうか。」
そんなことも自然と伝わってきます。
写真がない履歴書も意外と多い
履歴書に写真を付けていない応募者も少なくありません。
もちろん写真だけで採用を決めることはありません。
しかし情報が少ない履歴書では、その人の人物像を想像することが難しくなります。
書類選考では、「一度会って話してみたい」と思えるだけの情報があるかどうかも重要になります。
志望動機が書かれていない履歴書に驚くことも
履歴書の内容を見ると、本当にさまざまです。
私が特に気になるのは、志望動機がまったく書かれていない履歴書です。
応募してくれたということは、この仕事に興味があるはずです。
しかし、その理由が書かれていないと、「なぜ応募したのだろう」と感じてしまいます。
また、
- 学校名だけで在学期間が書かれていない
- 卒業したのか中退したのか分からない
- 会社名だけで勤務年数が分からない
- 担当していた仕事内容が書かれていない
という履歴書も珍しくありません。
私は学歴だけで採用を決めることはありません。
職歴が長いから採用するわけでもありません。
知りたいのは、
「どんな経験を積んできた人なのか」
ということです。
履歴書は本人より先に採用担当者へ届く自己紹介です。
情報が丁寧に整理されていると、「ぜひ一度会ってみたい」と思える可能性も高くなります。
面接まで進めるのは約半分
書類選考を終えると、
「この人とは一度話してみたい」
という応募者だけが残ります。
10人応募があれば、面接まで進むのは5〜6人程度です。
そこで一人ずつ連絡を取り、面接の日程を決めます。
私は毎回、少し早めにお店へ行き、応募者を待っています。
面接に来る人は意外なほど少ない
ここで皆さんに質問です。
6人と面接の約束をしたら、実際に何人来ると思いますか。
私の場合は1〜2人です。
残りの4人ほどは来ません。
しかも、「行けなくなりました」という連絡もないことがほとんどです。
日本で生活していた頃の私には、本当に驚きでした。
日本なら30人と約束すれば、29人くらいは来るでしょう。
急な事情があって来られなくても、多くの人は事前に連絡をくれます。
しかし、フィリピンでは事情が少し違います。
6人中1〜2人しか来ないということも、それほど珍しい話ではありません。
もちろん、待っている側としては少し残念です。
忙しい時間を調整して予定を空けていますからね。
それでも7年間暮らしていると、
「これもフィリピンでは珍しくない文化の一つなんだな」
と思えるようになりました。
まとめ
今回は、フィリピンでスタッフを募集してから面接までの流れをご紹介しました。
求人を出すこと自体は難しくありません。
しかし、
- 履歴書の内容
- 応募者の準備
- 面接当日に来るかどうか
など、日本とは違う点が数多くあります。
フィリピンで採用活動を行う場合は、日本と同じ感覚で進めると戸惑うことも少なくありません。
だからこそ、現地の文化や価値観を理解したうえで採用活動を進めることが大切だと感じています。
次回は、実際の面接ではどのような質問をするのか、何を見て採用を決めているのか、そして採用後のトライアル期間で重視しているポイントについて、私の経験をもとにお話ししたいと思います。


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