今回は英語講師資格を目指すRhaneさんの話です。
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フィリピンではTESOLを持っていない講師もめずらしくない
そもそも、TESOLとは(Teaching English to Speakers of Other Languages)の略で、英語以外の言語を母語とする人たちへ向けた英語教授法のことです。
フィリピン人は英語が話せるとはいえ、教えられる根拠があるかどうかは別の話です。
正直なところ、今でもフィリピンの語学学校の講師は資格なしの先生が多いかと思います。
少なくとも私がマネージャーを行っていた時の学校では資格を持っている先生はごく僅かでした。
私がマネジャーを行った2年間の間で見た人材ですが、
能力と資格のある英語の先生は海外に行き英語講師をしてフィリピン以上に稼ぐ。
能力が伴わない先生や、フィリピンにいる事情がある先生はフィリピンで講師を行う。
このようなケースが多かったです。
今回RhaneさんがこのTESOLを取得しようと思ってくれたのは、現在教えている女性、ナオミさんにたいして、もっと上質な授業を行いたいという、彼女の内的なモチベーションに基づくものです。
本当に価値があるTESOLプログラムを提供しているかどうかはわからない
ここでTESOL、オンラインと検索するとたくさんの会社が出てきます。
ですが、よく見てみると怪しい。
・オンライン授業のみでTESOLの証明書を発行する
・ビデオ学習の後でレポートを送るだけ
・たったの35ドル
こんな感じで「すぐに」「かんたんに」「やすく」を売りにしているところがたくさんあります。
ですが、これらの会社はもちろんお金儲けが第一ですので、申し込んでくれた人の能力向上の一助になるかどうかはわかりません。
そもそも本当に認可されているかどうかもあやしいものです。
検索結果に出てきた上位3つの会社を調べてみましたが、現住所はアメリカ・イギリスなどとなっていますが、そこの住所を調べても、その会社は存在していませんでした。
なぜかフィリピンオフィスなるものが存在している会社もあり、フィリピンオフィスだけ機能しているところもありました。
今回Rhaneさんが申し込んだTESOLプログラム提供先について
今回Rhaneさんは、あえて本格的で難しいであろう所に申し込みました。
アリゾナ大学で提供しているTESOLプログラムです。
間違いなく本物のTESOLプログラムを提供してくれています。
私たちがここを使った理由は、「困窮者向けに奨学金プログラムを提供しているから」です。
本当ならひと月50ドル、5カ月から半年で終了するとして約300ドルかかるのですが、奨学金申請が通ったのなら無料で受講することができます。
私はお金があるから出せますが、Rhaneさん自身ができる限りやってみてできないようなら私が補助をする形のほうが望ましいと思えたので、今回は奨学金申請をしてみました。
自分がどれだけ貧乏で困窮しているかを考えて文章にしていきました。
今後Rhaneさんが学習を進めて行き、どうにかアリゾナ大学発行のTESOLを取得することができれば、間違いなくその他のうさんくさいTESOL資格の団体よりも価値がある証明書になります。
海外在住で英語講師になることもできることでしょう。
内容はちょっと見てみましたが、結構むずかしめでIELTSの5.0-5.5くらいないときつそうです。
ちゃんと英語できる人じゃないと受からなさそうな感じです。
ファイト!!!
私にできるのは彼女のために日本で買っておいた牛肉を焼くだけです。
おいしかった。
私も講師を頑張るかな。
今の私は、登録している某有名プラットフォームの中で、2100人いる日本語講師の中で5位に位置していました。
来年末までにはベスト3には入れそうな感じです。
ノウハウができてきたので稼ぐためのテクニックを販売したり、英語圏の人にリアルタイムで講座を開いてみても面白いかもしれません。
わかりませんが。