共同経営の提案がありました フィリピンでビジネス2024 その25

今回は共同経営を提案された話です。

共同経営、聞いた感じはかっこいいですが、そもそもどうなんでしょうかね。

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私と話がしたい、という夫婦

ある日、いつも通りに仕事を手伝っていたら話しかけられました。

私に話しかけてきたのは50代くらいのフィリピン人老夫婦です。

モブ女
モブ女
あの、オーナーの方でしょうか。
共同経営の件で今から少し話がしたいのですが。

この質問を昼ごはん時の私にした時点で、私のこの人に対する印象はあまりよくありません。

・私が書類上の経営者のわけがない。

スモールビジネスのオーナーに日本人は基本的になることはできない。

この人は外国人とビジネスの話をしたいのに、基本的な法律の知識なく私にアプローチをしています。

・客席が満席の状況

注文を待っているお客がいるのはあきらかなのに、その状態で「私と話がしたい」と話す時点で飲食の事を何もわかっていないようです。

私はこのお店をボランティアで手伝っているだけですよ。経営者はもちろんフィリピン人です。
Taka
Taka

私としては警戒しまくりです。

モブ女
モブ女
後でオーナーさんと話がしたいのですが。
後でならお話しできます。
見ての通り忙しいので今は厨房に戻らせていただけますか?ほかにもまっているお客様が大勢いらっしゃるので。
Taka
Taka
ああ、なんだこの面倒くさい人は・・・という印象です。

Takaさん、何あの人?
Rhaneさん
Rhaneさん
Rhaneさんも警戒します。

私と共同経営をしたいフィリピン人夫婦

しばらくは調理に集中して、ある程度のお客がいなくなってからRhaneさんと一緒に4人で話をすることに。

モブ女
モブ女
料理が本当においしくて、何度も来たんです。
値段もほかの日本料理屋と比べると安いし。
そりゃそうだろ。
どれだけ苦労しているか。
Taka
Taka
モブ女
モブ女
(某有名店)さんと比べても、
あまり変わらないくらいです。
けどあのお店はここの2倍以上します。
いやいや、全然クオリティ違うって。
あそこの店は俺の店と比べ物にならないくらいおいしいって。
Taka
Taka
モブ女
モブ女
それで、できるなら一緒に支店を隣町でださないかと思って。

ということでした。

女性は以前日本人と日本で結婚していたけれども、その後は離婚したそうです。

年齢は大体50歳くらいでしょうか。

現在は安アパートの経営をしているそうです。

共同経営をする上での私のメリットがない

単刀直入に聞いてみました。

Taka
Taka
共同経営をすることでの私たちのメリットはなんでしょうか。
投資が半分になることです。利益もですが。
モブ女
モブ女

これはだめです。

明らかに経験不足過ぎる。

確かにそうかもしれませんが、この人たちは考えが甘すぎる。

私の店の名前を使って、私の店の内装を使って、私のレシピを使って、私の技術を使って、そして利益と投資を折半したいといっています。

自分たちに能力がないから私の力を借りたいのに、利益は半分に分けたいという理屈がわかりません。

どう考えても私の立場からしたら、投資に対するリターンが少ないでしょう。

半々にしたいのなら、お互いの比重を考えた提案をしてもらわないと不公平すぎます。

もっと、この人たちだからできる特別な能力があることに期待したのに・・・。

相手に提案する際は、自分の利益じゃなくて相手の利益を優先して考えないとうまくいくはずがありません。

なんでこの夫婦はこのような程度の提案で、私たちが協力すると思ったんでしょうね。

この店をだすのにトータルでいくらくらいかかりましたか?
モブ女
モブ女
Taka
Taka
計算していないからわかりませんが、120万円程度じゃないですかね。
モブ女
モブ女
半分なら60万かぁ。。。
それくらいならだせそうです。
初期投資以外見てないのか。
やばいなこの人。
Taka
Taka

初期投資が120万かもしれませんが、ほかにも見えないコストはたくさんあります。

私個人としては、初期投資の3倍くらいのお金を持っていた方がいいかと思います。

店を始めたらすぐにお客が来るわけでもないですし、店を始めてから購入しなければいけないものもたくさん出てくるものです。

それにお金がない状況でビジネスをすると、判断力が鈍りますからね。

それに100万でも200万でもそれくらいの金額なら個人の規模であり、共同経営をするレベルではないかと思います。

共同経営をする上での私のデメリット

明らかに私にメリットはないので、その旨を伝えたのですが、あまり相手は理解していないようでした。

そもそも場所も決めていないようですし、「学生をターゲットにする」と話していましたが、彼らの地域には大学はないため、高校生が対象になります。

そうなると絶対に難しい戦いになるのはあきらかです。

いまの私の状況がそうですから。

となりのぶどうは甘そうだ、という話をよく聞きますが、彼らからしたら私の経営が非常にうまくいっており、たくさん利益を出しているように見えたのでしょうね。

ぜんぜんそんなことないのに。

彼らと一緒にすると、メリットよりもデメリットの方が大きいです。

・私のアイディアを使うのに利益は折半なのでストレスがたまる。

・話したこともない人たちとパートナー協定を結ぶリスク。

・法律関係に疎いため、必要な情報を集めたり、求められた際にふむーずに提供できるかわからない。

よほどいい提案をしない限りパスですね。

かかわらないほうがよさそうです。

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