5年前はこんなしょうもないところをひと月1万円で借りたのでした。
前回の話はこちら。
Jさん家族の説明が結局長くなってしまいました。
これでも、かなりかいつまんだのですが。
裁判で事実上コテンパンにされて生き恥をさらすことになった、JさんとJさん家族のその後です。
フィリピン人のJさん家族のその後
Jさんは私に完全に叩きのめされたと思っていたのですが、なんとバランガイ(地区)を変えて私と同じ商品を売り出したのです。
それもレズビアンの姉と一緒にはじめたのでした。
しかも、彼女のFacebookには「Mushin Japanese Cafeとパートナーシップ」と記載されています。
そんなことをした覚えはない。
ですが、ラッキーなことにJさんは私の意見をいつも聞かない人でした。
私がなんども餃子や、たこ焼きソースの配合などを教えても、まじめに聞いていなかったために100パーセント私の商品をコピーできずにいたのです。
彼女の店は最初、私のみせの支店だと思って人が訪れていたようでしたが、やがてみんなが相手にしなくなりました。
それと同時に、売り上げが落ちたことでお金の取り合いから姉妹で喧嘩が始まったようで、二人は仲たがいをしてしまいました。
レズビアンの姉が店をやめて今度はマーケットの中でたこ焼きを売り出したのです。
つまり、私のみせ、Jさんの店、Jさんの姉の店、みんながたこ焼きを売っている状況です。
とてもカオスになりました。
最初にギブアップしたのはJさんでした。
彼女は6カ月しか店を維持できずに消えて行きました。
彼女の店のFacebookはとても奇妙で、投稿一つに言い値が100以上ついているのですが、なぜかマニラやセブなどまったく関係ないところからいいねが大量に届いているのです。
姉の店は今もマーケット内に小さいキオスクとしてありますが、一週間の半分は小学校高学年くらいの子どもが働いています。
児童虐待になると思うのですが・・・
彼女のたこ焼きはとても個性的で、油の代わりにマーガリンを使い、ニンジンとコーンを使っている動画が何回も流れていました。
売り上げは少ないようですが、やめるにやめられず、ほかの職業経験もないのでずるずる2年以上も続けているようです。
フェイスブックで見た限りですが、JさんのパートナーさんとJさんのお父さんは去年ご逝去されたそうです。
Jさんに何があったのかは存じませんが、お二人は天国で穏やかに暮らされていることと思います。
そしてJさんはまた私の商品を売り出しました
そして現在に戻ります。
Jさんはどこから調達したかわかりませんが、一定額を投資して、物件を借りてお店を再開しました。
なぜか「〇〇←彼女の娘の名前 Japanese and Indian food hub」となっていますが、どこにもインドの料理はなく、私の料理のコピー品が並ぶお店です。
フェイスブックにも母親や親せきとニコニコ顔で写真をアップし、「私はやり遂げた」と投稿しています。
なくなったパートナーの写真も一緒に持ってにこにこしています。
不思議です。・・・周囲には、「あいつとは別れた」と口にし、なぜか定期的に市内のホテルに泊まりに行っていたのに。
私が自分のお店のことをフェイスブックで紹介すると、その2時間後にはなぜか彼女も写真をアップする、というわかりやすい対抗措置を講じています。
なぜか親子丼に目玉焼きを載せたりしているので、多分私の店の影響はあまりないと思うのですが、どうなのでしょうね。
誰一人彼女を止める家族がいないのが正直怖いですね。
きっとJさんにとって、私に打ち負かされたことが本当に人生で初めてというくらい悔しかったんでしょうね。
4年経過しても、こうやっていまだに私の商品のみを販売するスタイル。
私の後ろをずっと追っていくのでしょうか。
かりにもし、私の店より有名になったとして、それで人生が楽しいのだろうか。
私はフードビジネスは利益率が低いからやめておけ、と何度もFBで発信しているのに。
絶対にオンラインの仕事のほうがいいのに。
そういえば、Jさんの店で働くスタッフは26日勤務、一日13時間拘束で募集をしているのを見ました。
面接官が彼女の母親で時間給が16ペソだそうです。
現在のイロイロの最低賃金は450ペソ、時給換算だと56.25ペソだから、彼女の店は最低賃金の三分の一以下。
最低賃金の3分の一以下で働く人を募集している・・・。
この条件で働くのは間違いなく中卒以下の人材です。
サービスの質が保証されているといいのですが。
そもそもばれたら捕まるだろうに・・・。
よけいな心配なのですが、おそらくは
①9時オープン10時閉店と言うスケジュールに、彼女自身か、スタッフがギブアップ。
②Jさんが従業員をこき使うことで、スタッフの怒りが頂点に達して、スタッフがやめる。
③Jさん自身もつらくなり、サービスの低下。
④初期投資も回収できないのに、月の家賃は払わなくちゃいけない悪循環に陥る。
こんな感じでしょうかね。
そもそもロケーションがよくないので、彼女の友だちと親せき以外は訪れるのが難しいことになると思うのですが。
やれやれです。
自分の店に集中します。
駄文失礼しました。