フィリピンのホーリーウィークとは フィリピン暮らし

フィリピンの「ホーリーウィーク(Holy Week)」は、カトリックの伝統に深く根ざした一年で最も重要な宗教行事の一つで、イースター(復活祭)に向けた一週間のことを指します。

歴史上スペインの植民地になっていたこともあり、今も生活に影響を与えています。

この週になると、町から人がほとんどいなくなってしまいます。

私のような商売をしている人にとっては死活問題です。

しかも、このホーリーウィークは毎年日にちが変わるのです。

例えば2024年は

3月27日から31日になっているのに、

2025年は

四月になっていますよね。

日にちも月もその年で変わるんです。

ホーリーウィークにはみなさん大抵、家や教会で過ごします。

1. パームサンデー(Palm Sunday)

  • 意味:イエス・キリストがエルサレムに入城した日を記念。

  • 特徴:教会ではヤシの葉(Palaspas)が祝福され、人々はそれを家に飾ります。魔除けとしても信じられています。

2. ホーリーマンデー〜ホーリーウェンズデー(Holy Monday to Holy Wednesday)

  • 比較的静かな日々で、祈りや教会での説教が行われます。

3. モーブサーズデー(Maundy Thursday)

  • 意味:最後の晩餐の日。

  • 行事

    • 洗足式(Washing of the Feet):キリストが弟子の足を洗った儀式を模倣。

    • Visita Iglesia(ビジタ・イグレシア):7つの教会を巡礼する習慣。

4. グッドフライデー(Good Friday)

  • 意味:イエス・キリストが十字架にかけられて亡くなった日。

  • 特徴

    • 一日中厳粛なムード。

    • テレビ・ラジオも宗教番組中心。

    • 十字架行列や実際に自らを十字架にかける過激な信仰行為(特にパンパンガ州など)もある。

    • 肉を食べず、断食する人も多い。

5. ブラックサタデー(Black Saturday)

  • 教会は静寂に包まれ、夜には復活の準備としてキャンドルを灯す「イースター・ヴィジル」が行われます。

6. イースターサンデー(Easter Sunday)

  • 意味:イエス・キリストが復活したことを祝う日。

  • 特徴

    • 喜びにあふれる祝祭的な雰囲気。

    • 「Salubong(サルボン)」と呼ばれる早朝の儀式では、マリアと復活したキリストの再会を演じます。

    • 教会ではミサやパレード、食事会などが行われます。

とくに、木曜日、金曜日はかなりの力の入れようになります。

私のお店には人が来ないばかりか、町全体から人が本当にいなくなってしまうのです。

当然お店は営業しません。

私が英語学校のマネージャーをしていた時は、毎月の授業数は20日、と決まっていました。

なので、毎週土日と国民の休日は絶対に守っていましたし、このようなイベントの日は土曜日をオープンにしたりして、トータルの授業数が20日になるように工夫していたと思います。

私のような飲食店にとっては毎日の売り上げがすべてですから、本当にこまる週になってしまいます。

あきらめるしかありませんね。

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